『読書通―知の巨人に出会う愉しみ』 谷沢永一 学研新書
- 読書通―知の巨人に出会う愉しみ/谷沢 永一
- ¥777
- Amazon.co.jp
自称読書通、自称読書好き、自称本が好き!と言っても、
日本の小説にしか興味がないポンポコピーが多すぎるが、
日本一の読書家谷沢永一が通の名で紹介している本は、
全て学術書である。
本=小説だと思い込んでいるアフォへの会心の一撃ですなw
紹介されている物書きは、
①中村幸彦
②木村毅
③天野敬太郎
④矢代幸雄
⑤小野玄妙
⑥石川準吉
⑦瀧川政次郎
⑧市川本太郎
⑨岩本裕
⑩大橋武夫
⑪長澤規矩也
⑫上田辰之助
の12人。
さすがにマニアックだ。
もちろん読んだことあるのは一人もいません。
上田辰之助はプロレスラーの親戚かよ!
と思った記憶があるので、
どこかで名前だけは目にしたことがあるがw
それぞれが、知の巨人だとは理解出来たが、
彼らが研究した学問もマニアックなので、
彼らの本をたいして読みたいとは思わないのは、
本の本としてはやや欠点だな。
偉大な知の巨人たちだが、
秀才の努力型がほとんどで、
知的興奮するぶっとんだ天才型は長澤規矩也だけで、
感動のパワーポイントが薄い。
天才長澤規矩也が現代に生きていたら、
IT長者になっていたと思う。
長澤規矩也は綴じてない本を出版したという天才である。
エンタメ系なら都築道夫か泡坂妻夫に、
本の造型そのものにトリックを仕込んだ本があったと思うが、
真面目な学術本で製本を拒否する理由とは何か?
書誌学者長澤規矩也の本への愛に感動して下さい。
他の学者は、
書誌学者以外は、
国文学者、明治文化史学者、美術史学者、仏教美術史学者、近代史学者、法制史学者、儒学者、サンスクリット語学者、経営学者、経済学者であり、
元ネタの学問に興味がない人にはどうでもいいネタである。
てゆうか、美術や宗教が研究に値する知的レベルの高い学問かよww
長澤規矩也の魅力だけで買うのはキツイか?
空理空論を弄ぶ左翼理論はボロクソに言ってるので、
堅実な右翼の人は買っても損はないだろう。