November 03, 2011 01:33:50

久保田 利伸 Vol.2 『United Flow』

テーマ:Funky God kubota!
随分と間隔が空いてしまいましたが、2作目は2002年発売の10thアルバム『United Flow』。

海外盤の『Nothing But Your Love』と『Time To Share』の間にリリースされていたことを知って納得、このアルバム、ちょっとポップの要素が少なめ。R&Bの要素が一番色濃くて、当時のトレンドもしっかり押さえた、日本におけるR&Bアルバムの最高峰とも言えるんではないだろうか。

シングル曲の「Candy Rain」や「Respect(This&That)」は言うまでもなく、10年近く経った今でも決して古びていない楽曲達が並ぶ。「無常」や「Do Me Baby」、「My Bad」などは日本語で歌われているけれどサウンドも歌も洗練されていて、”J”の頭文字をあえて付けたくない、れっきとした”R&B"だ。とても日本人の感性で作られたものとは思えない。それくらい”本場感”が強い楽曲が揃っているのだ。

そりゃそうだ、この頃はまだアメリカで真っ向勝負中だったんだからね。(ちなみに『Time To Share』は正に彼の挑戦の最高峰と呼ぶに相応しいアルバムだ。そして、その後リリースされたアルバムではそのテイストを損なうことなく、徐々にポップな楽曲も聴けるようになったのだけれど。)そういう意味ではまだまだ若さを感じられるアルバムなのかも・・・と久々に聴いて感じた。当時は随分大人なアルバムだなあ・・・って思ってたけど(笑)。

ここ10年のリリースされたアルバムの中では一番好きかな。ブレが無いし、芯が通ってるから。セールス自体は正直芳しく無い時期だったし、個人的にこの一曲!っていうような楽曲はないのだけれど、トータル感がハンパ無いのでついつい繰り返し聴きたくなってしまう・・・そんな作品です。


United Flow/久保田利伸

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August 24, 2011 00:52:53

久保田利伸 Vol.1 『Gold Skool』

テーマ:Funky God kubota!
さあいよいよスタートします、久保田全作レビュー。

まずは最新作『Gold Skool』から。

Gold Skool(初回生産限定盤)(DVD付)/久保田利伸

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25周年記念としてシングル「流れ星と恋の雨」のリリースはあって、ツアーもあることはなんとなく予感してたものの、まさかアルバムまではと思ってたので正直リリースの報は嬉しい誤算でした。

そして、前作からのインターバルの短さも驚き。企画アルバムのリリースも有ったので、新作をこれだけ短いスパンで届けてくれるだけでも嬉しい。

そして、今回は話題にも事欠かなかった。EXILEのATSUSHIとの共演曲が収録されていること、そしてアルバムリリース直前にはEXILE出演番組へもゲスト出演して、その実力を若い世代にも知らしめることとなった。

その結果、なんと久々にランキングTOP3入りも達成!ファンにとっては嬉しい事づくし。


で、肝心の内容ですが、言うまでもなく安定感抜群で、シングル曲やコラボ曲の多かった去年の『Timeless Fly』ほどの華やかさにはやや欠けるかもしれないけれど、粒揃いの楽曲と歌唱力に唸らされること必至。

盟友、柿崎洋一郎との楽曲だけでなく、前述のATSUSHIとのコラボ共作曲はもちろん、KREVAやALI-KICK、MANABOONなど若手とのプロダクション曲もあって、アルバムの色合いを多彩にしている。

フィリーソウルやネオソウルと言われるものを味を損なうことなく、かつわかりやすく自分のモノにしている日本人っているんだろうか?それくらいナチュラルに、様々なトラックに乗せて、時にメロウに、時にファンキーにメロディを縫うように歌っている。最早、歌唱力云々ってレベルで語れるほどのレベルじゃない。

個人的にはKREVAのトラックは大好きなので「Still In My Mind」がツボで、その他も久保田節全開のオープニング開けのトラック「Jungle Love」やそれに続く「Wednesday Lounge」、「Prisoner」辺りが心地よい。

あとはNHKの番組でギター一本の伴奏で歌っていた井上陽水のカバー「海へ来なさい」がシンプルだけどスタイリッシュなソウルナンバーに変貌していて、これも久保田のオリジナルと言ってもいいくらいアルバムにとけこんでいる。

「声にできない」で静かに余韻を残してアルバムは締めくくられるが、また初めからすぐに聴き直したいと思ってしまう。トータルな印象としてはシングル曲が少ない分、しっかりとカラーが統一されているので、飛ばさずに順番通りに聴きたいアルバムだと感じた。

やっぱり、凄いやこの人は!

August 09, 2011 23:52:03

久保田利伸 Vol.0  僕が好きになったきっかけ 

テーマ:Funky God kubota!
敬愛する久保田さんの事を書く前に僕が虜になったきっかけを。

久保田利伸の楽曲に最初に触れたのは恐らく田原俊彦が歌う「It's BAD」というアイドル歌謡にしては一風変わった楽曲。当時はラップもまだまだ目新しい時代で、それをアイドルが歌う事自体がかなりぶっ飛んだ事だった・・・はず。少なくとも僕にはかなり衝撃的だった。



それを作曲者である久保田利伸自身がテレビで歌ったのを聴いて、衝撃を受けた。こんなに歌が上手い人がいること、そしてそんなジャンルの歌を歌う人を僕は初めて見たからだと思う。



そういえば彼の出演するラジオ番組も聴いてた。確か外国人ミュージシャンとスタジオセッションみないたのもしてたんだけど、当時聴き始めてた洋楽のミュージシャンと遜色のない実力を持った凄い人だなーと当時から直感的にだけど感じていたな。

とは言ってもまだまだ子供だった僕はおいそれと彼のレコードを買う経済力は無かったので、出演しているテレビやラジオで彼の動向を追っかける程度しかできなかった。


そんなこんなでしばらく経った頃、姉から「凄いミュージシャンがいる」と言われて出てきたのが、久保田利伸の名前だった。もうすでに嵌っていた姉にダビングさせてもらったアルバムが2ndアルバムの『GROOVIN'』。手に入れたその日から僕はこのアルバムの虜になった。今までで一番繰り返し聴いたアルバムだし、強い憧れを持つあまりに、歌詞カードは手元になかったけれどアルバム全曲を空で歌えるほどまで聴きまくった。


その後はもう手放しで彼の事をフォローし続けて、今に至ります。一度としてガッカリさせられたことなど無く、尊敬の念は年月を経るごとに強くなっていると言っても過言ではありません。

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