カウントダウンタイマー
2008-04-12 18:35:17

体が覚えてる そして、みんなが覚えてる

テーマ:映画を語る か行

ガチ☆ボーイ

3月16日(日)に鑑賞。


「タイヨウのうた」の小泉徳宏監督の2作目ということで楽しみしていました。


タイヨウのうた 」は大好きな作品です。

YUIの魅力が最大限に活かされていました。

この映画で、初めて彼女を知り、今ではすっかりファンの一人です。

NEW アルバム「I LOVED YESTERDAY」も只今視聴中。


さて、私の中で佐藤隆太というのは「IWGP」(「池袋ウエストゲートパーク」)組という認識があります。


長瀬智也をはじめとして、妻夫木聡、坂口憲二、窪塚洋介、山下智久、阿部サダヲと実に多くの、今をときめく人気者を輩出して来た作品。


その彼がスタントもなしに傷だらけで、ガッツリ取り組んだ熱い想いの溢れた作品。


劇団モダンスイマーズの舞台劇「五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~」が原作。


モダンスイマーズの作演出の蓬莱竜太は「劇団演技者」の中の「さよなら西湖くん(06)」や

「舞台 世界の中心で、愛をさけぶ」「舞台 東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」など潤色にも定評がある。

名脚色で名を馳せた、その稀代の劇作家が今度は自作を脚色される側に。


この作品の脚本は何と、無駄な動きの多いレフェリー、ボラギノール日野役で映画にも出演している

西田正史が担当。

多才だ!

伏線を上手く張った脚本は彼本人の出演場面で最大限に活かされることとなる。

あのスローモーションの場面は緊迫した中、ホント心から笑わせてもらった。

あれはズルイ!というか面白すぎ。

一服の清涼剤的名?迷?シーンとなった。


「タイヨウのうた」の雨音 薫もそうだったが、今回も主人公五十嵐良一は高次脳機能障害という病に侵されている。


ガチ☆ボーイ


小泉監督は枷を背負った主人公が好きなのだと、誰もが思ったことだろう。


しかし話を聞くと、どうもそうではないようだ。

彼は人に指摘されて初めて気付いたというくらい、そのことには無頓着だったのだから。


小泉監督曰く

「僕は日常生活で壁にぶつかっているとか、逆境に立ち向かっている人にすごく魅かれます。

もしかすると、無意識の内にこういう題材を選んでいるのかもしれない」


彼のこの少し天然な感じが、映画の中でさりげない優しさ、暖かさとして上手く表現されているように感じる。


例えば、息子良一(佐藤隆太)と上手く接することが出来なくなった恒雄パパ(泉谷しげる)が初めて息子の日記を読む場面がそれに当たる。

泉谷パパのやさしい眼差しと滲み出る息子への愛情に、心が洗われるような、胸が締め付けられるような、何とも言葉では上手く言い表せない感情が湧き出てきて、私はそこだけで、思わず涙がこぼれてしまった・・・・・・。


妹の茜(仲 里依紗)が兄のために、授業そっちのけで自転車を走らせるシーンにもそれは顕著だ。


例えば、五十嵐が激しい雨に打たれるシーンに代表される、少し雨が降り過ぎでオーバーかなと感じるところも多々あるのだが、全体が優しさに包まれているので、私は余りそのわざとらしさが気にならなかった。


何よりも映画全体を支配している熱い想いがいい!


私は小泉監督の作風が好きなんだと思う。

彼の想いに共感できることに幸せを感じた。


最大の見せ場である最後のプロレスの試合シーンはもう最高!!!

涙涙涙汗( ´(ェ)`)、涙無くしては観られませんでした。

大感動でした。

映画館が暗くて良かったと思える瞬間。


奇跡のように全てを記憶していた五十嵐が、試合直前にに全くゼロからのスタートになってしまう哀しさ。

それを見せられているだけに、余計に試合のシーンは引き込まれてしまった。


また相手チームのシーラカンズが憎憎しくって良い!

