糖化と認知症に関する興味深いデータです。

 

皮膚中AGEsの蓄積量と軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment : MCI)が関係している。メモ

 

愛媛大学病院で抗加齢ドックを受診した266名(平均年齢67.9±10.0歳)の皮膚中AGEs蓄積量をAGE reader(DiagnOptics)で測定してMCIとの関連性を調査した結果、

AGEs蓄積量が多い人はMCIの割合が、蓄積量が中程度あるいは少ない人と比べて、多かった・・・・とビックリマーク

 

伊賀瀬道也, 総合健診.2017;44:511-516

 

MCIは認知症の前段階と言われ、適切な対策をしなければ将来認知症になる確率が非常に高い状態です。

厚生労働省の推計(2013年発表)によると、65才以上の高齢者3079万人のうち、認知症が462万人、MCIが400万人との結果です。


つまり、

65歳以上の4人に1人が認知症またはその予備群ということになります。 ポーン


認知症の簡単なチェック法として、以下の12項目があります。

このうち4項目以上該当するとMCIの可能性が高いといわれています。

 

 1. いつも日にちを忘れている

   (今日の日付がわからない)
 2.少し前のことをしばしば忘れる
 3.最近聞いた話を繰り返すことができない
 4.同じことを言うことがしばしばある
 5.いつも同じ話を繰り返す
 6.特定の単語や言葉が出てこないことがしばしばある
 7.話の脈絡をすぐに失う

   (話があちこち飛ぶなど)
 8.質問を理解していないことがある

   (質問に対する答えが的外れでかみ合わない)
 9.会話を理解することがかなり困難
10.時間の観念がない

   (時間がわからない、午前・午後の区別がつかない)
11.話のつじつまを合わせようとする
12.家族に依存することがある

   (本人に質問すると家族のほうを向くなど)

介護ポストセブン
https://kaigo.news-postseven.com/2997/2

 

認知症を防ぐには、食事、運動、知的活動の3つをトータルで実践することと言われています。

 

食後の高血糖(グルコース・スパイク)、糖化反応、AGEsの蓄積を抑える糖化ストレス対策は認知症の予防にも繋がりそうです。

 

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糖化と認知症の関係について

少しショッキングなデータを紹介しますビックリマーク

 

アルツハイマー病患者の脳タンパク中のAGEs量は、ADでない人(コントロール)と比べて3倍多かったというデータ 叫び

 

   Vitek MP et al, Proc. Nati. Acad. Sci. USA. 1994; 91: 4766-4770 を改変

 

脳のタンパクが糖化してAGEsが溜まったからアルツハイマー病になったのか?

アルツハイマー病になるとAGEsが溜まるのか?

どちらが原因か結果なのかは不明ですが、

体にAGEsを溜めない生活習慣を続けることは認知症予防に繋がりそうです。

 

別の研究ではアルツハイマー病患者の脳内にはAGEsの蓄積が認められたとの報告もあります ポーン

しかもアルツハイマー病の脳の特徴である「老人斑」の周辺です。

 

   Horie l, et al, Biochem Biophys Res Commun. 1977; 236: 327–332 を改変

 

やはり糖化と認知症の関係はありそうです。

 

抗糖化成分を脳内に届けることができれば良さそうに思えますが、一筋縄にはいきません。

ヒトのには「血液脳関門 (blood-brain barrier : BBB) 」という関所が存在し、血中成分であれば何でも脳内に届くわけではありません。脳内にも届く抗糖化成分を探すには、まだまだ研究が必要です。

 

ともかく、

1) 余分な糖を消費する運動習慣

   → ウォーキング、階段昇降、エクササイズ など

2) 血糖値を上げにくい食事習慣

   → 糖質の食べ方、糖質量のコントロール など

 

これらを常に心掛ければ認知症だけでなく、さまざまな生活習慣病や老化予防に繋がるということが、糖化研究の成果から分かり始めています メモ

 

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「糖化ストレスの体への影響と食による抗糖化」というテーマでお話をさせていただく機会をいただきました。メモ

 

 

糖化は体にさまざまな影響を及ぼします。

糖尿病では認知症の有病率が高いことが知られています。

 

   Kimura R, et al: Psychogeriatrics. 2008; 8: 73-78 を改変

 

