「首都大学東京、前就職委員長、語る」のサブコピー。

言っていることはもっともだけれど、エリートのあなたが語るとなんだかなあ、いけすかないなあ(笑)と思うところもある。(同じエリートでも貧困問題の湯浅誠さんファンなんで)

でも、口頭でしか伝えられないような本音トーク満載なのがこの前読んだ池上さんとの違い。また、リアルに自分の大学の生徒を心配していた道筋も見て取れて、物語としても読みやすくおもしろくてどんどん読めてしまう。


☆気になったところをメモ

●「適応」から「適応力」へ

企業文化への「適応」を求めていたのが今まで、これからは企業そのものが環境変化に対応しないと生き残れない。つまり、今までと全く違うことを始めても適応できる「力」が必要。

・・・そのためには自分自身が世の中の変化を読んで何が必要か感覚的につかんでいかないと行けないのだろう。

 「アルキメデスは言った。
 てこがあれば地球でも動かしてみせると。
 努力や根性の差はせいぜい二、三倍だが、
 道具や方法の差は、十倍にも百倍にもなる。

 子供たちの勉強もそうです。
 勉強の道具と方法を知っているかどうかで、成果が大きく変わります。」(言葉の森の記事)


時代の変化、求められているもの、自分が求めたいものを統合して、道具や方法を考え戦略を立てる力が必要。


●自己実現よりもホームベースを作れ

  育休を取った社員の方が40すぎた時点では、取らなかった社員を上回る実績を残しているケースが多い。

つまり、自分のホームベースを持っている人材の方が帰還場所を持っているから、燃え尽きずに働ける傾向にある。

・・・家族にこだわらず、友人に対してもこうありたいなと思う。一番切実に思うのは我が子に対してですが。自分らしく、その人らしくいられて、それをいつでも認め受け入れられる存在でありたいなあ。そういう人間関係が自分を支えていることも実感。


とりあえずここまで:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




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 シューカツから早20年たっても、このたぐいの本は好きで読んでしまう。

そもそも、人と適性に興味があり、新卒で人材教育・採用ビジネスの会社に入った。

途中、適職に関する個別カウンセリングに関心を持ち、占いを勉強して、バイトもしてみた。(しかし、実際悩みで多かったのは恋愛。これはあまり得意分野ではない笑)

近年は、エントリーシートの添削も時折している。


 でも、これだけ情報過多になっても、チェックするエントリーシートの文章は良いものが少ないように思う。

理由は二つあって、

①文章の書き方がよくわかっていない。

②エントリーシートに書けるような努力をあまりしていない。

正直、小~高校生までの言葉の森の生徒さんの方が、今日日の大学生より書き方としてはよくわかっていると思う。

でも、私自身が大学生時代書けたかというと、①②とも厳しいだろう。

一つ、サークルで努力ししていたことがあったけれど、①書き方がわかっていなかった。

氷河期手前に就職できたので、①②ができなくても就職できてしまったのだなあ。


 さてさて本題に戻り、池上さんでおもしろいなと思った箇所について。メモ。

●有名大学であることのメリット・・・やはり採用されやすいファクターではある。それは、一つ、勉強の努力に耐えられることと思っていたが、それ以外に「有名大学でない人材を採って仕事ができなかったら、そのせいにされるが、有名大学で仕事ができないと『そういう人もいる』と担当者が許してもらえるから」とあった。つまり、人事担当者の自己防衛本能なのだそうだ。なるほど。本音だなあ。

●読書で語彙と敬語を身につける・・・人事担当者は話しただけで、本を読んでいるかいないかわかる。人間としての常識、基礎的な力が言葉使いで判断されるとのこと。言葉の森でも書くために、読むを推進しているので、

「池上さんも就職読本で言ってましたよ」と権威付けで使わせてもらおうと思った(笑)。いやいや、トータルな人格形成のために人間に読書は必要なのだ。

●日経新聞の呪縛・・・社会人にも難しい日経。新聞はムリして日経でなくても良い。一つの題材が得られればよい。

●リクルート人気企業ランキング非公開に・・・学生の増加と価値観の多様化でランキングの意味が薄れてきた。確かに安定時代は其れで良かったということだろう。現代を示す象徴的な出来事だが、きっと現在のリクルートのビックスポンサーは大企業ではないのだろうなあとも穿ってみてしまう(笑)。


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 作文を中心としたブログを・・・とブログだけ開設して、夏、秋、冬と季節を三つもまたいでしまいました(汗)。


  言葉の森(http://www.mori7.com/ では、春・夏・秋・冬と三ヶ月に一回進級テストがあり、

ここでは講師として「生徒さん全員絶対提出・絶対合格」のはちまきを頭に巻きつつ(ちょっと嘘でも気合いは本当)、「出してね」「出して下さいね」とひたすら提出に向けて力を尽くしています。

しかし、実際のブログはごらんの通りの執筆の遅れ・・・。


そうなんです。

開き直らせてもらえば(笑)、気軽に友だちに書くメールや手紙と違って、考えをまとめて書くってとってもパワーがいるのです。それは、身をもって実感しています。

だから、ぎりぎりまで書けない生徒さんの気持ちは誰よりもわかります(笑)。

だから、即提出できる生徒さんはいつもすごいなと思います。


 そういう書くことそのものの精神的負担の大きさ、またいろいろ忙しい状況も多い、生徒さんたちですが、作文の提出率はかなり高いのが言葉の森のシステムだと思います。


 私は作家さんと編集者のような関係が電話指導を通じてあるからだと考えています。

作家さんはもちろん生徒さん、私は講師として「こんなことは?」「あんなことは?」と

考えるヒントやきっかけを提示し生徒さんに考えてもらう編集者なのです。

そして、作文を書く前のこの作家と編集者のやりとりである程度のイメージが付き、

自分でひたすら考えるよりもさっと取りかかれるのがこのシステムの良いところだと思います。

時に「大変だったら途中まででも良いよ」とも伝えますが、まず途中までの作品は届きません(笑)。それぐらい気楽に書き始めて良いんだと思うと、さっと取りかかれるのです。


 しかし、もと教師である夫の母はこのやり方を見て、

「自分で考えるべきじゃないの~」とツッコミを入れられました。

確かにその通りです。でも私は恐れずこう答えました。

「こう書きなさいと言う内容を伝えるのではなく、内容を考えるためのヒントを与えるようにしているし、大人とのやりとりでより深く考えるヒントが得られるですよ~」


 もちろん、書くことへの苦手意識が強かったり、とても難しい課題の時はこちらから内容を指示することもあります。でも、それは、書きながら自分自身でじっくり理解していけるのでそれでも勉強になるのです。

そして、たいていの生徒さんは、作文の勉強が進むにつれて自らにツッコミを入れられるようになり、さらに講師もつっこめるようになると更におもしろく深いやりとりになっていきます。


 ところで、だれか、私に「途中でも良いよ~」と言ってくれないかな(笑)。










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