■先週発売の新作動向
先週発売タイトルで首位を獲得したのは約35万本の販売で
「DS：レイトン教授と最後の時間旅行」でした。
前作「悪魔の箱」を上回るスタートとなりますし、
消化率の面も良い状態となっています。
「悪魔の箱」が若干値崩れして流通していた経緯もありましたし、
ひとまず安心なスタートとなったのではないでしょうか。
新作2位にランクインしたのは約18万本を販売した
「PS3&360：ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」です。
360版は相変わらず弱く下位となっていますが、
PS3版のみを見れば約17万本の販売で前作超えを記録。
本体同梱版との相乗効果も若干見られるようです。
とはいえ昨年はPS2版が同時発売だったこともあり、
ウイイレ全体の動きは半減していると言えそうです。
また、PS2版とPSP版の発売日告知がコナミよりありましたので、
今後の伸びも鈍化してしまう可能性が高そうです。
新作3位には約6.5万本を販売した
「PSP：遊戯王デュエルモンスターズGX タッグフォース3」です。
発売初日から完売続出でチャンスロスをした販売店も多く、
予想以上の好スタートになったのではないでしょうか。
今週に入ってから動きが鈍化していますので、
PSPの本シリーズでは最高位を獲得するかもしれませんが、
販売数としては10万本規模に収まるのではないでしょうか。
その下もPSPが続き「PSP：喧嘩番長 全国制覇」が約5万本、
「PSP：無双OROCHI 魔王再臨」が約4万本となりました。
PSPとDSでジャンルの異なる内容で発売された「ひぐらし」は、
どちらも3万本規模とまずまずのスタートとなっています。
発売タイトルが多かったためその下まで見てみると、
「PSP：パタポン2ドンチャカ♪」が約2.5万本、
「DS：たまごっち」「Wii：ルーンファクトリー」が約2万本、
「Wii：NARUTO」が約1.5万本、「PSP：英雄伝説セット」が1万本など、
大きい動きではないですが1万本超えタイトルが多数ありました。
■先週の旧作の動向
準新作では「Wii：街へいこうよ どうぶつの森」が
約10万本を上乗せし累計販売数で40万本を突破しました。
順調に消化していると思いますし年末の期待作であることは今も変わりなし。
ただし、次回出荷予定がいまのところ無いというのが気になり、
急激な動きに対応できるかどうかが心配です。
「DS：クロノ・トリガー」は約8万本を上乗せし、
累計販売数が約35万本となりました。
今週も街森には一歩及びませんでしたが、
店頭消化率は高いので現在は若干品薄感があります。
引き続き年内好調に売れてくれるものと思われます。
「PSP：機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」は
約6万本を上乗せし累計で約30万本となりました。
PSPのガンダムシリーズとしては最上級の動きで、
累計でどこまでいけるか気になるところです。
新作や準新作に負けじと頑張っている定番タイトルは
「星のカービィ」「リズム天国」「ガールズモード」「プラチナ」等のDSタイトル。
この辺は年内品揃え必須となりそうですね。
■ハードの販売動向
相変わらずハードはDS関連で盛り上がりを見せていますが、
その他のハードも年末らしい動きを若干してきました。
DSiは発売から4週間で50万台を販売し、
現在も引き続き好調を維持しています。
相変わらず任天堂の出荷はDSiメインとなりますが、
消費者にはもう少しDSLiteという選択肢も提供してほしいです。
そしてPS3はウイイレ同梱版の発売効果が見られますし、
まだGTパックも若干動きがありますのでPS3は案外年末動くのかも。
今年のクリスマスはどのハードが選ばれるんでしょうかねぇ。