正負の法則

リサが、今日ついにタイに帰った。

久しぶりに、飛行場で泣いた。 覚悟をしていたとはいえ、すごく悲しい。 


私のようにいろんな場所に、大切な人が散らばっているような環境で育つと、世界中に別荘があるようで、よくみんなにうらやましがれる。 でも反対に、常に大切な人達との『別れ』を経験し、悲しいことも付きまとう。


リニアモーター


帰りのリニアモーターカーの中で、尊敬する美輪明宏氏の著作「ああ正と負の法則」を思い出した。 正と負の法則とは、この世には光と影、建前と本音があるように、良き事と悪しきことがあるという法則。


楽しいことがあると、必ずその逆もある。 子供の頃は、ただ純粋に大切なもの、大好きなものへ、純真な心で向かって行っていた。 そして、少しづつ大切なものを失うことを経験する。 月日を重ねるごとに、悲しい思いを避けるために、段々何に関しても、あまり感情移入をしなくなってしまったような気がする。


はたしてそれが良いことなのかどうか。 逆説的に言えば、悲しいことや辛いことを怖がっていたら、大切なもの、かけがえのないものも手に入らないことになる。 


確かに、リサが帰ってしまって、心にぽっかりと穴が空いた様に、悲しい。 しかし、今回彼女と過ごした4日間はなんとも言いがたいほど、楽しかった。 別れは辛いけど、やっぱり来てくれて、うれしかった。 


いつかは離れる上海。 でも、会社を辞めて、大好きな人と遠く離れてまで来た上海。 もう少し心を開いて、上海を好きになろうと思ったパンダでした。

AD

コメント(6)