「紡ぐ」

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「紡ぐ」

万年雪が溶けて流れる川のそばに家があり
そこに一人の婆が住んでいる
日が昇る前から日が沈むまで糸を紡ぎ続ける

家の中にはわずかな家具と紡ぎ車
それは前の婆の残した物
わずかな衣服と食器だけ

村人は婆を避けるように見えるが
尊敬の念を込めて「紡ぎ婆」と呼ぶ
まだ婆と呼ぶには少し早いけれども

村人は婆に食べ物を届け
婆は村人に糸を渡す

娘っ子たちは婆に相談事を
婆は目を細めて微笑む
この子たちの誰かが
次の婆になるのかと不安に思う
ふと手を止めて小さな頭を撫でてやる

ボウズ達は婆を怖がるけれど
婆はやはり目を細めて微笑むばかり
娘っ子たちを大事にしてやれと望む
できれば誰も次の婆にならないように

婆になるのは不幸の末
糸を紡ぎ世代を紡ぐ
悲しみを断ち切り
幸せを紡ぐ

。。。。。

 とりあえず、ファンタジーっぽいですが、ありそうな感じで(^^;。
この「紡ぎ婆」みたいな人って、今でもどこかにいそうな気がしません?

 何かのある一つの職業があって、その職業に就くには何らかの条件がある。
その職業に就いた者は周りから尊敬をされると同時に、
何かしらの畏怖を覚える対象であったりする。

 あまり何か書くと差し障りがありそうなので、まあ詩と言うことでこれ以上はご容赦を(^^;。
とにかく物語のキャラにいそうですよね?

(コメントはメルマガ40号発表時。)

。。。。。

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コメント(2)