Windows Mobile端末X01HTからiPhoneへ乗り換えてみて感じた事 | GoGo! Machead!

Windows Mobile端末X01HTからiPhoneへ乗り換えてみて感じた事

私がiPhoneを購入する前に使っていたWindows Mobile携帯「X01HT」、そしてiPhone。

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お互い「スマートフォン」というカテゴリの携帯ですが、
使ってみるといろいろと感じるようになってきました。

羅列すると以下の7つの点です。(かなり長文です)

1.電話のしやすさ

  iPhoneは電話する際に画面の大半がキーパッドになって操作が指で簡単に番号が入力できます、
  通話を開始して耳にiPhoneを顔に寄せると顔の接触で誤作動が起きないようにディスプレイが
  ブラックアウトする仕組みになっています。(ここは賢い)
  音質は良くもなく悪くもなく、でも本体が重いので長時間の通話は手が疲れます。

  X01HTは電話する際に画面の半分ぐらいがキーパッドになり番号が入力できます。
  その為に指で押すのはちょっと難しく、立ち操作だとスタイラスを使用しないと厳しいです。
  通話を開始したらスタイラスを本体に収納してX01HTを耳に寄せる訳ですが、
  タッチパネルが顔との接触で誤って誤動作する事がありました。
  音質は良くもなく悪くもなく、音量は大きいです。

  「電話のしやすさ」という点ではiPhoneが良いと私は思います。


2.メールのしやすさ、機能

  iPhoneのメールは最初に登録したアカウントの一覧があり、アカウントを選択すると
  パソコンのメーラーに近い機能が提供されます。
  メールを作るという事を考えると「宛先を登録した際にメールアドレスの確認ができない」、
  「コピー&ペーストができない」、「メールからだと添付ファイルができない」、
  「日本語入力にもたつきがある」といった不満点が多々あります。
  受信についても「@i.softbank.jp」の新着お知らせは画面だけで音や振動で受信の知らせがなく、
  欲しい場合にはフェッチで「15分ごと」などに設定してメールサーバに対して
  自ら確認せねばいけません。(リアルタイムではない)

  X01HTはWindows Mobileに標準搭載の「OutLook」とソフトバンクが提供している
  「SoftBankメール」という品のないネーミングのメーラーを選ぶ事ができます。
  SoftBankメールの利点としてMMSを使える、絵文字が使えるという点がありますが、
  動作が重くて使いモノにならなかったので私はOutLookを使っていました。
  通常のOutLookでMMSが使えないという欠点はありますが「MMS Lite」というソフトを
  インストールする事でMMSが利用できるようになります。
  しかし、「MMS Lite」をインストールしても絵文字の表示、入力はできません。
  私は「絵文字自体が使えない」のでOKでした。
  そして、MMS自動受信による音と振動の受信お知らせも受信同時に動作して完璧です。
  メールの入力という点ではコピー&ペースト、添付ファイルは自由にできます。
  画面のタッチパネルによる日本語入力はスタイラスを使用せねばいけなくミスも多いです。
  ですが、X01HTは本体をスライドさせるとQWERTYキーボードがありますので、
  キーボードを使えばiPhone以上の入力スピードが実現できます。
  ただIMEがお馬鹿なので変換の仕方によってスピードがダウンします。

  「メールのしやすさ・機能」で考えるとX01HTのほうが便利にですね。


3,ブラウジングのしやすさ

  iPhoneのSafariは性能自体は優秀なのかもしれませんが、
  よく落ちる事と文字エンコードの指定に失敗して文字が化けてしまったときに
  文字コードの指定ができないのは非常に辛いです。
  あとFlashページが閲覧できないのでは厳しいですね・・・。
  しかし、良いところとして拡大・縮小、スクロールの自由さは快感を感じますね。

  X01HTはInternet Exploreが搭載されていますがJavaScriptが動作しないのは論外です。
  なのでOpera Mobileを購入してブラウジングをしていました。
  Opera Mobileはタブブラウザでページの切替も自由にできますし、文字エンコードの指定、
  Flashも一部動作します。
  でも、Opera MobileもFlashを使ったページを2つぐらいタブブラウジングすると
  メモリ不足で落ちます、たまにOSも道連れしてくれるのは致命的です。
  なのでFlash機能はオフにして使うのが安全です、私はFlash機能をオフにしていました。
  特筆する機能として画面に小さい端末向けに「Single Column」(だったかな?)という
  モードがあり、これはWEBページをiモードサイトのように縦長に変換して表示します。
  これにより、WEBを閲覧する際に縦横にスクロールしなくても縦スクロールだけで
  閲覧する事ができます。
  これはかなり便利で良く多様していました。

  ブラウジングはソフトウェアの安定性という面ではX01HTが良く、
  楽しさではiPhoneが良いと判断しました。


4.動画・音楽再生

  これはiPhoneが最高です!


5.バッテリの持ち

  X01HTのほうが若干ではありますが駆動時間が長いです。


6.Wi-Fi

  iPhoneはWi-Fi環境でないとiTunes StoreやApp Storeを利用できないので
  利用したい人は必須環境ですね。
  そして、外出先でもWi-Fiの環境さえあれば曲の購入が出来たりするのは魅力ですね。

  X01HTはWi-Fiを持っていますがWi-Fi必須の機能はないのでほぼ使っていませんでした。
  パケ代は定額でしたし、ネットしたいときは積極的にソフトバンクの回線を使っていました。
  ただ便利な機能(ソフト)としてX01HT自体を無線LANのホットスポットにしてくれる
  「Zero Proxy」や「DeleGateLauncher」というソフトがあります。
  これを使えばiPod touchやWi-Fi搭載のノートPCをドコでもネット環境にしてくれます。
  しかも、パケ代はあくまで携帯のパケット料金の範囲内でカウントされますので、
  「パソコン通信」という名目で何十万という料金を請求される事なくネットができます。
  ※これはグレーな方法ではありますがSBMの営業も語っていた事があるのでOKとしましょう。
  実はiPhoneを購入する際に並んだときにブログの記事をアップしていた方法は、
  X01HTのDeleGateLauncherを使ってThinkPadからネットに繋ぎアップしていました。

  Wi-Fiについては両者を比べる事はできないかな?
  Zero proxyやDeleGateLauncherはソフトウェアの話になりますね。
  できればiPhoneにもDeleGateLauncher同等のソフトが出てくる事を望みたいです。
  多分、Appleは許してくれないだろうな・・・。


7.全体的に考えて

  私はiPhoneの事を嗜好品だと思います。
  ただ嗜好品と言って充分な実用性はありますし未来を感じさせてるアイテムです。
  iPhoneを持った事で日本の携帯事情を考えさせてくれますし、
  現在から未来へ「どうあるべきか?」といろいろな観点で刺激をくれます。

  そして、X01HTは実務を優先したアイテムだと思います。
  できる事はiPhoneとほぼ一緒ですが、現実という事実にだけを感じさせます。

  この両者の違いはMicrosoftとAppleという会社の違いなのでしょう。
  WindowsとMacを触ったときの感覚に非常に似ていました。
  ※厳密にはX01HTを作った会社はHTCですがハードウェアはほぼ同等の機能を持っているので
   両者の違いはOSに依存する部分が高いと思います。


と、こんなに長々と書いてしまいました。
もしスペックは同じだとしても「作り手がどのような思想をもって作っているか」が
製品の特徴や優劣を決める大きな要因になるのでしょうね。

最後にX01HTからiPhoneに乗り換えて後悔はしていませんし幸せを感じていますよ!

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