優秀な技術者の観察力2

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技術の見える化スペシャリストの古謝です。

優秀な技術者を見ていて感じたもう一つの特徴は、技術問題の原因を考えようとするとき「論理の飛躍がない」ことです。

飛躍というと現状からジャンプアップするいいイメージを持っている人もいるでしょう。確かに、新しいものを発想しようとするときには「現状から離れるための飛躍」が大事です。しかし、こと「技術問題の原因を追究しようとするとき」確実に踏むべき考えのステップをすっ飛ばしてはいけないのです。

優秀な技術者は「飛躍してはいけないとき」と「飛躍した方がいいとき」の頭の働き方を切り替えるスイッチを持っているのかも知れません。残念ながら、当時はそこまで気づいていなかったので、どんなスイッチがあるのかは確認できていません。

ですが、「飛躍してはいけないとき」に「飛躍を防止するための方法」を自分で考えて、優秀な技術者たちにぶつけてみることはできました。そして8割くらいの方達から「この進め方をやると飛躍を防止できるね」という賛同を頂きました。

なんて勿体つけるほどのこともないのですが、それは「問題が起きていると思われる一連の現象を時系列に分解する」ことです。

「はは、当たり前じゃん。何を今更」って言われそうですが、でもこれを意識してやることが結構大事なことだと思います。人間の頭ってのは無意識に間をすっ飛ばすことをやってるのです。だって、歩くときにまず左足と右手を出して、えーとそのときの重心移動は…なんて考えてたら、逆に転んじゃいますよね。思考の世界でも似たようなことが起きています。

だから立ち止まって考えたいときには、強制的にでも無意識を意識化する工夫が必要なんです。


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