3件のひったくり事件に絡み、強盗傷害と窃盗、詐欺の罪に問われた東京都立川市の男(20)=事件当時19歳=の裁判員裁判の判決が9日、東京地裁立川支部であった。

 福崎伸一郎裁判長は、盗んだクレジットカードを使ったとする詐欺罪について「的確な証拠はなく合理的な疑いが残る」として無罪、被害者にけがを負わせたとする強盗傷害罪については「実行犯は共犯の少年(保護処分が確定)」として窃盗罪を適用。3件の窃盗罪のみを認め、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役7年)の判決を言い渡した。裁判員裁判で一部無罪の判決が出たのは初めて。

 被告は昨年2~3月、友人の少年と共謀し、東京都多摩地域の3か所で女性3人からバッグをひったくり、うち女性1人(当時61歳)に約4か月の重傷を負わせた上、盗んだカードを使って都内の量販店でブレスレット(9万6000円)を買ったとして起訴された。

 しかし、判決では、詐欺罪について「被告と共謀した」とする少年や店員の証言には疑問があるなどとして無罪。強盗傷害罪についても、少年との共謀を否定した。

 被告は捜査段階で容疑を認めたが、公判では「(詐欺と強盗傷害の)実行犯は少年。少年院に行かせたくないので、うそをついた」などと主張していた。

 判決後の記者会見で、裁判員を経験した小山貴子さん(34)は「はっきりと証拠と言える判断材料が欲しかった。警察の捜査は粗く、検察のつめが甘かった」と話した。東京地検立川支部の西本仁久・公判担当副部長は「上級庁と協議して適正に対処したい」とコメントした。

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