【歌謡日“六”】

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【歌謡日“六”】





重い腰。



腰が重い。悪い癖が出た。バンドを結成したものの、何もしない日々が続いた。そんな時にオオクマ君から連絡が入った。内容は“職場で知り合ったフジモという後輩の家で呑むから来ないか?”というものだった。もちろん快諾した。オオクマ君の顔でナカムラ君とボクはフジモの家で呑むことになった。



ジャージー。



フジモの家で呑む当日、ボクたちは“仕込み”の意味を込めて“高校のジャージー”をカバンに潜めていた。3人とも同じ高校に通っていたのでお揃いだ。気持ち悪い。何も知らないフジモは最寄りの駅までボクらを迎えに来てくれた。ありがたい。ボクたち3人は車に乗り込んだ。後部座席に3人で座る。助手席にはフジモ。運転手はフジモの母上様。そう。巨大チンコが誘ってきた“フジモの家で呑む”とは“フジモの実家で呑む”だったのだ。車は山を上り“高級住宅地”へと入り、やがて停止した。そしてリモコンを操作する母上様に従うようにガレージの扉が開いた。後部座席のチンピラ3人は声を押し殺しながら“すげー!”と興奮した。危うく勃起するところだった。フジモの家は凄かった。まず、フジモの部屋は広かった。モト冬木のデコより遥かに広い。15畳はありそうだった。そこには生ドラム、肩ぐらいまであるスピーカー、ベッド、コタツがあった。それでも余裕で4人がゴロゴロできた。さらに、自室にトイレットまであった。放尿プレイし放題である。驚きに圧倒されるチンピラ3人をフジモはリビングへと案内してくれ
た。“呑み”はリビングで催されるようだ。リビングに入って驚いた。そこには煖炉があった。ジャージーをカバンに潜めたままのチンピラ3人はリビングの床に静かに正座した…。



つづく。
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