昨日ご紹介しました「串刺し検索用の検索式の作り方
」には続きがあります。
WordからGoogle検索を自動化する右クリックでGoogle!
では、オンライン辞書を串刺し検索に使うことができます。
例えば、Google検索と同時に、ニュースサイト、辞書サイト、特許のデータベースサイトにて同じ語句の検索をすることができます。
ただ、完璧ではないので、その点はご理解ください。
以下2点ご注意ください。
1.サイトのURLの表記方法に注意
昨日の記事でも紹介したとおり、データベースや辞書の検索結果の表示ページのURLに検索語そのものが表示される場合に串刺し検索に用いることができます。
2.日本語を検索する場合に注意
日本語を検索する場合には、URLに日本語を表示した場合でも問題がないサイトでないと、検索結果を正確に表示できません。
日本語の表記については、ウェブブラウザやサイトとの相性がありますので、試しながらご活用ください。
今回の記事では1についてご紹介します。ユーザーの方から先日ご連絡をいただき気がつきました。
どうもありがとうございます。
昨日の記事で紹介したように、Cambridgeのオンライン辞書で串刺し検索をする場合の検索式は以下の通りです。
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/myKW_1?q=myKW
myKWが検索語を示していますので、この検索式は、URL中の2箇所に同じ検索語が表示されることが前提となっています。
これを使って、「regression」を検索します。
しかし、検索結果が表示されません。
基本的な単語なので、Cambridgeに載っていないわけがないですよね。
そこで、サイトで直接入力してみると、しっかり検索されます。
検索結果が表示されているページのURLを見ると、以下のようになっていました。
・・・/british/regress?q=regression
検索語のところをだけを表示しています。
お気づきになりましたか?
regressとregression とで、別々の表記になっているのです。
このような場合には、右クリックでGoogle!からは検索できません。
右クリックでGoogle!では、機械的に検索語をあてはめて検索をしているだけなので、上記のように検索語そのものから形が変わってしまうと対応できないのです。
具体的には、右クリックでGoogle!は以下のURLを探したために、対応するウェブページがなくて検索結果を表示できなかったのです。
・・・/british/regression_1?q=regression
こういう点もあることをご了承ください。
また、別の例も合わせて報告いただいたのでご紹介します。
[still life] を右クリックでGoogle!から検索します。
これも検索結果が表示されません。
サイトに直接入力してみると、検索結果が表示されたページのURLが以下のようになっていました。
・・・/british/still-life?q=still+life
プラス記号やハイフンが入っていますので、こちらも右クリックでGoogle!からは検索できません。
このようにできることとできないことがあることをご理解いただいた上でご活用ください。
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