３６号室　クリプトンくん　元素っちキャラクター紹介（希ガス族）

元素っち周期表マンション　メゾン　ド　エレメンツ　３６号室の住人。

日本での理科の授業において、「水平リーベ僕の船・・・」から始まる一連の語呂合わせにおいて、一番最後に来るのが彼、クリプトンくんである。

・・・という内容を紹介するくらいしか彼はあまり特徴は無い。
これはネオンっち、アルゴンっちなどの希ガス類の特徴で、人畜無害で特徴が無いのが特徴である。

あ、思い出した、彼は非常にダンディなハスキーボイスを持っている。
なんちゃってハードボイルドのネオンっちとは違って、彼のハスキーボイスを聞くと、うっとりする女性諸君もいるはずだ。
なので、人間も彼を吸うことによって、一時的にハスキーボイスが得られたりする。
女性を口説くときは彼を吸っていくといいかもしれない（酸欠の危険があるので、良い子は真似をしないでください。）

また、彼は他の希ガス元素っちと同様、電圧をかけると、色を発する。クリプトンくんは青白い色である。
タングステンっちが使われている白熱電球が長持ちするとか、青白い光の色が重宝するとか、そういう用途もあるけど・・・青色発光ダイオードが開発された昨今となっては消えつつあるのかもしれない。

また、彼は、１９８３年までは、１メートルの基準であった。
彼から出る電磁スペクトルの特定の波長を用いて１メートルを定義していたのだ！
しかしそれも過去の遺産。
今は１秒間に光が進む距離を光速で割ったものという定義が付けられている。

アルゴンっちと違って、地球上にも多くは存在しないし、まあ、理科の授業の語呂合わせに出てくる割にはあまりたいした用途が無いのは、希ガス類の宿命みたいなものだろう。

でも、彼は何も気にしない。なぜなら、彼は一人で安定だからだ。