内毛根鞘は、
ヘンレ層
ハックスレー層
鞘小皮
の３層構造です
まず、外毛根鞘と接している部分を
ヘンレ層といいます
ヘンレ層は、
外毛根鞘とデスモソームで結合しています。
デスモソームとは、
細胞間結合方式の一つで、
もっとも強い結合方式です。
細胞同士が互いのフック（デスモグレイン）を使って、
相手の細胞壁を越えて（入り込んで）
結びつきます
材質は、
膜貫通タンパク質です
一番角化が速い層です。
内毛根鞘の角化スピード違いは重要です
次に、ハックスレー層があります
ハックスレー層の角化は、
内毛根鞘では最も遅く角化します。
この角化スピードの違いは結構毛髪の形を作るにあたり
重要な要素となります
単独での役割は解りません。
内毛根鞘としてのトータルな機能で生かされている
としか現時点解りません
鞘小皮は、
キューティクルとの突起（キューティクルの向きのこと？）と
逆の突起でがっちり支えています。
単にグリップ力だけでないようです
（イメージ）
少々毛を引っ張っても、
毛が抜けず、
成長期毛の場合は毛根鞘ごと抜けるほどに
強く結びついています
ただし、そのグリップ力ですが、
内毛根鞘の角化が始まるあたり（皮脂腺下）からは、
毛と内毛根鞘に隙間ができ始めます。
ですから、
退行期や休止期の毛は、
頭皮側に上昇してきており、
その為、
内毛根鞘との接点も減り、
グリップ部分が少なくなる上、
隙間が出てきますので、
グリップ力も弱くなります
シャンプーやコーミングなど、
ちょっとの力や摩擦で、
特に休止期の毛は抜けるようになります
角化は、ヘンレ層に次いで早いです
明日、角化スピードの違いによる毛根鞘の役割など
を書きます
２０１３年１２月２０日
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