カウントダウンタイマー
2007-07-27 00:36:53

このタイトル、なんか好きだなあ(*´▽`*)

テーマ:映画を語る は行

本日(7月27日)の東京の最高気温は32.7度

今年一番の暑さだったそうで。

でも未だ梅雨明けしていないとはどういうことじゃ?


さて昨晩、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を観に行ってきました。


私は実はこの作品、舞台を観ています。

2004年11月、青山円形劇場にて

チケットの半券を見直しても席番しか書いていないので

いつ行ったのかは、はっきり分かりません。


ただ、観に行こうと思ったきっかけはチラシのイラスト↓。


青山円形劇場チラシ


森山 塔塔山 森の別名を持つエロ漫画家(と括ってしまうのは申し訳ないのだが)

山本直樹氏の書いたイラスト。

このイラストになんとなく惹かれてしまった。

それと劇団本谷有希子の名前が前々から気になっていて

是非一度と思っていたので、この機会にチケットを電話予約しました。


当時のキャストは


伊達 暁


和合宍道  伊達 暁(写真上、左下) 阿佐ヶ谷スパイダース

和合澄伽  森尾 舞(右下) 俳優座


伊達&森尾


吉本&菅原


和合待子  吉本菜穂子(写真左上)  劇団チャリT企画

清深のボーフレンド 菅原永二(右上) 猫のホテル 〔舞台ONLY〕


鳥山愛子


和合清深  鳥海愛子(元劇団員)

本谷有希子


漫画の編集者 本谷有希子(作・演出) 〔舞台ONLY〕


でした。


正直、映画を観るまでどんな内容だったかほとんど忘れていたのですが

部分部分を明確に思い出しました(^o^)


余談ですが、観劇当日、チラシと同じデザインのクリアファイルがもらえたのが嬉しかったのを覚えています。

今は楽譜入れとして使っています(@^▽^@)


腑抜けども、悲しみの愛を見せろチラシ

舞台と映画の大きな違い

場面が変わるところ。

舞台は和合家のセットだけで進行するのですが

映画は田舎の何ともいえないノスタルジックな風景インパクトがあり

広がりを感じました。


キャストも所謂芸能人キャストで固められており

舞台より親しみやすかったかなと思います。



サトエリ②


サトエリこと佐藤江梨子が自意識過剰のわがまま女澄伽(すみか)


佐津川愛美③ サトエリ&まなみ


次女 清深(きよみ)にえっ素顔はこんなに美少女なの?とびっくりさせられた佐津川愛美


永作博美


宍道の妻 待子(まちこ)にアイドル時代よりも輝きが増している永作博美


そして長男宍道(しんじ)に日本の映画界にこの人あり

永瀬正敏


映画好きなら思わずそそられるキャスティング


先ほど少し触れましたが、冒頭から田舎の風景のヴィジュアル

強烈に訴えかけて来て引き込まれます。


何と言っても

清深澄伽インスパイアされて何かに取り付かれたように

漫画を書くシーンが印象に残る。。

思わず鳥肌が立っていました。


この清深を演じる佐津川愛美さん、美少女なんですねえ。

映画を観ている限りは全然そうは思えなくて

素顔にちょっとびっくりでした。


永作さんも可愛い!

とても三十代には見えない可愛らしさ。

顔ちっちゃい!


とんでもなくお人好しの妻待子さんを面白おかしく巧みに演じていて

芸域を広げたのでは?


動かない扇風機に呪文をかけるシーンは笑ったなあ。


宍道に自ら覆いかぶさって行く、格闘技のようなラブ・シーン

ここが良かった。

これは舞台版でも、私が唯一覚えていたシーン

舞台では、今回オーディションの審査員役で出ていた吉本菜穂子さんが演じていた。

この人の時もエロスがあってよかったなあ。

名場面だと思います。


さて、この作品のトラブルメイカーである澄伽

彼女を演じるサトエリ

役とリンクしていてよかった。

女優を目指して上京したものの

全く売れず、両親の死をきっかけに

田舎に舞い戻ってくる。


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

自分の過去の過ちを清深が漫画にしてしまったことが

上手く演技できない理由だと決めつけ

ことあるごとに清深を苛め抜く。


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

中でも、「自分のいいところを百箇所挙げて歌にしろ」という場面の病み具合はすごい。

おい、そこまでやるか、やりすぎだろ!

