第10回ゴミゼロフェスタ=不用品交換市が去る9月27日靜岡市葵区の沼上清掃工場で開催されました。
ゴミゼロフェスタは文字通り不用品交換市。
もちろん、実際には交換するというより、不用品を自由に持ち込んでもらいスタッフが管理し
来訪者が、その中から自由に無料で持ち帰ってもらうイベントです。
それが今年は、10回目を数えたのです。

●●ゴミゼロフェスタは大成功!●●

ごみゼロ日記 静岡-ゴミゼロフェスタ大成功

 結果的には多くの皆様のご協力で、大成功に終わりました。
入場車台数283台カウント(昨年234台)※スタッフを除く推定入場者数800~900名
ボランティアスタッフ60名(昨年68名)。
昨年のよりも、車台数は多かったのですが、車の流れもトランシーバーや事務棟前の駐車場の活用など
まったくスムーズに流れ、渋滞は少なかったです。
※昨年は、動画を見てもらえれば、わかりますが大渋滞が起こりました

集められた不用品、古着は半端な量ではありませんでした。
しかし、それでも多くの来訪者によって、相当量が持ち帰られました
古着では、子供、女性モノはもちろんですが、今回は男性コーナーの持ち帰りも良かったようです。
しかし、開発紙業に持ち帰ってもらった量は大型車一杯の古着でした。(過去最大量でした。)

海外援助物資も文具、古着合わせて300kgを今回、フィリピン・カンボジアの方
「セブの少女たちに布地を送る会」(代表 河村恵子)を通して送ることができました。
そのためのカンパも29,121円集まりました。
アンケートは今年は42名

私達の目指すものはリサイクル(再資源化)の前に
リユース(再利用)を進めることであるし
大量廃棄の社会に少しでも歯止めをかける方策です。

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(1)ステキなレポートがあります
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その時の様子を、受入の責任者としてボランティアやってくれた「ゆいまーる」さんが
ブログで生き生きとレポートを書いてくれています。
ステキ発見♪ ゴミゼロフェスタ大盛況! http://fuuca.eshizuoka.jp/e443940.html

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(2)何故?清掃工場でゴミゼロフェスタを開催するのか?引取手がないものは最後にはどうなってしまうのか?
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●もらい手がない古着は森町の三和商事へ

ゴミゼロフェスタを理解するためには、そのことが大変重要です。
ゴミゼロフェスタでは、不用品と古着類、古紙類の大きくわけて3種類のものが持ち込まれます。
古紙を集めるのは、単に資源回収だけが目的ではありません。
余った古着を回収してもらうために、古紙だけでは開発紙業さんは運んでくれないので
古紙を回収するのです。
開発紙業に集められた古着は、静岡県周智郡森町にある三和商事に運ばれ
ウェス」「商品としての輸出される古着」「残念ながら焼却処分」されるものと分別されます

ごみゼロ日記 静岡-三和商事
写真上 三和商事の古着の分別ライン
※三和商事に関しては、古い記録ですが、ゴミゼロ通信02年2月3日号 http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/020203.htm
ご覧下さい。

だから古着だけの交換市なら地域でも可能です

●残された不用品の大半は焼却・埋立処分

そして、残された不用品です。
そこが清掃工場でゴミゼロフェスタを実施する最大の理由です。
昨今は、持ち込まれた不用品の大半は来訪者が持ち帰ってもらえるようになってきていますが、
そうは言っても、相当量が残されます。

ごみゼロ日記 静岡-破砕
<写真 上 第1回ゴミゼロフェスタ 不用品の破砕風景>
パッカー車が毎回登場して、その残されたものみんなで放り込み破砕処分されます。
※パッカー車=ごみ専用収集車で、ごみを放り込むと中で破砕しながら圧縮していきます
破砕工場で、金属類、可燃物、不燃物に分けられ、金属類は資源回収され、可燃物は焼却処分され、
不燃物は、直接最終処分場に持ち込まれます。


清掃工場だがらゴミゼロフェスタができるのですから、
もし、パッカー車が出張してくれるなら、どこか別の場所(川原など)でも開催が可能ということです。

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(3)せっかく持ち込まれた不用品をもう少し長く展示する方法は?
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もちろん、そうではない方法はあるはずです。
しばらく、展示して更に次の使い手を求める方法です。
モノによっては、明らかに、「これは古すぎてダメだな」というものはありますが。
相当、これは誰かに使ってもらえそうというものがあります。
そういう期待感はあるものはなんとかならないものか?と願うのですが。
そのためには専用のそういう「スペース=施設」が必要になります。
そして、それを誰が管理するのか?ということも大事です。

