今や世界のボクシング界で中心にいるのが、トップランク社とそのドン、ボブ・アラム。
当ブログでの登場回数は、もしかしたらボクサーを抑えて1位かも知れませんね(爆)
本名はロバート"ボブ"アラム、1931年12月8日にニューヨークでJewish一家に生まれる。
ニューヨーク大学、ハーバード法律学校を経て、弁護士、税理士として活躍。
だから、税金にはうるさいんですね^^
ボクシングには殆ど興味が無かったようですが1965年頃から、自らの知識とビジネスセンスを
活かすべくボクシングプロモーターの道に進む。
1980年代になるとボクシング界で名を馳せ、ドン・キングをライバルに活躍。
ハグラー VS デュランやハグラー VS ハーンズといったメガマッチを実現させる。
他にも、ハグラー VS レナード、レナード VS ハーンズII、ホリフィールド VS フォアマン。
凄い功績だぁ…。
更に軽量級で初めて100万ドルのファイトマネーを手にしたとされるマイケル・カルバハル、
お馴染みのデラ・ホーヤ、2006年まではメイウェザー、そしてパッキャオらをプロモート。
そしてアラムさんはボクシング人気が高いヒスパニック系のファイター達を
プロモートすることに最近は特に凝っている様です。
ミゲール・コットには140、147、そして154で3階級制覇をさせ人気沸騰。
ニューヨークボクシングの殿堂MSGでは必ずソールドアウト、
遂に直近の試合では、ヤンキースタジアムにまで進出…。
そしてマルガリートは2002年位からウェルター級トップ戦線で活躍。
地味ながら強いマルガリートも、最終的にはコットにぶつけトップスターにまで、
成長させましたもんねぇ…。
会場の選定も慣れたもんです。ヒスパニック人口の多いアメリカ南部の都市で、
興業を多く行い、マネーを設けております^^
しかしこのアラムさん、数多くの事件にも巻き込まれてます。
1994年には香港でのボクシングイベントに携わりましたが、
当時パートナーであったジョン・デイリーを裏切る形で選手がドタキャン。
法廷闘争にまで持ち込まれたとか。
ドン・キングとのライバル関係と確執は40年以上にも及びます(爆)
2000年にドン・キングがIBFの代表に賄賂を贈っていたことを暴露し、
『嫌な野郎だ！』と公共の電波で言ったとか(爆)
1995年にはプロモートするファイターの認可を得る為に賄賂を贈っていたことが発覚。
ネバダ州アスレチックコミッションから＄125,000の罰金を言い渡される^^
2003年9月13日のデラ・ホーヤ VS モズリーの試合での判定に対する不服を表明、
ネバダ州のコミッションの陰謀だと不平をぶちまける(爆)
後に謝罪^^
2004年1月、トップランクの事務所にFBIの強制捜査が入る(爆)
アラムさんは休暇中で不在だった。FBIもオフィシャルコメントは出さなかったが、
メディア報道によると、デラ・ホーヤ VS モズリーの試合に関する不正疑惑。
罰則はなし。
2007年にはメイウェザーJr.に強烈な非難を受ける。
96年～06年まで10年間、プロモートしていたが、ファイトマネーの少なさ等を理由に、
非難。
2007年に総合格闘技UFCの代表、ダナ・ホワイトがアラムさんを痛烈に批判(爆)
デラ・ホーヤ VS メイウェザーのプロモート方法に関して間違っていたと、
ガンガン言われるが、アラムさんはこの試合に全く関わっておらず(爆)
ダナ・ホワイトもどうしようもないなぁ(爆)
IBFの前代表、ロバート・リーから人種差別者だと非難される。
アラムさんが以前に：
『黒人もラテン系も俺がリングに上げてやってる。そして奴らの地域にばらまいてやってるのさ。』
と発言してるんですねぇ…。酷い。
今ではすっかり最高のパートナーシップを見せているHBOとも喧嘩しているんですね。
テレビ局がプロモーター業の邪魔をしている、一線を越えているとして訴えたとか(爆)
その時アラムさんは：
『テレビ局は金があるんだし何をやったって別いいけどな。だけど俺もドン・キングも奴らがいなくなったって問題はないんだ。HBOもSHOWTIMEも我々には必要ない。』
まじかぁ…ここまで言ってたんですねぇ…。
まだまだあります。2009年アラムさんはUFCのファン達を『白人のスキンヘッド。』と
問題発言。バス・ルッテンに人種差別者と又言われてしまいます。
更にアラムは：
『総合格闘技なんてホモみたいにグランドで抱き合ってるだけだろ。』
とし、総合ファンのみならず、ボクシングファンからも反感を買ってしまいました。
本当、ボクシングファンの為、良い試合をたくさん組んで下さいね、アラムさん。
チャオ♪♪