● 左肩甲骨の内側のこりや痛み、左の背中・背骨のきわの痛みやこりの原因
こんにちは、稲葉和生です。
肩凝りといっても、首の付け根や肩先、肩甲骨の内側といった、背中の方まで様々です。
中でも、肩甲骨の内側がつらい、といった人が結構おられます。
パソコンをはじめとした、デスクワークによる筋肉疲労。
猫背などによる姿勢の悪さでも肩甲骨の間にこりが出てきます。
解剖学上、肩甲骨の間の背骨からは、大ざっぱに言って、心臓・肺・気管支・胃を支配する交感神経が出ています。
※大まかにイメージしていただくだけで、OKです。
肩甲骨の間でも上の方で、背骨のきわに強いこりや、詰まった感じのある方だと、血圧異常や貧血、頻脈や動悸といった心臓の疲れや、心臓疾患をお持ちの方が多い様に思います。
イライラやヒステリーといった、ストレス性のもの。
狭心症や、不整脈、心筋梗塞、弁膜症等の、心臓そのもののトラブル。
自律神経のバランスがくずれることによる、息苦しさ。
脈が飛ぶ、といった自律神経性の不整脈。
うつ病といった心の病や、統合失調症などの精神疾患。
心=こころ=精神的ストレス=精神的に病んでいる人がこる場所、という気がします。
一番多い原因として、慢性的に左の肩甲骨の内縁がこっている場合、胃が弱い、ストレスで胃にきている、といった人が多いような気がします
胃=ストレスでもあります。
暴飲暴食をはじめとした、不摂生な生活が続くと胃が疲れてきます。
心臓も胃もストレスにさらされて、左の肩甲骨や背中にこりを出すという点では同じです。
内的要因として、内臓を支配する自律神経のトラブル(自律神経失調)でもこりが出てきます。
やはりストレスが大きな要因を占めるのは間違いありません。
ストレスで自律神経失調状態になると、内臓にも様々なトラブルが起きます。
もっと簡単な原因として、左側を下にして寝るくせのある人も、肩甲骨のきわがこりやすいと言えます。
肩甲骨内縁の奥深くにあるしつこい肩こり、かず先生ならこう治療します