『読書通―知の巨人に出会う愉しみ』 谷沢永一 学研新書 | 表層人間の半可通読書とゲームリプレイブログ(略称半読書リプレイw)

『読書通―知の巨人に出会う愉しみ』 谷沢永一 学研新書

読書通―知の巨人に出会う愉しみ/谷沢 永一
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自称読書通、自称読書好き、自称本が好き!と言っても、


日本の小説にしか興味がないポンポコピーが多すぎるが、


日本一の読書家谷沢永一が通の名で紹介している本は、


全て学術書である。


本=小説だと思い込んでいるアフォへの会心の一撃ですなw


紹介されている物書きは、


①中村幸彦

②木村毅

③天野敬太郎

④矢代幸雄

⑤小野玄妙

⑥石川準吉

⑦瀧川政次郎

⑧市川本太郎

⑨岩本裕

⑩大橋武夫

⑪長澤規矩也

⑫上田辰之助


の12人。


さすがにマニアックだ。


もちろん読んだことあるのは一人もいません。


上田辰之助はプロレスラーの親戚かよ!


と思った記憶があるので、


どこかで名前だけは目にしたことがあるがw


それぞれが、知の巨人だとは理解出来たが、


彼らが研究した学問もマニアックなので、


彼らの本をたいして読みたいとは思わないのは、


本の本としてはやや欠点だな。


偉大な知の巨人たちだが、


秀才の努力型がほとんどで、


知的興奮するぶっとんだ天才型は長澤規矩也だけで、


感動のパワーポイントが薄い。


天才長澤規矩也が現代に生きていたら、


IT長者になっていたと思う。


長澤規矩也は綴じてない本を出版したという天才である。


エンタメ系なら都築道夫か泡坂妻夫に、


本の造型そのものにトリックを仕込んだ本があったと思うが、


真面目な学術本で製本を拒否する理由とは何か?


書誌学者長澤規矩也の本への愛に感動して下さい。


他の学者は、


書誌学者以外は、


国文学者、明治文化史学者、美術史学者、仏教美術史学者、近代史学者、法制史学者、儒学者、サンスクリット語学者、経営学者、経済学者であり、


元ネタの学問に興味がない人にはどうでもいいネタである。


てゆうか、美術や宗教が研究に値する知的レベルの高い学問かよww


長澤規矩也の魅力だけで買うのはキツイか?


空理空論を弄ぶ左翼理論はボロクソに言ってるので、


堅実な右翼の人は買っても損はないだろう。