命の時代 

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 二十一世紀は環境の時代と言われますが、より身近に言うと命の時代ではないかと思います。   
 
 「命を守る」「命を尊ぶ」そんな当たり前のことが当たり前でなくなってしまった今だからこそ、命とは何かと真剣に問う、そんな揺り戻しが必ず来る気がするのです。

 命の視点でながめてみると、いろいろなことが違って見えてきます。例えばマンションやホテルなどはながめのいい階の高い方が価値があるとされてますが、緊急時の避難を考えれば階の低い下の方が有利です。同じように命の視点から見ると、都会より、田舎の方が断然価値があります。

 そんな風に考えるようになったのは農業のおかげです。

 人と接することが好きだった私は、大学卒業後バーテンダーになり、一年のオーストラリア遊学を経てホテルの支配人業に就きました。そして地元に帰り農業の道へ。

 農業を選んだのはサービス業として見た時、とてもビジネスチャンスがあったからです。しかし農に携わり価値観も大きく変わりました。

 まだまだこれからですが、素人から始めたからこそ分かる農の良さ、気づかせてくれたことがたくさんあります。 

 そんな事を伝えていければと思っています。

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真の生活力

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 二十五歳の時、一年間オーストラリアに行きました。その時感じたのは「お父さんがお父さん」だということ。

 かの地でお父さんといえば、家の修繕が出来て(中には自分で家を建てる人も)車が直せる、そして庭の手入れや家庭菜園は出来て当たり前でした。

 それまで「生活力」というとイコール「経済力」だと思っていたのですが、本当の意味での生活力とはまさに生きていく力だと実感しました。

 私が農の道を選んだ根底には漠然とした不安がありました。具体的な不満、不安がある訳ではないけれど地に足がついていないようで落ち着かない。そんな思いが農業へ駆り立てたのかもしれません。近ごろ新規就農の相談も増えているのもそのような理由からだと思います。

 実際に農業をしてみると、想像以上の安心感がありました。経済的な視点でみれば外で働いて野菜を買った方が効率がいいかもしれません。しかし農は効率以上に安心感を与えてくれました。

 生活力とは本来、生きていける力そして柔軟性だと思います。子供を持つようになって、真の意味での生活力を伝えることこそ親の役割ではないか、との思いがあらためて強くなりました。


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台所菜園

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 本日、金沢市中央公園において「アースディ石川」が開催されます。その中の「ニュー・キッチン・パラダイス」というコーナーで講師をします。内容は気軽に「食」を育ててもらおうというもの。この話をいただいた時、即座に引き受けさせてもらいました。

 風来でもこの時期、ハーブの苗を中心に苗を販売しています。なぜハーブかというとそれこそ台所でも気軽に育てられるからです。

 農業を始めて気づいたのは作り手と食べる人との距離が色々な意味で遠いということ。知識という意味ではネットを含め情報が溢れているのですが農家の伝えたいことと食べる人の知りたいことに大きなギャップを感じました。

 色々と考えその距離を埋めるには実際に育ててもらうのが一番ではないか、ということから苗の販売を始めました。 

 実際に育ててもらうと様々な反応が返ってきました。「野菜の見る目が変わった」「買い物が変わった」などなど。

 中でも「子供が食に対する見方が変った」というのが嬉しかったです。

 食育という言葉も定着してきましたが私は食育の原点、そして農家の伝えたいことは「感謝」でないかと思っています。

 育てた人、作ってくれた人のみならず自然に感謝することが出来たなら。小さな苗から夢は広がっています。


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お手伝い力

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 知り合いで小学五年生の子供に子牛の面倒を見させていた農家さんがいます。その子の仕事は朝晩のエサやり。

 ある朝、学校に遅刻する、と慌てて柵を閉め忘れ学校に行ってしまいました。柵を出たすぐそこにはエサ箱が・・。牛はエサがあると際限なく食べてしまい、最悪死んでしまうこともあります。

 子供が帰ってくるとまさに子牛が死にかけていました。子供は泣き喚きながらも徹夜で必至に看病しました。その甲斐あってか子牛は一命を取り留めることに。

 その農家さん、途中で子牛の異変に気づいていたのですが、子供のためにとそのままにしておいたそうです。(最終的には助かると分かっていたからなのですが)

 それからその子は二度と柵を閉め忘れることはなかったそうですし、以前より子牛に真剣に向き合うようになったとのこと。

 そこまでではありませんが、我が家では朝と晩、苗への水遣りは小学二年生の娘の仕事になります。最初は嫌がっていたのですが、日に日にやる気が出てきて、母親が水を遣ろうとすると「私の仕事」、と怒るぐらいになりました。そして野菜の成長に対して敏感になりました。トマトや胡瓜の実の成長はもちろん、葉っぱの様子がいつもと違うと見てみたら害虫がついていたなんてことも。

 命を育むお手伝いは、子供にとって責任感と気づく力を与えてくれています。

究極のサービス業

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 バーテンダー時代、師匠のマスターにサービス業の基本をたたき込まれました。マスターは厳しくも愛情のある方で、バーテンダーという職業に誇りを持っていました。そんなマスターの言葉が今も心に残っています。

 「夜の仕事は不真面目に見られがち、普段から人の二倍真面目にするように」「サービス業はお客様のためではなく、お客様がまた来てもらうためのもの」「お客様との距離感を大切にする」などなど。中でも残っているのは「サービス業の使命は人を幸せにすること」という一言は一生忘れません。

 私が農業を選んだのはサービス業として見た時に大きなビジネスチャンスを感じたからだと言いました。「農家の漬物」ではなく「自家菜園を持った漬物屋」。「農家の直売店」ではなく「自家菜園を持った八百屋」。同じような事でもイメージ、こだわる視点が大きく違います。そうした視点でみた農業は宝の山。工夫次第で色々なことが出来ると実感しました。

 しかし一方で、そんな考え方が次第におこがましいように感じてきました。「食」は人の命の元。そんな「食」を育てる農はそれだけで人を幸せにする産業ではないかと。作物を「商品」ではなく「命の元」と思えるようになってから農業がますます楽しくなってきました。


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