「GT」放送時とは事情が違う。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

「GT」放送時とは事情が違う。

フジテレビ系アニメ「ドラゴンボール改(魔人ブウ編)」の後番組として、
完全新作TVアニメシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」が7月より放送される事になった。
今回は’96~’97に放送された「ドラゴンボールGT」以来18年ぶりのアニメオリジナルシリーズで、
原作者・鳥山明のオリジナル原案に基づき、
魔人ブウを征伐したあとの地球を舞台に、孫悟空の新たな戦いが展開される、
完全新作シリーズとのことだ。

で、ワタクシとしては諸刃の剣になりかねないんだよね。
「ドラゴンボールGT」放送時、賛否両論が上がっていたんだよね。
「待ってました!」の一方で、「私の『ドラゴンボール』をぶち壊さないで!」と猛反発。
その賛否両論ゆえ、再放送はおろか、ソフト化も、ブロードバンド配信も一切なし。

’13年、完全新作にして、初の単独公開になる「劇場版ドラゴンボールZ 神と神」が、
興行ランキングで初登場1位を獲得し、想像以上のメガヒットを記録。
日本映画初のIMAXデジタルシアター版(2D)同時公開も話題になった。
そして、現在公開中の「劇場版ドラゴンボールZ 復活の『F』」も、
2D、3D、IMAX 3D、4DX体感シアターの4フォーマット同時公開戦略が功を奏し、
こちらも興行ランキングで初登場1位を獲得した。

「神と神」はアニメオリジナルキャラの破壊神ビルスと従者ウイスが登場し、
「復活の『F』」は最凶最悪の極悪人キャラ・フリーザが(ドラゴンボールで)復活するという、
どちらも原作には全くないオリジナルストーリーで、古くからのファンからの猛反発も覚悟していたが、
甚く(いたく)受け入れてくれた上に、
(フジテレビ基準で)日曜朝9時の「改」を見ている親子2代のファンも観に来てくれたもんなぁ。

「ドラゴンボールGT」放送時と今とでは事情が違う。
最近2作の劇場版が想像以上に好調で、好景気に恵まれている今だから、
一歩踏み出す勇気が出た事もあるが、
現在ジャンプを支えている「ONE PIECE」、「暗殺教室」、「銀魂」、「ハイキュー!!」、
「NARUTO」(本編は連載が終了しているが、4月より外伝が短期集中連載開始。)に刺激されてか、
鳥山明も、クリエイターとしての血が滾ってきていて、もう黙っちゃいられないからか、
新たなオリジナルストーリーの構想を練っていたもんなぁ。

やるなら、賛否両論覚悟でやってもらいたいものだ。


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