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[ピロリ菌の除菌治療]

(朝日新聞  2009年7月30日)(田辺功の医療よもやま話)

 
埼玉県の50代男性から「ピロリ菌の除去の効果」についての質問をいただき
ました。
内容は、
  ・除菌は100%可能か
  ・臨床効果は間違いなく得られるか
  ・耐性菌や、除菌後の再感染の可能性
  ・保険の適用は
などなど、です。

医療行為はプラスばかりでなく、副作用などのマイナスもあります。
病院や診療所で勧められる治療を漫然とではなく、ご自身で考えて受ける
ことはとても重要なことです。
その点で質問の男性には頭が下がります。


胃の中は強い酸性でふつうの生物が住めない環境ですが、ヘリコバクター・
ピロリ菌は自分でアルカリ物質を作り、酸を薄めて住んでいる細菌です。

日本人の感染率は高齢になるほど高く、50代以降は7~8割といわれて
います。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因と分かり、 2005年には発見したオーストラリア
の2人の医師がノーベル賞を受けました。
その後、胃がんの原因だという説も出て注目されています。


除菌するには、3種類の薬を7日間飲みます。
成功率は8割以上です。
短期間なので耐性菌を生む心配は少ないのですが、抗生物質常用者はすでに
耐性菌になっていて効かない可能性があります。

免疫力の弱い幼児期に、母親から食べ物の口移しで感染すると推定され、
除菌成功後の再感染という話は聞きません。

胃・十二指腸潰瘍治療の一環としての除菌は保険適用になります。


一方、除菌治療の最大のマイナスは「逆流性食道炎」などが増えることです。
増えた胃酸で食道の粘膜に炎症を起き、胸やけなどの症状が出ます。


日本ヘリコバクター学会はガイドラインで、胃・十二指腸潰瘍、血小板減少性
紫斑病などの治療には除菌を第1選択とし、早期胃がん治療後の再発予防や、
胃がんにつながる萎縮性胃炎の患者さんにも除菌を推奨しています。


私はこれらの病気の患者さんや、家系に胃がんが多いような方は別として、
胃がん予防目的で除菌することはどうかな、と思います。
「ピロリ菌がいなければ胃がんを発病しないから」と、熱心に除菌を勧める
医師は少なくありません。
しかし、ストレスや食べ物の方が、胃がんのより有力な原因です。
日本人の大部分はピロリ菌を持ちながら胃がんにならないのも事実です。


https://aspara.asahi.com/column/yomoyama/entry/ZuIpAkInv5











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