【陰と陽】

テーマ:
080224_1020~01.jpg
【陰と陽】





あれは数年前の雪がちらつく寒空の夜だった。ボクは知人に連れられた居酒屋の個室で“珍獣”を目の前に“旨さ”のわからない日本酒を熱燗でチビチビと楽しんでいた。知人が用意していた“珍獣”は“メス”で、マネキン人形のように完璧なボディフォルムだった。肌は小麦色、短いスカートに網タイツ、ダウンジャケットの下はチューブトップ姿で、企画モノのAV女優かとボクは思った。何よりも凄かったのは彼女の体から溢れ出る生粋のパンコオーラだった。そんな彼女の顔面は嬉しいことに残念なぐらい“みのもんた”だった。“似てる”というより“クリソツ”という感じだ。宵も酔い摂取するお酒の量に比例して彼女は“えげつない話”をベラベラと尺八しだした。エロ話だ。知人は暇さえあれば彼女とAVみたいな性交をしているので彼女の“えげつない話”に『うん、うん。』と頷いていた。調子が良すぎてエスカレートする彼女は“毛”について告白した。

『私、下の毛がめっちゃ長いねん。』

知人の証言によると、“内蔵への入口”が完全に封鎖されるレベルの毛の量で、“内蔵への入口”に異物を挿入すると巻き込んでしまう程にロン毛らしい。なので挿入時の触感が明らかに異質だそうだ。しゃかりきな彼女はテーブルにおしぼりを広げ、その上にサンプルを提供した。

1本の毛。

上品にも程がある。彼女のワイルドすぎる行動にボクはポコチンの皮がヒザまで剥けた。おしぼりの上に横たわるサンプルは人生初の長さだった。ほぼ直毛のサンプルはタバコより長かった。その後も彼女は得意気に“えげつない話”をベラベラどころかビラビラと尺八していた。



“アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ”は元PRIDEヘビー級王者でニックネームは“ミノタウロ”。

“アソコノケ・ホントニモウ・ナゲーヤ”はPRIDEを捨てた王者。ニックネームは“みのもんた”。



“陰毛”は人目にふれた瞬間から“陽毛”となる。



めでたし、めでたし。
AD

【色男の口説き文句】

テーマ:
【色男の口説き文句】





某呑み会にて。



『22歳に恋をした。』



それは“色男の口説き文句”だった。気持ち悪くても仕方がない。それが個人の最大限の口説き文句だったのだから。その個人は“とある店の責任者”で、被害者は“とある店のアルバイトだった女子”で“呑み会”で初めて顔を合わせた。加害者は“カナブン色のスーツ”を着こなしていた。気持ち悪い。ボクは加害者とは話はしくない。もちろん気持ち悪いからだ。でも被害者の方とは話がしたい。できる事なら、じっくりと詳細を聞きたい。骨の髄まで話を聞き出したい。そして腹筋を鍛えたい。腹のインナーマッスルを意識したい。被害者の方、よろしければ連絡を下さい。そのエピソードだけで酔いが回りそうだ。さぞかし愉快なエピソードに違いない。



“一瞬”さえあれば“恋”は始まる。



“インナー・マッスル”それは内側に潜む筋肉。

“インモー・マッスル”それは口内に残る陰毛。

どういう事かわかるやろ。
皆まで言わんで大人やねんから。



“エロ”なら“エロス”を目指せ。ボクは“スケベ”のままでいる。



めでたし、めでたし。
AD

【浪漫飛行】

テーマ:
【浪漫飛行】





悪魔は元々は天使だった。



普通の生活をしてきた人なら“ビラビラ”と言われれば“何処のこと”かは百も承知だと思う。

男女が愛を確かめ合うとき、雰囲気に流されて交わるとき、さほどムラムラしていないけれど何となくヤルとき、パチョレックなとき、性の捌け口にされるとき、壊れているときなど、様々な性交場面で“ビラビラ”は活躍している。噂では“ビラビラ”がなければ性交時にかなりの不具合が生じるそうだ。

ボクの恥人には“ビラビラが長い”と自慢しては止まない“ビラビラ・ジョボビッチ”という女優がいる。ビラビラ・ジョボビッチの話によると、恋人と性交にいそしむ最中、蜜壷へと視線を向けた恋人が“ビラビラ”を見て『ながッ!!』と発言をしたそうだ。台本にないサプライズな発言だったそうだ。酒の席でそのエピソードを聞いたボクは『ムササビ飛行できるくらい長いん?』と質問した。ビラビラ・ジョボビッチは『今日も飛んできた。』とクリトリスのような笑顔で答えた。

イエス・クリトリ。

人類の長年の夢であった自力飛行は既に達成されていたようだ。

めでたし、めでたし。
AD

【必死】

テーマ:
【必死】





人々が薄々のコンドームに魅了された頃、勘の鋭い早漏たちはソイツをオシャレにレイヤードしていた。そう。ボクはオシャレさんだ。



罪、積み、摘み、詰む。



小さな罪は積み重ねられ、記憶の片隅へと摘まれる。そして小さな小さな箱に詰められ、やがて純粋な“悪”となった時にカラダから“コロン”と転がり落ちる。



罪、積み、摘み、詰む。



ソイツを拾えるココロがあれば、“人”としての“生”を堕とさずにすむのかもしれない。



罪、積み、摘み、詰む。



ボクの友人で先輩のビガーパンツはバレンタインの当日だけ髪をガッチガチにセットしていた。



罪、積み、摘み、詰む。



異様なテンションのビガーパンツをボクはただただ“見て見ぬふり”をした。それはそれは必死に“見て見ぬふり”をした。その日のビガーパンツが収穫したチョコはゼロだった…。



笑うしかない。

【休日】

テーマ:
【休日】





例えば真冬の池に張る氷のように。



温泉に行きました。といっても宿泊施設のない温泉です。スーパー銭湯みたいな温泉です。平日の昼間というのに恐ろしい数のポコチンが右往左往していました。ボクは“塩サウナ→シャワー→普通のサウナ→シャワー→水分補給”を繰り返していました。



はっけよい。



“のこった”のはボクの脳裏にだ。3度目の塩サウナでした。ボクの隣に鎮座していた老紳士がスッと立ち上がりボクの目の前で深く息を吸い込んだ。そしてボクの方へヒップを向けたまま“はっけよい”のポーズへと変形した。内臓を見せんばかりの迫力に圧倒されたボクは睨みつけるどころか、こみあげる笑いを抑えるのに必死だった。



めでたし、めでたし♪