巻いてくれて、ごやっけさぁ
テーマ:映画を語る は行堤 幸彦監督の待望の新作!
期待度100%で観に行きました。
私は堤監督の大ファンです。
なので、私の見方はかなり偏ったものであるかもしれない
ということをまず最初にお断りしておきます。
堤監督はこういう割としっかりした芯のある映画を撮った時にこそ
その真価を発揮するように思います。
例えば、人間の生死を扱った「ハンドク」、
切ない愛を謳った「愛なんていらねえよ、夏」
映画で御馴染みの名作「世界の中心で、愛をさけぶ 」(以上連ドラ)
「恋愛寫眞」「明日の記憶 」(以上映画)
といったような。
勿論「ケイゾク」「トリック 」「IWGP」「STAND UP」「大帝の剣 」「スシ王子」
のような小ネタ満載の楽しい作品も大好きです。
この『包帯クラブ』ではいつものトリッキーな演出は控えめで
正攻法で勝負しています。
BGMが突然すっぱり消える演出はそんな中でもかなり効果的でインパクトがありました。
柳楽優弥asディノ
「シュガー&スパイス 」で切ない恋を演じていた少年が
今までの殻を破ったハイ・テンションでぶっ飛んだ役に挑戦しています。
彼が劇中で
「何もしないであきらめるよりはやってみてダメだった方がよくないか?」
というような台詞を吐くのですが、この考えに激しく同意です。
石原さとみasワラが何もしないうちから人生をあきらめていることに対しての台詞です。
だって、やってみたら、ダメじゃないかもしれないじゃないですか?
ひょっとしたら上手く行くかもしれない。
1%でも可能性があるのなら、そこに賭けてみたくなるのが
人間なんじゃないでしょうか?
彼の姿を見ていて、希望を簡単に捨てるべきではないと思いました。
諦めるのはやってみてからでも遅くはないのだから。
彼が下手くそな関西弁を話すのには意味があり
彼の一見奇抜に見える行動にもちゃんと理由があるのです。
柳楽は心に闇を抱えていながら、何とか前向きに人生を進んで行こう
という
悩める若者の心の叫びを伸び伸びと演じて新境地を開いたと思います。
学生時代の友人に会いに行くシーンは胸に迫るものがありました( iдi )
事実上この物語の主人公であるワラを演じた石原さとみ
この作品では、彼女の魅力が全開で、その良さが最大限に活かされていたと思います。
黙っていりゃあ優等生に見える美少女
そのツンデレ美少女が暴言を吐き、蹴りを入れる。
そのギャップがとっても魅力的で、彼女も新境地開拓だと思います。
私が特にお気に入りなのは
「ドンマイ
」
「ドンマイ
」![]()
彼女がこの言葉をいうシーンです。
とても短いシーンですがとっても好きです。
ふたりの夫婦漫才もいいですね
「HERO 」の久利生&雨宮もいいのですが
ディノ&ワラも素敵です。
実は私自身も女の子とこういう掛け合いをするのが好きなので
映画の中での男女の掛け合いを観るのは我がことのように凄く楽しいのです。
貫地谷しほりasシオのコミカルな演技は楽しくて、ムード・メイカー的役割を担っていました。
田中 圭asギムの新たな一面を見てショックを受ける場面の可笑しさは満場一致
でした。
心の傷に包帯を巻くという包帯クラブの行為は多くの人に勇気を与えたり
前に進むきっかけを与えます。
しかし、その反面、実は善意でやったことが逆に知らず知らずのうちに人の心を傷つけているという事実は衝撃的です。
実生活に於いて、私自身もそのつもりはないのに、知らず知らずのうちに誰かを傷つけているのかもしれないのです。
佐藤千亜紀asリスキ、関めぐみasテンポという2人の旧友との再会のシーンは胸が痛みました。
それから“ごやっけさぁ”という言葉が度々登場してとても印象に残りました。
これは学生時代の仲良し四人組が所属していた「方言クラブ」からの言葉。
感謝の気持ちを込めてごやっけさぁ
素直に言えない、照れくさくて言えない
そんな時にはごやっけさぁ
みなさん、使ってみたらいかがでしょうか?
包帯が色んな巻かれ方で登場し面白いのですが
圧巻なのはやはりこのシーン!
これは恐らく空撮だと思うんですが、ブライアン・デ・パルマばりに回転しながら
の登場には“めまい”が(笑)!
自分の言った言葉が、ひょっとしたら誰かを傷つけているのかもしれんと思やあ
迂闊にしゃべれなくなってしまう(苦笑)。
もっと慎重に言葉を選ばないといかんなあ・・・・・・。
観終わった後の後味は頗るさわやか。
バリバリの娯楽大作もいいけれど、
地味でも、こういう伝えたい何かががある映画こそ、多くの人に観てもらいたいなと心から思います。
興味を持った方は是非!
包帯クラブの面々にごやっけさぁ
堤監督にごやっけさぁ
この映画に出会えたことにごやっけさぁ
(*⌒3⌒*)
包帯クラブ 主題歌 『強くなれ』 高橋 瞳(Movie version)
P・S
私の大好きな堤 幸彦監督作品
「ケイゾク」「IWGP」「トリック(特にパート2)」「愛なんていらねえよ、夏 (超お薦め!)」










1 ■無題
咲太郎さん、私の所、訪れてくださってありがとうございました!
私も堤監督の作品大好きです。
当初は「IWGP」や「ケイゾク」など、ちょっと奇をてらった作品が多かったですよね。
それらもかなり好きでしたが、
「明日の記憶」を見て、印象がだいぶ変わりました。
「あ、堤監督ってこういう作品も撮れるんだ~」って。あの映画も、今回も「包帯クラブ」もとっても良かったですよね。
ちなみに、女性の私にも「ドンマイ♪」のシーンは、愛すべきとっても好きなシーン!