「嘘のような日常」後藤明生
2010年02月06日 Theme: 古本
「嘘のような日常」後藤明生
平凡社、1979年初版
定価920円
終戦により中国から帰国した母子。
数十年を経て自らの家族を持った著者は、異国で死んだ父の三十三回忌を迎えます。そして、兄弟らと法事の準備を進めながら、夫と財産を敗戦に奪われながら子を育てあげた母の想いを考えはじめます。
そんな思いは知らずに過ごす妻子との生活の中、ふと現れる幼い頃の記憶。瞬間、わずかな違和感を残しながらも、淡々と過ごしていく日常。リアルでありながら、幻想的な空気が漂う連作小説です。
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