『石山離宮 五足のくつ オーナーのひとり言』 旅行家・山﨑博文の日記です

九州の西の果て、天草
東シナ海に面した山の上にある旅館
『石山離宮 五足のくつ』のオーナー の山﨑博文です。
「天草に生まれてよかった」と日々感じています。
五足のくつのこと、天草のこと、旅すること…
感じたままに…


テーマ:
石山離宮 五足のくつ オーナー 山﨑博文でございます。



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【天草 旅館 「五足のくつ」オーナー山﨑博文のひとり言】


このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない
   ~その23.『無知の強さ(恥ずかしいけれど…)』


1997年頃、何人かの設計士さんと打ち合わせを行った。
大体、以下の内容のような会話だった。

「その料金帯だと、高級旅館をつくられるんですね」
「いや、高級旅館ではありません。
高品質なものを作りたいのは確かですが、
高級旅館では、遠く天草までお越しになったお客様が
リラックスできないでしょう。
床の間の掛け軸を鑑賞して、居住まいを正して
お茶をすすることを望んでいらっしゃるでしょうか。
それよりも、布団に直行することを望まれないでしょうか」
そして、コラージュや
素描のプランなどを持ってきていただくのだが、
そのいずれもが、数寄屋建築の立派な高級旅館であった。

今思えば、知らないということは、
怖いことであると同時に、偉大な力にもなり得る

とつくづく思う。

当時の私には、お茶の素養や、
歴史ある高級旅館を
何十代にも亘って経営して来られた方々との親交などもなかった。
だから、この天草で自分がやるべき旅館像を追い求めていくことが
自由にできたのだと思う。


↑1990年ごろの私。
知らないからこそ自由に想像の世界で遊べたのではないだろうか。

******

石山離宮 五足のくつ
 オーナー 山﨑博文


九州の西の果て、東シナ海を見渡す天草の山の中腹に
2002年にオープンした全室露天風呂付き離れの客室
温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』オーナー。
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として
天草に生まれ、天草育ち。
趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。

石山離宮 五足のくつ
電話/0969-45-3633

天草下田温泉 旅館 伊賀屋
電話/0969-42-3011



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【天草 旅館 「五足のくつ」オーナー山﨑博文のひとり言】


このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない
   ~その22.『価格は、商品を物語る』


伊賀屋も浦安のラーメン屋「辰巳」も順調に売り上げを伸ばしていた。
天草と東京間を往復する間、私はさまざまなことを考えていた。

1997年頃、全国各地の自治体や観光協会などは
旅行客を増やそうと努力していたが、
私は、このことに疑問を持つようになっていた。
そろそろ旅行客数だけではなくて、
旅行客の消費単価を上げる努力をする時期にきているように感じていたのだ。
自治体の観光への投資はペイされているのか疑問だったし、
旅館の初期投資と、
宿泊料金のバランスが取れているのかについても納得できなかった。

一体、何が価格を決めているのかー
価格は、商品を物語る。

当時、旅行業界では「安、近、短」などと言っていたが、
果たしてこのことにより、
幸せになった旅行者、旅行業者はどれくらいいるのだろう。
ましてやその後、デフレ時代を迎え、
「安かろう、悪かろう」ではなく
適正な価格をはるかに超えて安い旅行商品が出回るようになった。
そのしわ寄せは、旅館側を直撃し、
旅館の経営や従業員の労働環境、納入業者の経営などを悪くする。

私は、決断した。

商いに於いて一番大事な商品価格の決定は
自分独自でやらなければならない。
たとえそれが世の流れに逆らうことになろうとも。

私は、宿泊料金を3万円にして戦略を練り直した。
この価格がお客様と地域と旅館の「三方よし」とする価格と思ったのだ。


↑「五足のくつ」の宿泊料金表
2002年オープン当時、
天草で1泊2食付30,000円の宿は五足のくつだけだった。



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石山離宮 五足のくつ
 オーナー 山﨑博文


九州の西の果て、東シナ海を見渡す天草の山の中腹に
2002年にオープンした全室露天風呂付き離れの客室
温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』オーナー。
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として
天草に生まれ、天草育ち。
趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。

石山離宮 五足のくつ
電話/0969-45-3633

天草下田温泉 旅館 伊賀屋
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【天草 旅館 「五足のくつ」オーナー山﨑博文のひとり言】


このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない
   ~その20.『東京ウォーカーと九州じゃらん』


