ヨモギの抗糖化作用

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ヨモギの抗糖化作用を紹介します。


一般名   : ヨモギ (蓬)
有効成分 : 未確認
由来     : キク科 ヨモギ(Artemisia indica var. maximowiczii)の地上部
          Artemisia princeps Pamp.はヨモギのシノニム(同物異名) です
原料名   : ヨモギエキス、YACエキス など


糖化は老化! de アンチエイジング-ヨモギ


草餅もぐさの原料として日本人に馴染み深いヨモギ抗糖化作用が確認されています。
ヨモギの抗糖化作用は、これまでに紹介した糖化反応の抑制でなく、
糖化反応によって生成したAGEsを分解する作用です。!!


作用の確認は以下の通りです。
世界的にトップクラスの科学論文誌「Nature」に米国の糖化研究者である
Vasanらが、1996年に糖化によって形成された架橋結合を分解する物質として

フェナシルチアゾリウムブロマイド(PTB)を発表しました。
本論文ではPTBが糖化によって形成されるタンパク質の架橋結合と同じ構造を持った
モデル物質であるフェニルプロパンジオンを分解する作用を持つことから、
AGEsの分解に作用するとしています。メモ

Vasan et al., Nature, 382(6588), 275-278, 1996


ヨモギ抽出物にはPTBと同様の作用があることが、Vasanらと同じ実験方法で
確認されています。
またウシ血清アルブミン(BSA)由来のAGEsを使った実験では、
既にできたAGEsをヨモギ抽出物が分解することも確認されています。
(AGEs分解化粧料 特開2007-161663 ポーラ化成工業(株))


これらの結果からヨモギ抽出物はAGEsを分解する作用を持つ推定されています。

さらにAGEsを生成させたコラーゲンにヨモギ抽出物を添加すると、コラーゲン中の
AGEs量が減少すること。

ヨモギ抽出物を配合した化粧品を肌に塗布することで、肌の弾力・柔軟性・黄色化の

改善が見られることも確認されています。
これらの結果は国際化粧品技術者連盟世界大会(IFSCC)でポーラ研究所から発表

されています。


このヨモギ抽出物は「YACエキス」としてポーラの「B.A ザ クリーム」 に配合され、

2009年のVoCEベストコスメ(クリーム部門)1位 を受賞しています。クラッカー


今後は糖化を避けるとともにAGEsを分解する作用をプラスすることで、
糖化による老化対策を強化できると考えられます。

また「ヨモギ」という日本人に身近な植物で抗糖化ができるのであれば、
化粧品だけでなく、さまざまな使い方ができると思います。グッド!


今日はクリスマス。ケーキ

ケーキも食べたいけど、ヨモギ餅も魅力的だと感じます。

食品として摂取した場合のAGEs分解作用については未確認なので、今後の研究を

大いに期待したいと思います。ラブラブ

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