と思わず突っ込みました。


最も衝撃( ̄Д ̄;)だったのは

オーディションのシーン。

彼女が審査員たちにつけた言いがかり

最低限の台詞も覚えて来ないで何言ってるの!

自分の身分を弁えなさい」

というようなことを言わせてしまうのである。


何処にそんな自身があるのか、この大根役者

確かに自信は必要だけど、根拠のない自信

勘違いの自信なら、持たない方がよっぽどいい。


そんな最低の女がサトエリと重なって妙にしっくりきて

違和感なく観られました。


おまけに借金まみれで、同級生に体を売る始末。

この同級生のはぎちゃんがいい味で、誰がやってるんだろうと思ったら

山本浩司さんだった。

金髪でロン毛だったので全く分かりませんでした。


この映画の最後の仕掛けも面白かったです。

映画ONLYの仕掛けですね。

「トータルリコール」かよ、おい!( >o<)~ノ☆


永瀬さん家族の秘密に苦悩する男を自然体で演じてました。

最後のあの、うつろな疲れたような目、表情が目に焼きついて離れません。


人間の怖さ、儚さ、悲しさを垣間見る112分


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

澄伽清深宍道の三人がそれぞれ抱えているどうしようもない心の闇

でも何故か憎めない。

その闇の部分に何処か共感している自分がいた。

認めたくないけど、心の奥底では・・・・・・。


それはきっと私も彼らと同じように足掻いて這い蹲って生きているから。


これもまた人間と人間のぶつかり合いのドラマ


うん、観に行ってよかった。


ラスト、澄伽と清深の対決は一応の決着を迎えるのだが、

その後二人はどんな人生を歩んで行くのか?

想像したいような、したくないような・・・・・・。


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ


『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

このタイトル長いけど、なんか好きだなあ


舞台、再演されるのならもう一回観たい。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろチラシ②


おまけ


本谷有希子


AERA」表紙は本谷有希子さん



P・S


この日は上映前に、吉田大八監督と映画監督役土佐信道(明和電機)さんのトークショー

がありました。

明和電機といっても、土佐さんは電気屋さんじゃないですよ。

アートの集団なんですね。

で、自ら発明したライフルで林檎を挟むので、打ち抜くのか思ったら

ただ万有引力の法則により真下にストンと落ちただけでした。

笑が起きていました。

こんなものを真面目に作ってるなんて面白すぎです。


土佐信道


土佐信道さん

※今現在(映画とトークショー)はロン毛に色眼鏡で写真とは全く違う風貌でした。


腑抜けバーナー


腑抜けども、悲しみの愛を見せろトークショー第2弾決定!

【日 時】8月10日(金)最終回(20:00)上映前

【登壇者】本谷有希子さん(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」原作者)× 吉田大八監督

於:渋谷シネマライズ


舞台版DVDはこちらから↓


舞台版 腑抜けDVD

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コメント

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11 ■サトエリ嵌ってましたね

そうなんですね。
結構知らない方もおられるようなんですが
DVD も既に発売されています。
確かに怖かったですね。
彼女の行動の全てが。
私にとっては
他人事ではない
反面教師的映画でした。

10 ■サトエリのパワーに圧倒されました。

この作品、舞台化されていたんですね。
前知識0で行ったので、咲太郎さんのコメントで初めて知りました。確かに面白そうですね。
私的には、サトエリが怖くて怖くて仕方無かったです。
色んなイメージもあると思うのですが、とにかく嵌り役で良かったと思います。
私にとってはホラー映画でしたけど^^なかなか興味深い作品でした。
こちらもTBさせて頂きます。

9 ■ようこそ!

「チャットモンチー」の主題歌もよかったですよ。
映画、きっと楽しめると思いますよ。
チケットショップで買えば前売りよりちょっと
安く買えます。
是非是非お姉さまと!

