「案山子」

テーマ:

静寂が踊る闇の中で
彼は不安定に立っている
海から吹く風だけがその心を慰める

一羽のカモメが彼を見つけ
痩せたその腕に降り立つ
ほんの少しバランスが崩れ始める

ただ彼に託された願いは重く
視線は豊穣の地を外さない
描かれた瞳に笑みが浮かぶ

倒れるその瞬間に時は止まり
不完全な使命の完遂に後悔と
無価値な欲望にに口づけをする

。。。。。
 「えんじぇるもたまにはこういうものも書く」シリーズで(笑)。
あ、タイトル読めますよね?(^^;。

 最近ではあまり人型のものって見かけないのですけど、
だからこそ何となく幻想的だったりして。
その容姿のディティールは読む人に任せてしまっていますが、
その雰囲気を感じてもらえればと思います。

 彼には重い責任があって、倒れるわけにはいかない。
しかもその様子は誰かが見ているわけでもなく、
その責任も彼の自己満足でしかないのかも知れません。
しかし、そこには誰も知らない喜びもあって。

 永遠に変わらない描かれた笑顔と、移り行く季節と繰り返される人間の営み。
実際は、彼も時間と共に古びて崩れていきます。
その様子の一コマです。

 もっとうまく表現できたらいいのですけどね(笑)。

(コメントはメルマガ18号発表時)

。。。。。

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