「籠の小鳥」

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その小さな瞳に写るのは
冷たい鉄の格子模様

羽をばたつかせて
飛び立てるのは
止まり木からの数センチ

どんなに涙ぐもうとも
どんなに泣き叫んでも
笑い喜ぶ人間たち

愛されることのない小鳥たち

籠から見つめる広い世界
憧れ続けて叶わない

大空かける仲間たちに
せめてこの夢を託そうか

羽をばたつかせて
飛んではみても
指先からの数センチ

舞い上がる勇気さえ笑われて
体を置き去りに飛んでいく
悲しみだけが羽を濡らす

大空かける仲間たちに
せめてこの羽を託そうか

。。。。。
 我ながら、「中学生の教科書にありそうだな」と思うくらいスタンダードな感じなのですが(^^;。
やはりこういう詩が多いので、「えんじぇるは暗い」って思われるのでしょうか?
確かに明るくはないですが(笑)。

 素直に小鳥の視点で詠むのか、人間の比喩だとして詠むのか。
それは詠む方の自由ですが、できれば両方で感じて頂ければうれしく思います(^-^)
 

 ただ、「濡れた羽」はいつかは乾きます。
でも、誰かに「羽を託し」ちゃったら、もう羽は取り戻せないのです。
その迷い、葛藤、戸惑いがあると言うことだけには気づいて頂きたいなと思ったり。
いっそ羽を無くして籠の中に安住すれば楽なものです。
でも実際、そうも行きませんよね?
だから「託そうか」で終わりにしてあるのです。

(コメントはメルマガ14号発表時)

。。。。。

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