8 ■コメありがとうございます!!

もともと私、この映画の主題歌を唄うチャットモンチーが好きだったんですが、映画の内容も凄くおもしろそうで小説を買ったんです★☆
映画もかなり観たいですね(●´艸`)!!!
時間とお金に余裕ができたら姉でも誘って観にいこうかな♪←ww

7 ■訪問ありがとうございます

はい、観ました。
当時「劇団本谷有希子」がとても気になっていまして、自分の名前を劇団名にするなんて
相当自信があるんだろうなあ
なんて思いながら・・・。
実際はそんな思い上がった人ではなく
謙虚な方でしたが・・・。
おお「AERA」をご覧になっていたとは・・・・・・。

あの宍道と待子のLOVEシーン
すごく好きですね、私。

あ、こちらこそよろしくお願いします。

6 ■コメント&TBありがとうございました

舞台、ご覧になったのですね。

私は、あまり演劇を観にいくということはなく、本谷有希子のことは、「AERA」の表紙で初めて知りました。

確かにあのラブシーン、良かったですね。欲しいものは手に入れる待子の本質がよく現れている場面だったと思います。

これからも、よろしくお願いします。

5 ■コメントありがとうございます!!

>peramaxさん

こんにちは。
読みやすかったですか、ありがとうございます。
これからも読みやすさは心がけたいと思います。
舞台、偶然にも観てたんですねえ。
まさか映画化されるとは思ってもみませんでした。
確か、舞台版はDVD出ているはずなので
気になったのなら買われてはいかがでしょうか?
永作さん、実物はもっと可愛いそうですよ。
カメラマンの友人がそう申しておりました。
は~い、参考になるようにがんばります!

> domaさん

こんにちは。
楽しく見て頂けてよかったです。

私もdomaさんの記事、興味深く読ませていただきましたよ。
「女の子なら誰もが“特別”でありたいと思う」
男にはない観点が新鮮でした。

私自身舞台観たのが三年も前のことなので
はっきりと覚えてなくて、曖昧でごめんなさい。
「興味深かった」そう言って頂けて、救われた気がします。

憎めないのは、きっと何処か自分の中に、彼らと同じものを持っているからでしょうね。

冒頭の映像から圧倒されましたよ。
あの空気感を出せるのはすごい!

永作さん、いい女優さんになりましたよね。
彼女あっての映画「腑抜け」ですね。

4 ■垣間見る

こんにちは、はじめまして。
TB&コメントをいただきありがとうございました!

咲太郎さんのレビューとても楽しく拝見させていただきました。
舞台版にも興味を持っていたので、舞台と映画の比較も含めたコメントが本当に興味深かったです。ありがとうございます。

ほんと『腑抜けども』、人間の内面を垣間見させられましたよね。
でもあれだけの一筋縄ではいかないキャラクター達だけれども咲太郎さんのおっしゃる様に憎めない。

それに私も風景に圧倒されました。
デカデカとそびえたつ山に向かって澄伽が自転車を押して歩いていくシーンや対照的にのほほんとした農作業のシーンなど田舎の風景が強く印象に残っています。

まちこを演じた永作博美さんも本当にすごいの一言。永作さんの存在と演技力がものすごく作品を引っ張っていたと思います。

3 ■こんにちわ。

咲太郎さんのレビュー、ものすごく読みやすくて参考になりました!舞台も見てたんですねー。いいなー東京。永作さん、ほんと可愛かったですね!
又、参考にさせてもらいます^^

2 ■おはようございます^^

コメントありがとうございます!
参考になって良かったです。
やはり人のレビューはあくまでも参考ということで
興味もたれたなら、是非ご自分の目で!
佐津川さん、美人でびっくりしました。
女性は化けますね。

どうぞ、また遊びにいらしてください。
お待ちしてます。

1 ■こんばんは

すごく細かなレビューで
とても参考になりました!
予告編を観てすこしぞっとしたので興味を持ったんですが
もっと観たくなりました^^
妹役の子、じつは奇麗なんですね!
役者魂ってすごい。

また覗かせていただきます^^

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