先月のフッターのリンクバナーや記事の内容から
動物好きと思われているらしい ごん です σ(・_・)

何を言ってるんだ? って思われるかも知れないですけど
ペットレスキューや避難所、仮設住宅をペット同伴可能にする署名でそう思われているみたいなんですね

自分では、特に好きと思っているわけでもないんですよね、でも嫌いでもない
強いて言えば、街中で犬の散歩を見ても、外国人の観光客を見かけたのと同じような感覚なんですよ

お互いの言葉じゃ通じないしね・・・ f^_^;

知らない犬がひとりでふらふら歩きまわっていると
「お母さん心配してるから早く帰んなさい」って声かけてるし・・・ 変かな (?_?)

ちょうど1年前くらいに魚との接し方を紹介した記事があるんだけど
チコと鮫ならぬごんと石鯛 (別窓で開きます)

いつもこんな感じだ
近寄って来てくれれば、外国の小さな子が(見た目が違うって言う意味でね)キャンディーでも
差しだしてくれたくらいの感覚で「こんなおっさんにもありがとうね」みたいな気持だし

花が咲けばやっぱり外国の小さな子が(これもまた、見た目が違うって言う意味で)
ほほ笑んでくれた、くらいの感覚なんだけど

こんな話をすると必ず
「じゃぁ牛や豚や鶏はどうなんだ」って言う人がひとりやふたり出てくるんだよね

σ(・_・) 同じですよ、犬も猫も馬も牛も豚も鶏もサバもイワシもイネも雑草も

って言うと、そう言う人はたいてい、こう言うんだよね
「へぇ~ その牛や豚を食べるために飼育して殺してるのに犬や猫は~」って噛みついてくる

私にとってそう言って噛みついてくるのは
自分の都合の良いように、都合の良いだけ命がないとしているだけに思える

野生の世界ではどうなんだろう
テレビなんかで肉食獣が草食獣を追いかけて、狩りに失敗するシーンなんかを見た事があると思う
逆に追って来ない肉食獣のすぐ横を平気な顔で通り過ぎる草食獣を見た事もあるはずだ

三宅島は2,000年の噴火で島民が一時避難していたんだけれど
その、数年前から隣の御蔵島に生息する野生のイルカウオッチングが行われていたんだ

この三宅島をベースにしたイルカウオッチングを企画したのは、この島のダイビングサービスの老舗なんだ
小笠原でもイルカウオッチングは盛んなんだけど、小笠原のイルカウオッチングと違って

三宅島のイルカウオッチングの質は世界レベルと言っても良いと思う
野生の彼らの社会への影響を最小限にしようと言う取り決めがしっかりしているからだ

約5年間かけて生態調査をし、数年かけて漁協と交渉してルールを取り決め
イルカを優先に決められて行ったんだ

企画したのは老舗のダイビングサービスって言ったけど、調査や交渉(と言うより会議だね)の
中心にいた人物は ”ジャック・モイヤー” 先生と言えば知っている方も居るだろう

準備が整ったら、さぁオープン! じゃぁない
限定解放して追跡調査もされたんだけど、その時の話を聞いた事がある

Aさんと言う20代の女性はイルカが大好きで、限定解放ツアーの情報にいち早く応募した方だそうで
年に2回開催されたツアーに毎回参加を続けていたそうだ

そのAさんが3回目に参加した時にイルカたちの採餌(さいじ=餌を採る、捕食)に出くわしたそうだ
Aさんは人間で言えば小学校低学年くらいのやんちゃな男の子がお気に入りだったそうで

彼に会いに毎回参加していたらしいんだけど、彼もうすうす気づいていたみたいなんだよね

もちろんツアーでのイルカへの接触(タッチだね)は禁止、追いかけるのも禁止
ただし彼らからの接触はOK、彼らに誘われて付いて行くのはOK(エリア内に限る)

その彼等はサバの群れから食べる分だけを捕食していたのを5mの海底に膝を少し曲げて立って
見ていたんだそうだけど、例の彼が捕まえたサバを1尾、Aさんの足元に置き

Aさんの膝に総排泄腔(そうはいせつこう=排泄口・生殖器が格納されたポケット)を
こすりつけて行ったそうだ

どう言うことか判らなくて、同行していたモイヤー先生を振り向き、水面でこう言われたそうだ
「恋人にKISSされましたね、プレゼントは今いただかなくても宿で料理していただくと良いですね」

帰りの船でAさんは彼に「ありがとう」と手を振って
モイヤー先生に咳払いをいただいたそうです(船上での大声は禁止なので)

きっと彼はこう言ったんでしょうね
「キミ、前にも来たよね変な連中と一緒に、おとなしくて良い子だね、一緒に食べようよ チュ!」

野良猫にお弁当のカマボコをあげたら
その場で食べずに、時々振り返りながら持ち帰る姿を見た事はありませんか?

きっと彼にはそんな風に見えたんじゃないでしょうかね

野生での捕食は弱肉強食ではないんじゃないかなって思います
”健者生残(けんじゃせいざん)” だろうって思うんです

弱肉強食は弱い者が餌食になって強いものがありつくって意味ですよね
健者生残なら健やかな者が生き続けるになりますよね

野生のルールとしてどの生物でもこのルールに従っている
人だけが自分に都合の良いルールを作って従わせようとしているように思うんです

疾病者を救う医療は必要です
野生では助け合う事で弱者も健やかな一員と認められれば餌食にはならない事もありますよね
だから肉食獣も狩りを失敗しますから

生きるための食を支える農畜産も必要です
自分を大事にできない者に他者を大事にできるはずがないでしょう
草食の代表にされている牛だって体内に牧場を持っていて動物性たんぱく質を得ているんですから

人間社会を支える電力も必要です
しかし、使う者も提供者ももっと考えるべきと今回の震災で学んだはずですね

今日言いたかったのは
ヒト以外の生物(動植物)はヒトの所有物ではないって言うこと

ヒトにしても独自の社会を構成している動物なんだって言うこと

ヒト社会に関わっている他の生物とのつきあい方をもっと考えないといけないんじゃないかなって言うこと

1ヶ月前、あるブロガーさんのリンクをたどっていって
あるペットレスキューの報告を見た時に震えが止まらなくなった

あるペットレスキューのサイトで警告したうえでリンクの先に現場の、
ある写真をUPしていたのだ

覚悟をしてみたけど、後悔はしていないけど
現実として受け止めきれなかった

室内に置いて行かれ
1ヶ月ものあいだ救いの手を差し伸ばせなかった結果

そのサイトには ”共食い” と書かれていたけど
きっと絶望の中で友に『私を喰って生きよ』と身を捧げたと信じたい

書いていて気持ちの整理ができていませんので
コメントはご遠慮ください

ごん

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