一年前の今日・・・
一年前の今日は火曜日・・・
朝早く起きてきた長男は
”夜中、気持ち悪くて3回ももどしそうになって
眼が覚めた”と・・・・
また”暑い!”というので
もしやと思い熱を測ってみました。
37.2度・・・
普通ならどうって事無い微熱でしたが、
腹痛を訴え続けていたので
今日は学校を休ませてゆっくりさせる事に。
この日は長男の家庭訪問だったため、
朝から掃除をしたり買い物をしたりと
寝ている長男の体調をさほど気にすることなく
午後一の家庭訪問。
担任の先生の”大丈夫ですか?”という問いに
”大丈夫だと思います”と答えました。
先生が帰った後、
トイレの便器の淵と壁にかすかな血の跡・・・
点々と数箇所見つけました。
”あれ、何だろう?前からあったっけ?”
と不思議に思っていました。
長男が起きてきたので
”もしかして血を吐いてない?”
”喉が痛いなんてこと無い?”
と私が聞くと
”う~ん”と力の無いそっけない返事・・・
その時はまだ、喉に傷があるか炎症を起こしていて
咳か嘔吐した時に血も混じっていたのかも?と気楽に考えていました。
夕方4時ごろ、トイレから
”オエェ~~~ッ”という長男のすごい声
急いでトイレにいかけこむと便器の中は血の海・・・大量の血
”ヤバイ”と思った私はすぐに近くの公立病院へ電話をかけ車で急行・・・
すぐに検査が始まり・・・
採血、CT、胃カメラなどなど・・・
まもなく輸血が始まり、看護師さんたちも慌しく動き、
外科の医師も呼ばれ・・・・
一体どうしたのか何があったのか不安はつのるばかり・・・
どのくらい時が過ぎたのか
医師から長男の状態についての説明が始まりました。
病名は”バッドキアリ症候群”・・・?聞いたことの無い病名・・・
肝臓移植が必要になる可能性が高いと・・・
何が何だか分からない・・・
一体何が起きているのか・・・
主人もかけつけ、二人で説明を聞くがあまりの突然の出来事に二人とも呆然・・・
そんな中、医師は、肝移植術が可能な熊本の公立病院と連絡を取ってくれていました。
長男の吐血は、胃に出来た静脈瘤の破裂が原因でした。
島の公立病院では完全な止血をすることができず、応急処置での止血・・・
鼻から細い管のようなバルーンを入れ、胃で膨らませ止血する処置が・・・
鼻からでたバルーンの管を強く上に吊るしている状態・・・とても辛くて痛そうな表情。
医師もこの処置が痛いとの事で軽く麻酔もかけていると・・・・
痛そうな表情で横たわっている長男を見るのがとても辛くて・・・
熊本の公立病院への搬送の話が具体化してきて
でも、もしかして明日の朝までには状態が改善しているかもと思いつつ
医師より
”明日は熊本の天候が悪く、救急ヘリが飛べない可能性が高いので、安全策を取って朝一便の飛行機で鹿児島本土に飛び、救急車で熊本の公立病院まで救急搬送した方がいい”と・・・・
一晩中、長男の側についていてあげるつもりでいまいましたが、
医師が
”明日の為にお母さんは家でゆっくり休んでください”と・・・
準備もあると考え、後ろ髪を惹かれる思いで、
夜の12頃やむなく帰宅・・・
帰宅後すぐに熊本行きの準備・・・
何だかわけが分からず、きつねにつままれたような感じで、
でも長男がとんでもない状態にあることだけは確かで
長男のTシャツ、ズボン、下着、タオルなどなど・・・・頭が混乱する中、準備を始めました。
”そうだ靴を忘れずに持っていかなきゃ”
”靴を持って行って、この靴を履いて帰ってくるんだ”と・・・
この靴を忘れて行ったら、もう靴を履く必要も無く(最悪の状態で)帰ってくるような気がして・・・・
”元気になってこの靴を履いて帰ってくるんだ”と長男の靴を抱きしめ祈りを込めてバックにつめました。
準備を終えて、”明日の為にも体力をつけておかなくては”と思い、ひとまず床に就きましたが、
結局、一睡もする事は出来ませんでした・・・・
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
長いブログを読んでくださり
ありがとうございました。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