昨夜は、ごくごく静かな心地よい余韻がいつまでもひたひたと続いていて
カモミールティーを飲みながら、ひとり小さなことまで記憶を辿っていました。
でも、思い出すのは、演奏そのものや、演奏について頂いたお褒めの言葉ではなく
演奏前や演奏後に見たオケの子たちの笑顔や、聴きに来てくれた人たちの笑顔ばかり。
昨日の演奏が楽しかったのは、やっぱり“ひとりじゃなかった”ということと、もちろん
それを支えてくれた人たち(子たち)に恵まれたから…だとますます感じています。
気持ち的にバタバタと過ぎてしまった二月の数日間。
気付けば日本では節分が終わり、イタリアではカーニバルの季節に入っていたようです。
今日ティナおばあちゃんのお家へ行く途中も、道には子供が撒く紙吹雪が綺麗に散らばり
パパやマンマに手を引かれて歩く、小さなプリンセスの姿をあちこちで見かけました☆〟
今年も例年通り、モンスターになった男の子に“ギャォォォ!!!!”と追いかけられるマネを
されて、モンスター大満足の“きゃいぃぃーん!!!”という悲鳴をあげた空ちゃんがいたり(汗)
上のバスケット入りのお花は、おばあちゃんの娘さん夫婦に今日頂きました。
『お花はいらないって言ってたけど、あまりにもいい演奏だったからあげたくて♪』と。
ありがたいです。
ウーノくんのママとパパからも今朝メールで
『昨夜はふたりでずっとfuの話をしてたのよ。あんなに凄いピアニストだなんて
あなた全然素振りも見せないから、本当にビックリしたし感動したの。私たち
音楽のことはわからないけど、今朝起きてもあなたの演奏の話しかできないわ』
ありがたいです。
セレーナとミケーレにも、昨夜コンサート後にアペリティーヴォをしながら
『あんなに凄いのに、誰よりも音楽家らしくない、普通の感覚を持ってるところが
fuのもっと凄いところだよね。だから、弾いてるときの姿が更にいいよね!!』
ありがたいです。
もちろん、音楽家のなかには音楽家であることに、誇りを持っている人が多いと思うし
芸術家が変わり者だ…と称されても、それを褒め言葉に取るくらいの人も多いのですが。
わたしは子供の頃から、“ピアノをやってるから”という理由で“普通の人がやること”を
やらないというのが嫌でした。みんなと同じことは同じようにやった上での、ピアノ(笑)。
だから、高校まで体育の時間にバレーボールもバスケットもテニスもハンドボールも
サッカーも何でもみんなと同じように喜んで参加したし、スポーツ大会では率先して
バレーボールに参加していました。音楽の先生がウワサを聞いて止めに来ても、隠れて
みんなと楽しんで、翌日腫れ上がった腕と麻痺気味の指でピアノを弾いていました(笑)
ピアノを弾くのに必要なものは、幸いにも生まれながらにもらったものだと思います。
初めから不自由なく両手が別々に動いたし、特別な練習をしなくても指が回りました。
それにプラスして、音色に貪欲になる習慣をつけてくれた先生に出会えたこと。そして
大学の四年間は“ダメ出し”されるだけで具体的な指導は一切なく、自分であーでもない
こーでもないともがきながら“ちょっとわかったみたいね”という先生の言葉を得るまで
勉強するという習慣がついたことが、今となってはわたしの強みになったと思います。
今でも、先生方のひとことが“あ、そうか!!”と気付かせてくれることはありますが、基本は
自分ひとりで曲を作るのが落ち着きます。手取り足取りというのは、逆にもうムリかな(笑)
そもそも、もう大学も出ているし、イタリアでも学位を取っているし、いい歳なんだし
レッスンに行って教えてもらう…ということは、わたしの中ではもう考えられません。
(もちろん、今でも熱心に先生について勉強している同級生は、凄いなーと思います)
だからこそ、逆にコツコツとコンスタントに努力ができない…といのが
わたしの昔からのどうしようもない大きな欠点であり、伸び切れない原因なのですが。。
でも、よく真面目(普通?)な演奏家が、1日弾けないだけで不安でたまらなくなるとか
ピアノのコンディションや自分のコンディションに物凄く神経質になっているのを見ると
“大変だろうな~、わたしは違ってよかった”呑気に思えることが幸運かもしれません。
今でも音楽の話をするのは苦手です。
話すことがあまりないから(笑)他人の音楽論にもあまり興味がないからかも^^;
でも、やっぱりわたしはわたし流に
音楽が好きだし、ピアノを弾くのが好きで、このスタイルがわたしに合っています(笑)
自分でもピアノ弾きであることを忘れてしまうような、そんなスタイルが合ってるんです。
そんなわたしも
やっぱりもっともっと演奏していきたいな。そう思えるようになって来ました。
そんな日がやって来るように、どんどん行動に移していきたいと思っています。
まずは、コンクールの申し込みのために、水曜日に曲を決める予定でいます。
チャレンジ。
結果を恐れずにどんどん飛び込んでいけるような、わたしになりたいです。