名張毒ぶどう酒事件の再審請求で、審理を名古屋高裁に差し戻した最高裁決定を受け、奥西勝死刑囚(84)の支援者が7日、名古屋市東区で集会を開いた。弁護団長の鈴木泉弁護士は「決定を読めば読むほど『何で再審開始決定ではないのか』との思いが強い。今後は新証拠の価値を一層確かなものにして再審開始決定を取り戻したい」と述べた。【秋山信一】

 集会には支援者や弁護士ら約25人が参加した。鈴木弁護士は、最高裁決定が再審開始ではなく農薬の再鑑定を命じたことに「最高裁は原則として証拠調べをしないのに、検察が新たに提出した化学専門家の意見書に惑わされ『どちらが正しいか分からないから差し戻す』とした」と批判。その上で「決定は5人の裁判官の一致した意見となっているが、一部の裁判官は再審開始という意見だったように思う」と話した。

 奥西死刑囚のこの日の様子も報告された。面会した「奥西勝さんを守る会愛知」の田中哲夫事務局長によると「一夜明けてどうですか」と聞かれた奥西死刑囚は少し表情を曇らせて「よく考えてみたけれど、どうして再審開始決定にならなかったのかあ」と答えたという。

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