過去に遠隔透視者を輩出した政府機関は二、三程度しかなく
'記録に残っている遠隔透視は、すべてスターゲート・プロジェクト内部で行われたものである。
一九九五年以前に'遠隔透視の研究に参加した研究所はごく少数。
そのうちへ政府からの資金供与がありへスターゲート・プロジェクトに直接関係していたのほう 認識科学研究所(CSL)だけだった。 

スターゲートの記録は極秘扱いなので'計画に参加した透視者の総数は今後も明らかにされることはないだろう。
しかし、発足から閉鎖までに関与した資格者は'合わせて二〇人くらいではなかったかと思われる
(そしてへ彼らはみな 顔見知りだ)。

フロント・ローディング (事前の情報開示) は間違い 

遠隔透視へ とりわけスターゲート・プロジェクトにおける透視の実用には数々の逸話がありへ風説のもととなった。
フロント・ローディングもその一つ。
「遠隔透視を行うにあたり透視目標の知識を透視者に与えるべき」という考え方である。
だが'これは誤りだ。

第一に、研究場面においては'フロント・ローディングは決して許されない。 
実用場面ではどうか。
未知の事柄について情報を得ようとするとき'透視者の意識を目標へとマテリアルターゲティング・マテリアル差し向ける糸口が必要になる。

一般に「目標の糸口」と呼ばれるものだが'これとフロント・ローディングの区別が唾味であるためにへ混乱が起きているのだ。 

例えば、ある技術者が組み立てている機械の特徴を知りたいとしよう。
透視者に目標の正体を知らせることなく目標に意識を向けてもらうための糸口はいくつか考えられる。 
技術者の写真機械の位置座標、あるいは、組立作業が行われている建物の外観写真 
-こういった糸口を封筒に入れて密封Lへ遠隔透視者に「封筒の中の目標について情報を提供せよ」と依頼するのが理想的なパターンだ。 
技術者が'透視者や監視役のまったく知らない人物なら、建物の写真や座標を透視者にそのまタ-ゲティングま見せて、「屋内を描写せよ」と指示するのが適切だ。
目標に意識を差し向ける「照準合わせ」である。 
「建物の大きさを見たらへ少なくとも透視目標が何でないのかは分かってしまう」という反論はもっともだが'ここまでは許容範囲内だ0
軍事計画の透視を依頼された透視者が'飛行機の格納庫を見てへ試作品の戦車が隠されていると見破った例すらある。 
照準合わせは'ある意味では、目標の周辺情報を透視者に与えることになるが'透視目標そのものを教えてしまうフロント・ローディングとは区別して考えられる。

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