企業の社会性

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 小田玄紀です


 最近、企業の経営戦略において社会的価値を自ら問う企業が特にオーナー系企業を中心として増えてきていると実感しています。


 5~10年程前までは、企業の社会性はCSRや社会貢献活動が基軸でした。ただ、それらは事業ではなく、あくまで寄附やメセナ的な活動であり、景気によってその活動内容は大きく左右されてきました。


 昨今目立つのが、新規事業にしろ既存事業にしろ、そのことが“社会問題の解決に繋がるかどうか”が1つの判断基準になっているということです。そして、それが表面的なIRではなく真剣に経営者自身が熱く考えていることに大きな時代の変化を感じます。


 “それは誰かの課題を解決し得るサービスか”

 “それを他社ではなく、当社が行うことの意義や価値は何か”

 “それは収支として継続性・成長性が期待されるものか”


 まず収支ありきではなく、社会性の有無をまず検討する。経営においてもこの姿勢で臨む経営者が増えてきており、しかもそれがベンチャーではなくオーナー系大企業をも含んで増加していることを肌で感じています。


 今後、企業においても個人においても求められることは、その人・企業の“存在価値”を最大化することだと思います。


 自らの社会における価値が何か。それを最大化するには、誰のために何をすればよいか。


 この思考に基づいて、自らのあり方を考えることで固定概念に縛られずに本来やるべきことを見出すことが可能になります。そして、その結果としての活動・事業を行って自らの社会性を実感することが、個人にとっては幸せを感じ、企業であれば成長・発展に繋がる時代になったように思います。


 2012年3月9日

     小田玄紀

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