とことんヒールに徹しているのが素晴らしい。

だからこそラストのカタルシスが心に染みる。

「ロッキー」に通じる美学がある。


例え精神が忘れてしまっても体は覚えているものだ。


そのことは五十嵐に教えられるまでもなく、今年で15年目に突入した歌のレッスンにおいて

先生から常日頃から言われていたが、今回映画を観て、そのことをより強く認識することとなった。


歌の先生は言う。

「とにかく体が反応することが大事だ」と。

出来ないことは出来ないのではない。

多くの場合、考えすぎて、自分で自分を駄目にしているのだと。

出来ないと言うほどそのことを経験していないのだとも・・・・・・。


苦手だ。

出来ません。


そう言う前にちょっと考えてみよう。


苦手と言えるほど、その苦手なものに対して経験を積んでいるのかと。


この映画の五十嵐は教えられたことを一日経てば、みな忘れてしまう。

でも、最後の最後で証明してみせる。


頭は忘れても体は覚えているのだと。


大切なのは自分の肉体を信じることだ!


この一点がが特に心に響いた。


もっと自分を信じて生きてみようじゃないか。

馬鹿な頭はいらないのだよ、捨ててしまえと。


ガチ☆ボーイ

役者陣も好演で、特に泉谷しげるのパパのあったかさ、生足が妙に色っぽいサエコ


ガチ☆ボーイ


舞台では日野役だったデビルドクロさんを演じた小椋 毅の強面の外見からは想像ももつかない優しさ、


ガチ☆ボーイ


ドロップキック佐田を演じた川岡大次郎の胡散臭い三枚目演技が印象に残った。彼女役も最高!!


そして忘れてならないのは主人公五十嵐良一を演じた佐藤隆太の誠実な演技。

彼は五十嵐そのものだった。

ガチ☆ボーイ


試合をやり切った彼の澄み切った笑顔に心から拍手を送っている私がいた。

何とも気持ちのいい映画ではないか。

勝負なんて関係ない!


その瞬間に全てを賭けられるか、それが大事。


だって、後悔したって同じ瞬間は2度と来ないのだから・・・・・・。


五十嵐、オレはあんたを一生忘れないよ!!


ガチ☆ボーイ

好きな人が出来ました。

おっと、間違えたо(ж>▽<)y


好きな映画がまたひとつ出来ました(笑)。


ガチ☆ボーイ

ガチ☆ボーイ

コメント

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1 ■こんばんは。

ご訪問ありがとうございました。

この映画、本当に素晴らしい作品だったのに、あまりヒットしなかった様子で残念です。こんな感動できる映画こそ多くの人に観てもらいたいのに、なかなか伝わらないものですね。

2 ■私ものこ作品大好きです。

訪問&TBありがとうございました。

こちらからもTBさせていただきます。
また遊びに来てくださいね。

3 ■コメントありがとうございます

>丹下段平さん

こちらこそありがとうございます。
そうですね。ヒットしなかったのは残念ですが、この作品の評価とは別だと思います。
いい映画はいい(^^)
自分たちの記事を読んで、多くの方の目に留まることを切に願います。

>kain さん

こちらこそありがとうございます。
kainさんもお時間ありましたら、また指を運んでくださいね^^

4 ■こんにちは!

TB、コメント有難うございました♪
せっかくの感動作、このまま地味に終らせるのが惜しい出来でした!
実は重いテーマ。でも主人公が明るく前向きで、
とりまく皆が温かい♪
ヒーローはいない、イラナイ青春映画でしたね!
沢山の人に観て貰いたい邦画です★

5 ■こんにちは

小泉監督は、若い監督ではありますが、しっかりツボを押さえていて、メリハリがあり、よても観やすい作品を作られる監督ですよね。
このガチボーイもとても楽しい作品でした♪

6 ■こんにちは。

コメント&TB 有難うございました。
  
熱い青春映画という感じでしたね。
障害云々は別として、何事も継続が大事ということを、改めて思うことができた作品でした。

7 ■コメントありがとうございます 其の弐

>kiraさん

こちらこそありがとうございます。
そうですね。
出演者全員温かかったですね。

いや、私の中では五十嵐は確実にHEROですよ。
ホント観て欲しいですね。

>やっぱり邦画好き・・・さん

そうなんですよね。
非常に観やすい作品をつくるかたですよね。
私も大いに楽しみました。

>ニッシーさん

こちらこそありがとうございます。
熱かったですよね!

