『闇の太守〈4 桃源の巻〉』 山田正紀 講談社ノベルス | 表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)

『闇の太守〈4 桃源の巻〉』 山田正紀 講談社ノベルス

闇の太守〈4 桃源の巻〉 (講談社ノベルス)

闇の太守〈4 桃源の巻〉 (講談社ノベルス)
山田 正紀

講談社 1990-04
売り上げランキング : 643679

Amazonで詳しく見る
by G-Tools





主人公側の忍者チーム「御贄衆」が壊滅すると聞いていたが、


最終巻なんだからそれもありとあまり気にしてなかったが、


全七章のしょっぱな、第一章で全滅するという凄さ!


「御贄衆」は主人公の部下のチームなので、


唯一人生き残った主人公が反撃を開始するパターンかと思うと、


第二章で主人公も最後を迎える!


こうなると「実は生きていた!」のパターンだが、


そのパターンも二転三転する怒涛のストーリー展開で一気読みです。


戦闘シーンも読みどころ満載だが、


塚原ト伝との戦闘シーンが特に凄い!


日本史で一番強い人物はやはり塚原ト伝だよな。


ラストが駆け足になった感があるが、


光秀と秀吉の死のシーンはあるが、


信長は描写しないのが、正紀の信長嫌いが顕著でナイスであるw


山田風太郎をオマージュして、


結末はあっと驚く荒山徹ワールドに着地するというのも凄い!


もう一巻分欲しかったな。


荒山徹 先生にこれの続編書いて欲しいっす。


しかし、荒山徹 より先に山田正紀 が朝鮮ネタやっていたとは思わなかった。


天才山田正紀 の先見の明は凄まじいです。