うふふブック、一区切りの最終回である今回は、ちょっと違う観点から書籍を取り上げます。

電子書籍、電子ブック、デジタル書籍、eブックなどなど呼び名は色々あるようですが、つまりは紙上の印字ではなく、画面の文字を読む形態の本です。

 

1990年代から専用機での電子ブックの試みはされていたようですが、2010年のiPadの発売により、この年は電子書籍元年と呼ばれ、以降急激に広がってきたという歴史があることがもわかるように、専用機だけでなく、PC、携帯、スマホ、タブレット、と機器の変化によって、この書籍の仕組みも変わってくるという特徴があります。

 

そんな中、岐阜県図書館で興味深いセミナーがあるというチラシを見つけて、昨年8月~11月まで途切れがちではありましたが、通いました。(なので、今回はかなり力が入ってます)

誰かの電子書籍を読むのではなく、自分で出版、セルフパブリッシングの講座です。

 

ICTグローバルコミュニケーション講座:英語で本を出版

ICTというのは、最近大学などでも行われている(もしかすると中学・高校でも) Information and Communication Technology の略。情報通信技術と訳されるこの言葉。耳にすることも多くなっていますが、簡単に言えば、IT技術を使ってのコミュニケーション、特に教育の場においては、文部科学省が公立学校においてパソコンやデジタルテレビを導入し、子どもたちの情報活用能力の育成を図るための「ICT環境整備事業」を展開しているという話も聞きます。

 

そんなわけでこの講座はそういうやり方で進んだのでしたが、私(Kuni)でもついていけるのだろうかという不安と、面白そうだという期待を胸に岐阜市まで通ったのでした。

 

以下、講座のレポートです。(潜入レポートみたい~♪)

 

①ザックリと言えば、まずは英語の文章を書くための準備をEvernoteというアプリで取り込んだ教材(講師オリジナル)で学習していきます。これは各自が自宅で行うため、講座では、そのアプリの取り込み方などを教えてもらいました。

 

②そして、各単元ごとに作った英文(作成したものをgメールで講師に送り、内容のチェックをもらってから)を、各自のtwitterに公開していきます。

さらに、書き溜まっていったこの文章を各自のブログに載せるという段階がやってきます。(私は通常ペースに追いつけなかったのでこの段階はパス) ここで、写真なども入れて少しずつ書籍化への夢が膨らんできます。

 

③このように進んですべての単元が終わると、あら不思議、書籍用の文章ができあがっていたのです。文章は講師の指定以外のものは認められませんので、自分のアレンジというのは不可なのですが、とにかくMy Lifeという自分史のようなまとまった英文が出来上がります。

 

この先は、ある電子書籍の出番でした。

「サルでもできるKindle電子出版2017」 著者:海河童

(注:この本は電子書籍でカーリルには掲載されていないため、ネットで検索してみて下さい)

 

④電子書籍はいろいろな形で出版が可能ですが、この講座ではKindleで出版というのを目指すので、KDP(Kindle Direct Publishing)を利用して登録して出版するため、講師から上記の本を取得するように指示があり、各自がこの本を見ながら(もちろん画面で!)KDPの登録の仕方を学んでいきます。これが中々の難関で、自信のない人は、講座で集まった時にみんなでやりましょう、という形で進みました。

 

⑤登録に際し、この本にあるやり方ではうまくいかない部分があり、何人かが同じ状況になって私も同様だったのですが、それを解決するやり方を発見した参加者がいて、このトラブルをクリアすることができました。そして、やっと「出版されました」というメールがやってきた時は、とてもうれしかったです。

 

⑥講座では主にいくつかのアプリの使用が指示され、各自の判断で取り込んで利用するため、同じ機種を使っている参加者同士で教え合いながら進んでいく、という時間がほとんどでした。これはICTだけでは味わえないダイレクトなコミュニケーションでしたね。英語の文章を書く時間は全くないので家での学習が必須です。タイプミスはかなり厳しくチェックされます。

 

以上が大まかな流れですが、詳しくはこちらをご覧ください。

 

ICT講座というのはこういうものか、という体験になりましたが、スマホやタブレットも使ったけれど、私の場合は、結局最終的にはPCで作業するのが一番楽でした。EvernoteもPCで利用できます。

 

そして、この講座に通われていた山本君二(くんじ)さんのインタビューをさせていただきました。山本さんは、多治見市在住で太多線で岐阜まで通われたとても優秀な受講生なんです。私は完全に落ちこぼれていましたが、講師にいつも「山本さんに聞きなさい」と言われ、お世話になっていました。登録時のトラブルの解決策を見つけたのも山本さんです。

 

仕事で英語に触れる機会が多かった山本さんですが、こういう形で英語で文章を書くというのは初めての試みで、この受講によりまた新たな楽しいチャレンジがいろいろと出てきたそうです。

多治見市の英語多読クラブを取材した時にもお会いしてビックリ。こういうご縁はとてもうれしいです。

 

さて、取り上げたのは電子書籍ですが、やはり関連本のご紹介はカーリルの紙の本です。いつものように↓こちらのカーリルページでご覧いただけます。

 


クリックでカーリルのページへ)  

 

「電子書籍の衝撃 」 佐々木 俊尚
「紙の本は、滅びない」  福嶋 聡
「電子書籍の基本からカラクリまでわかる本」
「Kindleセルフパブリッシング入門」  小泉 俊昭
「[CD&電子書籍版付き]CNNニュース・リスニング 2016[秋冬]」  CNN English Express編

 

「うふふブック」の今までのご紹介本は、こちらのカーリルレシピページからご覧いただけます。

 クリックでゴルサンレシピのページへ)

 

岐阜県図書館では、今後もこの講座を行なう予定があるようです。

詳しくは図書館にお問い合わせください。
http://www.library.pref.gifu.lg.jp/
昨年の講座のチラシのPDFはこちらで。

https://www.library.pref.gifu.lg.jp/event/kakushu/file/ict2016.pdf


そして、最終回のオマケということで、電子書籍ではこんなこともできるという例を一つあげておきます。
"Good and Cheap" by Leanne Brown
https://cookbooks.leannebrown.com/good-and-cheap.pdf
この本は、アメリカの低所得者向けの食糧費補助対策制度フード・スタンプを念頭に置いて1日4ドルで作れるレシピを提供しようという主旨で著者が協力者と共同で作り上げたレシピ本。これがPDF版では無料でダウンロードできます。英語の勉強にもなりますよ。
こういう社会貢献にもつながることが電子書籍では可能になる、という例でもあります。

 

電子書籍に関しては、色々な意見があるようですが、自分の本を出版するということが身近になる、ということでは、このセルフパブリッシングという方法は画期的ではないかと思いました。講座で学んだKDPというのはあくまでもセルフパブリッシングの一形態ですので、他にも様々なやり方があります。もし、ご興味を持たれた方はご自分にあった方法でチャレンジしてみてください。そして、チャレンジされた方は、ぜひご感想などをお寄せください。

 

FM PiPi 専用メッセージフォーム から
またはeメール info@fmpipi.co.jp
FAX
0572-24-7630

までお願いします。
番組名「ゴールデンサンデー うふふブック」とお書き添えください。

 

最終回は、ちょっと力が入って長くなりましたが、1年間うふふブックをお届けできたことをうれしく思います。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。

また、時々番外編などをお届けできる日を楽しみにしております。

 

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ホームページから http://www.fmpipi.co.jp/

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