GENETOバッジ2011モデルの発表 | GENETO

GENETOバッジ2011モデルの発表

$GENETO-GENETOバッジ2011

GENETOバッジ2011年モデルの発表を致します。

この企画は、アーティスト発掘の意味を込めておこなっているもので、「GENETOの女神」を共通テーマに様々なアーティストに描いて頂いております。
今回で4回目と今年のアーティストは、切り絵作家の佐川綾野氏に依頼いたしました。

佐川綾野氏より

今回のバッチをデザインするにあたり、テーマ「GENETO の女神」からピノキオに出て来る女神にたどり着きました。
ピノキオの女神は星の女神ではなく原作は青い髪の森の女神です。
ピノキオが旅の途中危険な目に逢いながも進む様子を時には助け、成長を見守ります。
いかなる難局でも、GENETOを見守ってくれる存在として考えました。
また、そんな女神の様子が3.11以降の母親たちの姿と重なりました。
上を見上げるその目線の先には何が見えるのでしょうか。それが「希望」だと信じたい。
そんな思いでデザインさせて頂きました。



GENETO-GENETOバッジ2011


GENETO-GENETOバッジ2011


GENETO-GENETOバッジ2011


GENETO-GENETOバッジ2011

(写真をクリックすると大きくなります)

今回は3.11の東日本大震災をうけ、自然の尊さや厳しさを考えさせられるきっかけとなりました。
特に福島原発は今だ解決の目処が立っていない等、これまで日本人が如何に自然を軽視し、甘く見て来たかを痛感する出来事だったかと思います。
そんな事柄を踏まえ、我々が作るバッジも世相を反映し、何かしらのメッセージを発信出来ればと言う事になりました。
そこで今回は童話ピノキオに出てくる”森の妖精”が女神のモデルとなりました。
森の妖精はピノキオに対しある時は優しく、ある時は厳しく、窮地に立たされた時はギリギリで救ってくれる。
そんな存在だという説明を受けました。
まさに今の日本はピノキオ状態なんじゃないかと。

これまでGENETOバッジはアーティストの発掘イベントとして企画して来たものですが、アートが何かしらの社会性を持ち、メッセージ性を持つ事は、アートの持つプリミティブな表現方法であり役割であると考えております。
今後も出来る限り続けて行きたいGENETOバッジですが、これからはそう言った世相と関係性を持って行く事も我々に課せられた課題ではないかと感じております。

$GENETO-佐川綾野 原画

(佐川綾野氏によるバッジ図案の原画)

小娘の切り絵制作日記(佐川綾野ブログ)

GENETOバッジ2011モデルの発表の様子はコチラ


過去のGENETOバッジ

2008年モデル/ジャパンメディアプロダクツ:サイトウジョウイチ 

2009年モデル/クリム兄弟社:GUSTAV KLIM 

2010年モデル/ポム企画:高木み江 ←


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山中コ~ジ