糖代謝状態が悪くなるほどに脳血管性認知症やアルツハイマー病の発症率が高くなること、

さらに、アルツハイマー病患者の脳内にある老人斑(アミロイド斑)の周辺にAGEsの蓄積が見られていること・・・・・・ ポーン

などを紹介させていただきました。

 

まさに糖化は老化なのですビックリマーク

 

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これまでに紹介した「よくある10」のチェック表です。


10項目のうち、自分自身が

何項目に当てはまるかをチェックしてみてください。

 

□ 間食がやめられない
□ 白いご飯が大好き
□ 子どものころから野菜嫌い
□ とにかく早食い
□ 夕食はいつも夜食
□ いつもストレスを抱えている
□ タバコがやめられない
□ 休日はいつもゴロ寝
□ 駅ではいつもエスカレーターを使う
□ UVケアは気にしてない

 

チェックがついた数の結果評価は以下の通りです。

 

1~2 安心は禁物です。

          チェックがついたところを上手く改善しましょう
3~4 糖化リスクの高い状態です。

           1つでもチェック項目を減らす努力が必要です。
5以上 今すぐ改善を!

           生活習慣を根本から見直す必要があります。

 

これら以外に
週4日以上の飲酒習慣がある人、睡眠時間が6時間未満の人に
AGEsの蓄積が多いこともわかっています。

 

飲みすぎ睡眠不足は体調を崩すだけでなく
糖化を進めてしまうので注意しましょう。

健康で楽しい毎日を!

 

 

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10.UVケアは気にしてない

 

UVケア(紫外線対策)は真夏のレジャーやアウトドアの時だけでは不十分です。

外出時に紫外線を気にしていない人は要注意です。

 

© http://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_7248.html

 

紫外線によって皮膚が光老化を起こすことは良く知られています。

しかし紫外線が糖化を促進してAGEsの蓄積を加速することは、あまり知られていません。

UVケアは日焼け対策だけでなく糖化対策にも役立ちます。

 

かつて、日に焼けた小麦色の肌は、健康美のシンボルと言われた時代がありました。皮膚科学の研究が進んだ今では、日焼けが肌老化(光老化)を進めることが常識になっています。

© http://www.irasutoya.com/2012/05/blog-post_23.html

 

これからは糖化対策としてのUVケアにも気を使いましょう。

 

紫外線対策成分が配合されたスキンケア製品、帽子、日傘などを上手く活用すれば紫外線対策は可能です。

 

女性に比べ、男性はUVケアに気を遣う人が少ないので、肌の糖化リスクが高いかもしれません。

 

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9.駅ではいつもエスカレーターを使う


駅ではエスカレーター階段のどちらを使っていますか。

どんなに人が並んでいても、毎日エスカレーターを利用している人は、その習慣を変えて階段を上りましょうビックリマーク

 

 

朝食1~2時間後は通勤途中の人が多いはず。

1日の活動に向けて摂った朝食は、体に吸収されて高血糖の時期を迎える時間です。この時間の階段歩行は血糖値を下げる作用が知られています。

 

また会社に出社後、コンピューターの前にずっと座っている人は、フロアーを移動する時ににもエレベーターを使わず、階段を使いましょう。階段歩行はエネルギーを消費する貴重な機会です。

 

「1週間に一度、まとめて激しい運動をしているから大丈夫」と思っている人がいるかもしれません。しかし急な運動は効果が得られないばかりか、体への負担が大きくなります。

運動は軽運動であっても毎日続けることがポイントです。

 

スポーツジムやフィットネスに通うことも一案ですが、

お金のかからない駅やオフィスの階段を上手く使うことも考えましょう。

 

京都市営地下鉄ではこんな取り組みも カメラ

カロリーにすると僅かな量(-5.4 kcal)になりますが、食後の血糖値を下げる無料の薬と思えば毎日階段を上ってみる価値ありです ランニング

 

四条駅(南階段)

 

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2017年6月22日発売の雑誌「ターザン」の電車内のつり広告です。

 

 

本格的に糖化がメジャーになっていきそうですビックリマーク

 

ターザン 721号(マガジンハウス)