“継続は力なり”

間違いないです!

8 ■こんばんは。

TB コメント有難うございました。咲太郎さんのレビューには共感する部分がありました。確かに何か壁にぶち当たっている時に、頑張ろうって思える作品です。良かったですよね。

9 ■コメントありがとうございます♪

訪問ありがとうございます。

落ち込んでいる時や、道に迷っている時に観ると最適かもしれないですね。

いい映画ですよね^^

10 ■こんばんは

咲太郎さん、こんばんは!

>出来ないと言うほどそのことを経験していない
障害のために五十嵐は、毎日、毎日、新しいチャレンジをしているんですよね。
彼のチャレンジは決して無駄ではなく、頭は覚えていかなくても、身体は覚えていてくれる。
そして仲間も。
彼のがんばりが、決して絶望的なものではなく、何か希望があるように思えました。

11 ■コメントありがとうございます

ガチガールでふ☆『忘れる』…歳なのかなぁ~。それともスノボで頭うちまくってるからかな~。でも無くした物が戻ってきて良かったですね(^O^)

12 ■佐藤隆太が

意外と良い俳優だったので驚きました。IWPGはあんまり見てなかったので、彼の演技をちゃんと見るのは初めてかもしれません。意外とあんまりいないタイプの俳優ですよね。

でも、やはり個人的な意見ですが、最後は勝って欲しかったです。「ロッキー」が勝ったように。

13 ■コメントありがとうございます(^^♪

>はらやんさん

チャレンジして失敗することは決して無駄ではないんですよね。
だってやってみなければ、失敗するかも分からないじゃないですか。
逃げずに自分自身と戦った、五十嵐にただただ拍手でした。
結果はあれでしたが、彼のように挑み続けていれば、何かいつか掴める日が来るんじゃないか。
そんなことを思いました。

>jyabu-buさん

歳とかあまり気にしない方がいいですよ。
忘れっぽいとかって、年齢じゃないと思います。

そうなんですよ、運が良すぎました。
絶対もう無理って思っていたので。

>ブランデッドさん

彼の良さは嫌味がないところですね。
幸四郎主演の「柳沢教授」とか「木更津キャッツ」
とか、結構いい作品に面白い役で出てますよ。

ロッキーも試合結果は負けでしたけどね。

14 ■すいません

「ロッキー」のイメージが4あたりまでなもんで、最新作も見てなかったです。というか1でも負けたんでしたっけ?何か記憶が曖昧ですいませんでした

15 ■えーとですね

パート1は善戦するも判定負けなんですよ。
アポロに初めて勝つのはパート2なんですよ。
そして、ファイナルは1の流れを踏襲してます。
だから、五十嵐の試合とすごい似てるんですよね。

勘違い、記憶違いは誰にでもありますよ。
お気になさらず。
(>_<)

16 ■こんばんわ

トラバありがとうございました。
映画@見取り八段のくうです。
どうも、ウチはアメブロさんにトラバが飛ばないみたいで
お返しできずスイマセン~(>_<)

すごく感動させてもらった映画でした。
小泉監督は、障害があっても重々しくは描かないですね。
爽やかな感動がある映画でしたね。
心に残りました。

17 ■今晩は!

こちらこそ、訪問ありがとうございます。
ようこそ。

そんなことないですよ、TBされてましたよ。

申し訳ありません。
m(__)m
ブログタイトル下の掲示板に表記してあると通り、TBは承認制なんですよ。
ですから、反映されていなくても失敗ではないので、ご安心を!

涙なしには最後の試合は観られないですよね。
ホント感動しました。
小泉監督の次回作が楽しみですね(^.^)

18 ■熱い~!

五十嵐クン、毎朝アレをやってるとは、凄い努力家で負けず嫌いで、まごうことなくヒーローですね。
邦画も、元気になれ、かつ好きな作品が増えてきて嬉しいです。

19 ■訪問感謝!

五十嵐くん、ホントあれを毎日やっているなんて、まっこと頭が下がります。

彼のヒーローぶりは、どこかロッキーに通じるものがありますよね。

邦画も楽しい作品が増えて来て、ホント嬉しいですよね!
観たいものが多すぎて、選択に困ります(>_<)

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