一週間ほど前の事ですが、キング・クリムゾン、EL&Pなどで活躍したグレッグ・レイクが癌闘病の末、12月7日に亡くなりました。69歳でした。

好きなミュージシャンの1人だったので、遠い日本の地より心からご冥福をお祈りいたします。

 

 

(左)近年のグレッグ・レイク (AFP Entra より) (右)EL&P時代 (Wikipediaより)

 

若い頃から童顔の丸顔でしたが、youtube等を見ると近年はかなり肥えてしまっていて健康問題、大丈夫かな?と密かに心配していました。

主にEL&Pでの活躍が有名ですが、梅之助としてはキング・クリムゾン「クリムゾンキングの宮殿」でのVoが印象的。特に収録曲「エピタフ」は本当に名曲です。

日本公演は1972年(EL&P)、1983年(ASIA)、1992年(EL&P)、1996年(EL&P)、2013年(ソロ)に行っており、オリジナルアルバムこそ製作されなかったものの、ASIA(エイジア)のメンバーとして来日した1983年のライブは梅之助、LD(レーザーディスク)で持っていました。

ネットを見ていると、「プログレッシブ・ロック界のフランク永井」なんていう人がいましたけど、ズバリ、ドハマりの表現だと思いましたね。

ただ、もう新しい歌声を聴く事は出来ません。

 

音楽界、特にプログレ人脈界からも追悼の表明が寄せられています。

 

 

「グレッグ・レイクが亡くなって、また一人悲しい喪失を迎えることになった。君は僕らや友人やキースなんかと素晴らしい音楽を遺してくれた。生き続けることになるだろうね」

 

 

「偉大なミュージシャンにしてシンガーのグレッグ・レイクが亡くなったことを知って、音楽界が頭を下げているよ」

 

 

「今、僕らのジャンルの音楽的偉人が亡くなったと聞いて本当に悲しいよ。昨日、僕の親愛なる友人であるグレッグ・レイクがガンで亡くなったんだ。安らかに」

※2017/02/06追記:彼も翌年01/31に帰らぬ人に(→「さようなら、ジョン・ウェットン」(2017/02/06))。

 

以上、参照記事→ 「NME JAPAN」より。

また、他にも

 

 

「グレッグ・レイクの件はとても悲しい。私はいくつかのプロジェクトで彼と仕事をするという特典が得られました。誰もが彼の素晴らしい才能を惜しんでやまないでしょう」

 

またEL&Pのドラマー、カール・パーマーはFacebookで

 

「大きな悲しみと共に、今、友人でバンド仲間のグレッグ・レイクにさよならを言わないといけません。

グレッグの唸りを上げるような声とミュージシャンとしてのスキルは、ELPやキング・クリムゾンで作られた音楽で誰もが知るところです。1970年代に経験した素晴らしい日々と、共に演奏した数々の忘れられないライブが懐かしく思われます。

今年はキースも失ったので、レイクの死は我々全員にとって特につらいものとなりました。『展覧会の絵』の最後でグレッグが歌っていたように、『死はすなわち生』なのです。彼の音楽は今、彼を愛したすべての人の心の中で永遠に生き続けます」

 

とコメントしています。以上、参照記事→「THE HUFFINGTON POST」より。

 

思えば今年の3月にはEL&Pのサウンドリーダー、キース・エマーソンも亡くなっています(71歳、鬱病による自殺)。

若い頃に好きだったミュージシャンが鬼籍に入る・・・そういう世代に入って来たんだなぁ、梅之助も。

 

ASIA 「エイジア・イン・エイジア」1983年

 

EL&P 「展覧会の絵」から「キエフの大門」1974年

 

 

 

 

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