横浜でカットを中心とした、美容師のスクールg.D.Cを主催しています。
ここでは、そこで教えているちょっとした考え方などを、書いていきたいと思っています。
よかったら、読んでやってください。
Facebookもやっています。
Facebook 吉田正明
申請いただければ、基本的に承認しています。よろしくお願いします。
ランキング参加してます。
よかったらポチリと押してやって頂けると嬉しいです。( ̄∇ ̄+)
にほんブログ村
さて、今回のタイトルの「カットは右手で切る」(左利きの人は左手です(;^_^A)
どの分野でもそうだと思いますが、常識は時代と共に変化していくモノです。
数年前まで常識と信じられてきた事が、ある時から非常識となる事が、今の世の中では往々にしてあります。
昔なら部活の途中で水飲んだら駄目って先輩に言われてましたが、今なら逆に「飲みなさい」って言われます。
カットも昔はよくパネルの角度を「○度に引き出して!」なんて言われてましたが、今ではほとんど言われなくなりましたね。
僕らが先輩や講習会の講師の方々に教えてもらった事、深く考えもせずにそういうものだからと覚えてきた事、そういう事が知らないうちに自分の癖を生んでいたりします。
僕がカットを教わった時は、「カットは左手で切る」というのが定説でした。
これはパネルを左手で固定してカットするので、その左が狂えばカットが狂う、だから左手が大事だという意味合いの事で、これは今でもカットする上で大事な事の一つではあります。
ただそれを踏まえた上で言わせてもらいたいのです。
「カットは右手で切る」と。
カットをする上で最も大事なのは右手の動きだと、僕は考えています。
もちろん左手の役割はとても大事です。
でも考えてみてほしいのですが、シェープする為のコームを持つ手は右手ですよね?
(´∀`)
シザーを持つ手も右手です。
そんなの当たり前やん!(ノ゚ο゚)ノ
って言うかもしれませんが、カットが上手くならない原因の殆どが右手にある事が多いんですよ~(*´Д`)=з
僕はg.D.Cを始めてから今までの7年間で、約400人以上の受講生のカットを見させてもらいました。
そこからいろいろ見えてきた事があります。
まず上手くなる人は、その速度はどうあれ、誰がどう教えてもいずれ上手くなります
自分で考えて自分で学んでいける人が、わかりやすい説明に出会えば、加速して上手くなります。
でも自己流ではなかなか超えれない壁も存在します。
どんなに音感のいい人でも、ショパンやリストを誰の指導も受けずに引く事は出来ないのと同じだと思います。
感覚のいい人が、的確な指導を受けると飛躍的に成長する瞬間があり、何度も僕はそういう瞬間に立ち会えた事は、いい経験でした。
逆にいくら頑張っても、なかなか結果がついてこない人達もいます。
こういう人達が、大した努力もせずに結果が出ないなら、それは本人の責任だと言ってしまえるのですが、困った事に人一倍の努力をしているのに関わらず、結果がついてこない人がいます。
頭を悩ませた時期もありました。
でも一番悩んでいるのは本人だし、僕が悩んでも仕方ない。
まず解決の方法を探さないと!
という思いでいろいろ考え、何故上手くならないのか?を解読する為にじっくりそういう人のカットを観察する事にしました。
10~12名ほどのクラスに1~3名くらいは、努力の割になかなか上達しない人達がいました。
出来る限りアドバイス送り、他の受講生よりも注意してみていたり、話を聞いていたりした所、ある共通点に気がついたんです。
彼ら(彼女ら)は、大抵同じ失敗をするという事。
そして、その言い訳も大抵同じだと言う事。
レイヤードボブというスタイルがあります。
これは僕が切った見本です。
このスタイルは、ある二つの事を正確に行わないと絶対きれいに切れません。
その一つ目はシェープ
しぇーぷをせいかくに行う為には、正確なスライスも必要になります。
これらの行為は、美容師の方ならご存知と思いますが、右手で行いますよね。
そして、しっかりシェープが出来てる人は、切ってみせて、やらせると、感覚をつかむとすぐそれなりに切れるようになります。
これは2012/12/1現在、g.D.C受講中の受講生の方の宿題で切ったウィッグです。
↓↓↓↓↓↓↓↓ すごく上手に切れていると思います
ところが、何度教えても、何回切っても上手く行かない人もいます。
そして僕が気づいた、上手くいかない人たちの共通点は
シェープが正確に行えていないという事でした。
そして連動してスライスが汚い。
これは性格がどうのと言う人もいるかもしれません。
まあ、それもない事はないとして(汗)
じゃあ、どうしたらいいのか!って話な訳です(;^_^A
大事なのは、右手がコントロール出来ていない人は、自分の右手が思っている事と違う動きをしている事に気づけていないって事なんです。
だからコーチングが必要になるんじゃないだろうか?
自分で気づけないから、誰かによって矯正していく必要があるんじゃないか?
サロンでも、スタッフの練習を見たりする訳ですが、何回も注意してる所を何回も同じミスを繰り返す事がよくあって、頭にきてよく怒ったりしてました。
でも。。。。。
その時の僕は。。。
スタッフが切ってる所をあまり見ていませんでした。
切り上がったウィッグを見て注意点を説明して、修正してみせる。
いいか?
ここはこうやって、こう引き出すんだよ。
こんな感じに切るんだ。
出来上がったウィッグを見れば、大抵の事は判ると思っていましたし、実際それで何とかなってました。
ところが何とかなってると思っていただけで、何とかなってたのは感覚のいい人だけ。
そうでない子には、じつは全然通じてませんでした。
講習会でもスタッフでも同じな訳です。
やっぱりここでも、スタッフのカットも切っている所を注意して見ていると
やっぱりシェープがおかしい。
やっぱりこれだ!
たかだかシェープですが、一枚のパネルをカットする為に、最低2~3回はシェープをする訳で、そのシェープが正確に行えていないとしたら。。。。
どんな素晴しい切り方を学んだ所で
シェープを正確に出来ないなら
絶対に上手くなる訳がない。
要はコームを正確に使える様になる為のトレーニングが必要だと、ここで初めて気がつきました。
そのトレーニングとは。。。。。。
そう、アレです(笑)
つづく
もう遅いんで寝ます(笑)
続きはまた折りをみて書きたいと思います。
ランキング参加してます。
よかったらポチリと押してやって頂けると嬉しいです。( ̄∇ ̄+)
にほんブログ村