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2005年06月30日(木)

俺は~

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レンタル屋に行った。

中古CDが、200円だった。

ワゴンの中を、漁ったがやはりめぼしい物は見当たらない。

200円、だもんな。

思わず、呟きそうになった。

それでも、かごの中に詰め込まれたCDケースを指でなぞった。


指が止まる。


よく見ると、尾崎豊のトリビュートアルバムだった。


車に乗り、カーオーディオにCDを押し込む。

2曲目のミスチル以外、聴いたことのないミュージシャンだった。

それでも、耳に心地よい。




4曲目。

I Love You

宇多田ヒカルが歌っていた。

切な過ぎる歌声。



不意に視界がぼやけた。

涙だった。

ガキのころを思い出したのだろうか。

校舎のガラスも割らなかったし、バイクを盗んだりもしなかった。

むしろその逆で、好きな子に声もかけられずに、ひとり身を捩っていた。

そんな気の弱い、少年だったと思う。

こうして、大人になった今も、大して変わっていないのかもしれない。

初めて付き合った子は誰だったか。

考えても、はっきりとは思い出せなかった。

言ってみれば、その程度の恋だったということか。



学生時代、ダンパ(ダンスパーティー)で知り合った子と付き合った。

クリスマスを一緒に過ごしたり、彼女の部屋で一緒にご飯を食べたりした。

卒業を迎える前に、連絡が取れなくなった。

それで終わりだった。

ひょっとして、彼女と一緒にこの曲を聴いていたのか。




急に、シェリーが聴きたくなった。

俺には、お似合いの曲だ。


~俺に愛される資格はあるか~


さびの部分が、頭の中ではっきりと聴こえた。



尾崎豊 トリビュートアルバム

BLUE~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI




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2005年06月29日(水)

料理 「俺流 男飯」

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腹が減っていた。

米はある。

生卵をぶっ掛け、腹にかき込む。

それでもよかったが、食った後、いつも虚しくなるのだった。



何か、作ろう。

ただの思いつきだった。

冷蔵庫を覘く。

冷凍された、こま切れの豚肉と玉葱を取り出す。

肉はレンジで解凍し、玉葱は適当に切った。

フライパンに油をひき、肉を焼く。

みりんと醤油をふりかけた。

あとひとつ、調味料を入れるはずだった。


思い出せない。


かまわず、料理を続けた。

玉葱を入れて、蓋をする。

2~3分で、玉葱がしんなりしてきた。

それで完成である。

思いつきで料理した、豚丼。


焼肉かもな。


そう思いながら、喰った。

やはり何かが足りないような気もするが、それなりに旨い。

喰い終わったとき、ふと思い出した。

もうひとつの調味料。



それは、酒だった。

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2005年06月28日(火)

結婚という名の墓場

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「結婚は人生の墓場とは、よく言ったものよ」

以前、妻が言った。



どのような経緯で、そんな言葉を浴びせられたのか、思い出せない。

それでも、妻が墓場と思う気持ちは、わかる。

想い描く理想と違う。

それがすべてなのだった。



昔の恋人との比較。

友人夫婦との比較。

よく引き合いに出された。

いかに駄目な夫かということを、嫌と言うほど聞かされてきた。

そして、自分という存在自体がゴミのように思えてくる。



愛される資格すらない男。

ただの、木偶だ。

妻も働いていた。

俺一人の稼ぎでは、娘の習い事すら通わせることができない。

夫として、でかい顔など出来る筈もなかった。

妻の負担を、少しでも軽くしようと、家事を手伝ったりする。

時々、むなしい努力のように思えたりもする。



妻がいて、娘がいる。

それだけで、十分ではないか。

妻に罵声を浴びせられても、その気持ちを受け止めてやればいい。

優しい言葉をかけてくれるなどと、期待すること自体が間違えではないのか。





テーブルの上に、ハンバーグと玉子焼きが皿に盛られ、ラップされていた。

俺のために、作ってくれた弁当のおかずだった。

ありがたい。

素直にそう思えた。




くそったれ。

そう思うたびに、墓場に近づいて行くのではないか。



今の状況でも、十分幸せだ。


刹那、思った。




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