『ミスター・マーダー』 ディーン・クーンツ 文春文庫
本書のベストセリフ
「あのなかでだれより不安や悲しみにうまく対処し、
だれより落ち着いていたのは、
小説を読んでいた人たちだった」
小説の効用を訴えた素晴しいエンタメ。
映画マニアの殺し屋と小説家が殺しあうという話。
クーンツの長い小説はキャラ集結小説なので、
敵と味方が全員集合するのに多大な時間がかかるパターンが多いが、
これは敵がただ一人のまま、100Pちょいで、
主人公の自宅に辿り着いてしまい、
200Pちょいでメインキャラ同士の銃撃戦が発生してしまうテンポの良さで珍しいパターンである。
まだ400Pも残っているのにどう展開するのかワクワクしたぞ。
主人公が序盤で負けて死ぬ話かと期待させる。
さすがにそれは無いが、
敵の胸に2発銃弾を叩き込み、
敵は死んでしまう!?
が敵の死体は消える!!
不死身の敵キタ━━(゚∀゚)━━!
で、敵は主人公サイドを地球征服を企む悪のエイリアンだと認識してるのです。
全人類の未来を守る為に戦っているつもりの敵。
そして主人公も敵も亡き者にしようと企む第三勢力が!
謎の三つ巴の戦いの衝撃の結末は!
買って読んで確認して下さい。
あれ、コレ絶版ですか?
ブで探して読んでね。