2010-09-08 00:05:36
新しいプロジェクトの為、実測をおこなう by 山中コ〜ジ
テーマ:JIDAIYA ARASHIYAMA新しいプロジェクトが始まりました。
このプロジェクトは嵐山にできる商業施設です。
内容について詳しく書くことはできませんが、なかなか計画することがない業態なので、建築やインテリアについて、お手本になる様な物がありません。
GENETOにとっての課題は、今後あり得る競合他社の追随にも適わない建築にできるかどうか。
もし可能ならば、そんな競合他社にとって基本となる様な建築やインテリアになることを願っています。
現場となる建物は、築20年から30年の日本家屋です。
今回は、測量業者を使わずに自分たちで測量することにしました。
その方が建物の構造について、周辺環境との関係性、リアルなボリュームを実感することができるからでした。
また、インターンで来ているマイケル君にとっても、日本家屋のスケール感を体験するのに好都合だとも考えました。
(そんな思いが伝わったのか、建物の隅々まで丁寧に測るマイケル君。)
大学生時代にオープンデスクで来てくれた京都工芸繊維大学の永井覚紀君も、急遽手伝いに来てくれました。
彼は大学卒業後、東京へ行ったと聞いていましたが、所用で京都に短期間戻ってきていました。
そんな2人と、僕と山下の4人での実測でした。
8月末日でしたが、まだまだ気温が高く大変な作業でした。
日本家屋は色々と手が込んでおり、測量も簡単には終われません。
測りだすと予想に反しどんどん謎が出て来たり、発見があったりと一日中大忙しです。
ここを舞台に、我々はどんな提案ができるのか・・どんな可能性を発見できるのか・・・ビジネスとして成立させられるか・・・などなど、今回も超えるべき壁は今の段階でもあげられます。
それらを贅沢に叶える建築は不可能なのか可能なのか、それも我々とクライアントとで導き出す答えなのでしょう。
途中3人に測量を任せ、お店の周辺を歩きながら写真を撮って歩きます。
周りには色々な建築が建っていましたが、成功している例は非常に少ないと改めて感じました。
観光地のメインストリートはどうしても商業施設が入りがちです。
それだけならまだしも、建築の初期投資にはあまりお金をかけず、利潤を求めてしまう。
結果的には古くて良い風情のある建築の軒先だけ安く改装した建物が目立ち、ハリボテでチープな町並みになってしまっています。
それでも天竜寺や渡月橋など観光拠点があるので観光客はどんどん来ます。
それら地域のアイコンとなる拠点はあるものの、長い目で見ると地域のブランド力は衰え始めるでしょう。
建物にとどまらず、原色だらけのチープなお土産物が店先に目立つ景観が、京都らしい本当に美しい観光地の景観といえるのか?
周辺をリサーチしながら、京都らしくない景観や内容に疑問を持ちました。
そう考えると、近くにある「星のや 京都(他府県資本)」の方が、余程この地域におけるブランドイメージを理解し再定義していると感じました。
そうは辛口を言ってはいますが、GENETOが一体どれだけの設計ができるか・・・そこが一番の問題です。
これから、楽しく辛い時間が始まります。
GENETO
山中コ~ジ