『東京ウォーカー』にラーメン店「辰巳」の記事が掲載されてからは、
一日の売り上げが以前の倍の日もあった。
1990年代はじめの当時、インターネットは普及しておらず、
雑誌の影響力が全盛であった。
私は、伊賀屋でもこのような効果を作り出せないかと考えていた。
あれは忘れもしない1995年、
リクルート社から九州じゃらんが創刊された。
さっそく掲載を申し込んだ。

「天然温泉24時間いつでも入れます」
「新鮮な海鮮料理」
「イルカウオッチングできます」


こういった内容で、今思うとおかしいが
その効果はすさまじく、女将の母は驚いた。
それからは、
波止場でアジゴが釣れるようになると「サビキ釣りプラン」、
海水浴の季節には「天然白砂のビーチあります」
こんなことをやっていた。

そして、だんだんと写真の効果やプランのネーミングなどが
重要であるということなどがわかってきた。

そこで生まれたのが「エビカニ合戦プラン」である。
これは、大きい器に伊勢海老の活造りと
カニを盛ったプランですごくヒットした。
今でも続けているロングラン商品だ。
私は、これを童話シリーズにしようと思い、
「一寸法師プラン」
直径30cmほどの大きさのお椀にカニの味噌汁で笑いをとる。
続いて「浦島太郎プラン」
これは、お造りを蓋付きの器に盛り、
ドライアイスを入れて蓋を取ったら煙がでる。
また、風呂にバラを浮かべる「バラ風呂」も好評で
今も続けている。

こういった活動の結果、伊賀屋の売り上げは、
私が経営に加わった1986年の約三倍になっていた。



↑エビカニ合戦プランのメイン。
伊勢海老とカニが一度に楽しめる。
20年近くたった今も一番人気のプランだ。




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石山離宮 五足のくつ
 オーナー 山﨑博文


九州の西の果て、東シナ海を見渡す天草の山の中腹に
2002年にオープンした全室露天風呂付き離れの客室
温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』オーナー。
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として
天草に生まれ、天草育ち。
趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。

石山離宮 五足のくつ
電話/0969-45-3633

天草下田温泉 旅館 伊賀屋
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【天草 旅館 「五足のくつ」オーナー山﨑博文のひとり言】


このことが無かったら五足のくつはできなかったに違いない
   ~その20.『二週間ごとの上京』



アルバイトやパートの人たちは、当初、
我々を乗っ取り屋のように理解しているらしかった。
どうも前の店長がそういう説明をしており、
先入観を植え付けられているようだった。
だが、話してみると皆いい人たちで、
弟も安心したようだった。

私は、二週間毎に上京する生活が始まった。
この生活を何年か続けたことで
ある気づきを得ることができた。

それは、移動する距離や時間に比例して
意識が肯定的になるということだ。


例えば、長期の外国旅行などをして帰国し職場に戻ると、
なにか言い争いをしている同僚がいるとする。
その問題が、旅行前の自分には確かに
言い争いをするに値する問題であると思っていたのに
旅から戻ってその風景を見ると、些細な問題でしかない、
というようなことだ。

私にとっての当時の大問題は、
新たに自分の宿を造れるかどうか、ということだった。
そして、いい情報はなにもなく、
もう無理かというような時を過ごしていたが、
この上京を繰り返すことが、私の意識を肯定的にすることに役立った。
また、このことは、旅の意義や、
それに関わる宿というものの大切さを知ることにもつながった。

ラーメン店の経営は順調だった。
1年ほど続けた1994年の冬に角川書店の「東京ウォーカー」という雑誌の
「東京近郊でおいしいラーメン店」
という特集記事の取材を受けることとなった。
これが、このラーメン店のみならず、
伊賀屋の売り上げをさらにアップさせることとなる。




↑2012年11月に南米・ペルー、マチュピチュの遺跡にて。
旅をしている間の24時間と日常の24時間は違う。
時間の感覚も移動する距離や時間に比例しているように思う。


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石山離宮 五足のくつ
 オーナー 山﨑博文


九州の西の果て、東シナ海を見渡す天草の山の中腹に
2002年にオープンした全室露天風呂付き離れの客室
温泉旅館『石山離宮 五足のくつ』オーナー。
下田温泉一の老舗『旅館 伊賀屋』の六代目として
天草に生まれ、天草育ち。
趣味は散歩と温泉と水泳。旅行家としての一面も持つ。

石山離宮 五足のくつ
電話/0969-45-3633

天草下田温泉 旅館 伊賀屋
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