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(4)「常設ゴミゼロフェスタ?」を目指し「エコハウスしずおか」が出発したが…
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ごみゼロ日記 静岡-エコハウスしずおか
エコハウス静岡は05年4月23日オープンしました http://homepage2.nifty.com/ecoinfo/
格安の賃貸物件を探し、完全ボランティアで運営しながら、常時不用品・古着の持込をしてもらい
その不用品・古着を低価格で販売しているのですが、
その格安の家賃すら稼げないという状態が続いています。
古着は(2)項で紹介したように開発紙業経由でなんとかなりますが、それ以外の不用品の
売れ残りの処分には頭を痛めるところです。
本格的に市民にアピールできる「常設ゴミゼロフェスタ」となるには、市民の個人的努力ではかなり、無理があるのです。
その「エコハウスしずおか」も存続に向けて正念場を迎えています。

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(5)ゴミゼロフェスタの歴史を振り返る
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ゴミゼロフェスタは、10回の歴史の中、そのやり方を徐々に変化させてきました。

●持込不可品
第1回は事業系のゴミ以外なら、何でも持込OKだったのですが、
徐々に持込不可品を工場との話し合いの中、増やしていきました・
以下増えていった持込不可品です。
第2回「生ごみ・可燃ごみ」 第3回「家電4品」 第4回「不燃ごみ
第6回「ビン・缶・ペットボトルの資源ごみ」 第10回「家電5品(衣類乾燥機)」

●名称変更
第1回~3回=「ゴミゼロフェスタ」 第4回、5回=「サブタイトル=不用品交換市」 第6回~「メインタイトル=不用品交換市

●存続の危機
第7回目実施前から、存続はできないとの工場側から意見が何度も出てきました。
市長へのアピール等、いろんな手段を使って、存族を訴えてきて、何とか今年もできたわけです。

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(6)ゴミゼロフェスタの目指すもの!
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ゴミゼロフェスタでは、市民が気軽にモノを持ってきて、無料で持って帰ります。
「無料で持って帰るモノは、反って又簡単に捨てる可能性がある」と批判的な意見もあります。
又、靜岡市では、すでに生活用品活用バンク http://www.city.shizuoka.jp/deps/shouhi/bank.html
があります。リユースの推進なら、それで十分だという意見もあります。


月に一度の不燃粗大ごみの日は、多くの市民はまだ使えるかもしれないモノをゴミとして出します。
それはパッカー車で運ばれます。つまり、積み込まれた瞬間に、破砕されてしまうのです。
不用と人の手から離れた瞬間に破砕されるということです。

不用品が不用品としてではなく、又別の人の手で再利用され、生きる道を結構多くの人が求めていると思います。
だから、アンケートで見られるように、持ち込む人も、持ち帰る人も確実に市民の需要があるイベントなのです。
それがゴミゼロフェスタなのです。

ごみゼロ日記 静岡-くるくるショップ
<写真上 くるくるショップの風景>
ゼロ・ウェイスト宣言をした徳島県上勝町では、町で唯一のゴミステーションのとなりに「くるくるショップ」があり
常時、未だ使えるものを受け付け、そのショップで販売される。
東京都では、各区にリサイクルプラザがあり、家具の修理販売、修理コーナーなどリユースの目に見える形で
推進しています。

「くるくるショップ」「リサイクルプラザ」のようなものが
靜岡市にもあればよいのに、誰も未だ声を十分あげないまま、静かに時が流れていっています。


「2020年には、1990年比二酸化炭素排出量を25%削減」宣言した国・日本。
「靜岡市もその一翼を担う」と靜岡市議会で堂々と答弁した。(10月5日)

ならば、市民との協働事業として「リユース」政策を推し進めるために、更に大胆な一歩を踏み出すべきではないでしょうか。
行政と市民の協働作業で、目指せ!常設ゴミゼロフェスタ!

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<過去のゴミゼロフェスタの記録>
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●第1回(00.3.12開催)
開催時間10時~15時 事業系ごみお断りのみ

●第2回(00.11.12開催)
事業系・生ごみ可燃ごみお断り 不燃OK
第2回写真集

●第3回(01.11.11開催)
家電4品のお断り 不燃OK

●2002年2月3日森町三和商事訪問記録(古着の行方を求めて)

●駿河でんでん市場 2002年3月30日
地域通貨とひと・もの交換市(古着OK 使えるモノはリストだけ)

●第4回(03.3.12開催)
不燃ごみお断り 持込時間(10~12)と持ち帰り時間(11~14)の差を設ける
●集まったカンパは31,083円で古着の一部は海外援助に
会場が事務棟の横に移動(灰溶融建設の関係で) サブタイトル=不用品交換市

●第5回(04.2.29開催)
雨天開催 NHKラジオ告知有り

●第6回(05.4.17開催)
エコハウス静岡05年4月23日オープン  
NHKラジオ告知有り  230台以上  メインタイトルが「不用品交換市」になる

●第7回(06.4.16開催)
雨天開催 223台の車
NHKラジオ告知有り  開催危うし 第一テレビニュース

●06年11月29日「静岡市民百人の提言」ゴミゼロフェスタ存続アピール

●第8回(07.4.15開催)
NHKラジオの告知無し  第一テレビニュース

●第9回(08.4.13開催)
「第9回ゴミゼロフェスタin沼上清掃工場 不用品交換市」 YouTube動画 4分30秒

第10回ゴミゼロフェスタ チラシ PDFファイル205kb

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