「酸化 糖化 炎症 やさしく学ぶ、カラダに怖い3つの話。」

 

 

私たちは本誌の情報提供に関わっていませんが、

2009年10月以降、このブログで解説してきたことに関連する内容などが満載です 目

 

是非一度、書店にてご覧くださいビックリマーク

 

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8.休日はいつもゴロ寝

 

ウィークデイは忙しく働き、休日はリラックスして疲れをとるために、いつもゴロ寝

でも、きちんとお腹は空くので3食しっかり食べている人。

 

© http://www.irasutoya.com/2014/10/blog-post_60.html

 

食後に動かないでゴロゴロしていると、食事をによって上昇した血糖値が高い状態を長くしてしまう危険性があります。

食事の30~60分後には室内の片付けや屋外で散歩や買物など軽い運動を心がけましょう。

 

また休日にゆっくりしたい人は、食後に予定している活動量に合わせた食事をとることが肝心です。

食後の活動量が少ない場合は軽めに、逆に激しい運動などを予定している時はしっかり食事をとっても良いでしょう。

 

日中、エアコンをつけた室内にずっと居るにもかかわらず、熱中症対策にスポーツドリンクを飲むのも要注意です。

多くのソフドリンクには500mLペットボトル1本あたり30~50gの糖質が含まれます。スポーツドリンクはその名前の通り、十分に体を動かすときに飲むものにしましょう。

 

1日に摂取量する糖質やエネルギー量と運動による消費のバランスを意識しないと、休日が体を糖化を促進させる日になってしまいます。

 

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7.タバコがやめられない


タバコは健康に悪いということを知りながら、禁煙できない人。

喫煙は自分だけでなく、周囲の人にも糖化リスクを高める可能性がありますドクロ

 

 

喫煙は糖化を促進させますポーン

 

タバコの煙には、ニコチン、一酸化炭素、シアン化水素などの有害物質が含まれ、がん、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)など病気の原因になります。また煙に含まれる多種類のアルデヒド化合物はAGEsの生成を促進します 爆弾

 

喫煙者は健康な人に比べて、眼のレンズ、血管、皮膚などの糖化が進行し、AGEsの蓄積量が多いという調査結果があります。

 

双子の一方が喫煙者で、もう一方が非喫煙者の姉妹の顔の皮膚を調査した結果では、喫煙者のほうがシワ、シミなどが多く、肌老化が進んでいたという調査結果もあります 叫び

 

糖化を防ぐには、まず禁煙から始めましょうビックリマーク

 

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6.いつもストレスを抱えている

 

常に仕事の悩みがありプレッシャーを感じている。
職場や家庭での人間関係がうまくいかない。
将来に強い不安を感じている……。

 

© http://www.irasutoya.com/2014/01/blog-post_5307.html

 

こうした慢性的なストレスは万病のもとですが、糖化を促進する原因にもなります ビックリマーク


体は自分で意識しなくても呼吸をしたり、心臓が鼓動して血液を送り出したりします。体の中でこのようなコントロールをしているのが自律神経です。


自律神経には、アクセル役の交感神経(起きている時、緊張している時の神経) ムキー とブレーキ役の副交感神経(寝ている時、

リラックスしている時の神経) 爆笑 があります。
自律神経系の働きは血糖値の調節に深くかかわっています。

血糖値を上げる働きをするホルモンの代表にはグルカゴンアドレナリンがあります。これらは交感神経系です メモ

 

一方、血糖値を下げるホルモンであるインスリンは副交感神経系のホルモンです。人間はストレス状態が続くと、交感神経が高まって副交感神経が低下します ムキー


交感神経が高まると、アドレナリンの作用が高まる一方、副交感神経の働きが低下しインスリンの分泌が少なくなります。

 

この結果、血糖値は上昇します アップ

 

人間を含む動物は身の危険を感じると、血糖値や血圧を上昇させていつでも逃げられるように準備をしているのです ムキー

 

現代では、人間が自然の中で生活していた時代と違い、通常の生活の中で身の危険を感じることがほとんどありません。

しかし、こうしたストレスに対する防御反応は今もなお残っているのです 猿

ストレス状態を解消するためのヤケ食いは血糖値の急上昇を招き、糖化を進める原因になってしまいます 爆弾

 

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