アヒルと鴨の違いがわかりますか?
テーマ:映画を語る あ行このなんともいえない胸を締め付けられるような感覚は何だろう?
( iдi)(・_・、)(TεT;)『アヒルと鴨のコインロッカー』を観ていて最後までこの感覚が抜けなかった。
この感覚は人によっては切ないとか、苦しいとか、胸がキュンとなるとか
そう表現するかもしれない。
ただ私にはどの言葉も相応しくない気がした。
旅先で、何処か見たことがある原風景を目にして
言葉では上手く言い表せない郷愁に囚われ、懐かしい気持ちになったことはないだろうか?
どちらかというと、そんな気持ちに近い気がする。
それは劇中で印象的に流れる、あるいは口ずさまれる
ボブ・ディランの「風に吹かれて」のせいなのか?
うーん、考えれば考えるほど分からなくなる。
でも、私を惹きつけて止まない何かがこの映画にはある。
原作者である伊坂幸太郎氏が手放しで喜んでおられると聞いた。
だから何なんだ!
原作者が気に入ってるからと言って、必ずしもいい映画だとは限らないだろう。
いや、そんなことはない。
この映画は紛れもなく良質の作品である。
そう断言してしまおう。
アヒルと鴨の違いは何なのか?
そんなことはどうでもいい。
いや、よくないのだが、劇中で明かされるので
私がここで明かすまでもないだろう。
この作品はまず、何が素晴らしいか?
物語の展開に至るプロットが素晴らしい。
いい意味での裏切り方が素晴らしい。
そう、それはまるで霧の中を彷徨っていて、
ある日突然霧が晴れ、目の前の視界がパッと開けたような
そんな感覚に近い。
さっきからしきりに感覚の話をしているが、上手い表現が見つからないのである。
「えっ、えっ、えっ、そうなの?そう来ちゃうの?」
してやられたというよりは、
どうしても嵌らないパズルのONE PIECEがピタッとはまった
あの気持ちよさに近いかもしれない。
観ている私たちはそれまで観ていた視点を覆され、また新たな観点で物語を見直すことになる。
この展開は正に秀逸!以外の何物でもない。
この裏切りのプロットが映画にするに当たり難しかったと聞く。
原作ではどのように表現されているのか、非常に興味深い。
おそらくこの映画を観ようと思っているあなたは、何の予備知識も持たずに行かれるのが得策だろう。
私は正にそうでしたから。
原作を知る人にも、楽しめると聞くが、何も知らない方がもっともっと楽しめるそうだ。
出演者では、何と言っても瑛太
彼が素晴らしい!
彼の前半と後半のキャラクターの演じ分けは見事という他はない!
『さようなら、小津先生』
『ウォーターボーイズ(ドラマ版)』
『サマータイムマシン・ブルース』
『好きだ』
『のだめカンタービレ』
と沢山の出演作を観て来たが、この作品の彼はすごくイイ!
役に嵌るとはこういうことか
と納得させられる。
このまま突っ走っていってくれると嬉しいなあ。
一ファンとしては。
彼の持ち味が100パーセント生かされた役だなあと思う。
代表作になったかな?
『プロポーズ大作戦』の榮倉奈々ちゃんにアタックするモテナイ君もいい味だったし。
『シュガー&スパイス』では出番は少なかったけど、目立っていたなあ。
松田龍平、初めてカッコいい!と思いました。
彼が演じる役からは、強さと信頼感を感じました。
もし、私が女だったなら是非彼に守ってもらいたい。
本人はこう言われるのを嫌うかもしれないが、やはり血は争えない。
カエルの子はカエル
関めぐみ嬢の真っ直ぐさもいい。
その大きな瞳に宿る意志の強さが印象に残る。
この映画にも『冒険者たち
』のような聖三角関係が見られます。
『天国は待ってくれない』『そのときは彼によろしく』
男女男のこの関係、最近多いですね。
総じて男優陣が素晴らしいと思いました。
ペット虐待のシーンは怖かったなあ。
不満やストレスが溜まって爆発して
何処に向ければいいのか分からなくなる時
そんな心の闇のはけ口がこういう弱いもの虐めに発展するのかなあ。
背筋がぞっとしました。
(ノ_・。)
「風に吹かれて」
この曲はついつい口ずさんでしまいますね。
♪HOW MANY ROADS MUST A MAN WALK DOWN・・・・・・
涼やかなる風が心の中を通り過ぎる
聞き終わった後のこの感じはなんだろう?
これまた言葉で表現するのは難しい。
日本映画にまたひとつ名作が誕生した。
ちょっと素敵な大人の童話を作り上げた
中村義洋監督を初めとするスタッフの仕事に
チーン!
とグラスを合わせたい気分。
あ、勿論シャンパングラスで。
(*⌒3⌒*)
















1 ■コメント有り難うございます
コメント有り難うございます!
永作さんは何時観ても素晴らしいですよね。
アヒル~観に行かれたんですね、
私も行かなければ!