ハーバード大学への留学経験を経て早稲田大学で博士号を取得し、日本最高峰の理化学研究所でユニットリーダーを勤める小保方氏によるSTAP細胞の捏造研究疑惑が、世の中の注目を集めた。



記者会見で弁明するブサカワな外見とおっとり甘えた喋り声を併せ持つ彼女の姿は、まるで頭の弱いアイドルの謝罪会見のようだ。捏造疑惑に対して理屈で反論することが無く新たな知見は得られなかったが、「不勉強で...」や「体調が悪くなり...」や「STAP細胞はあります!」などの発言で、モテない男にモテる女代表のような彼女は世間の同情を得られたのは言うまでもない。

早稲田大学にはAO入試で入り、その後も様々な伝に頼って研究室を渡り歩いた彼女は、むさ苦しい理系社会で周りからアイドルに祭り上げられたあまり勉強が得意でないある意味被害者というのが現実かもしれない。

理系大学というのは圧倒的な男女差によって、普通の女が性欲を持て余した男共に異常にモテるというのがよくある光景だ。大学を出れば、自分の希少価値が愕然と下げるのは本人が一番分かっているだろう。まして高学歴となれば、そこらへんの女子大の女と同じ土俵に立たされるのは、心が痛くないはずが無い。理系大学という心地よい環境に浸ってしまった彼女は、研究に対するプライドも無く、普通の女の子がなんとなく大学に行くように、周りに助けられながらなんとなく博士過程まで残ってしまったのではないだろうか。

彼女には、男の研究者にありがちな研究に命を捧げちゃうような熱意ももちろん無く、また女の武器を使って研究社会を支配してしまおうなんていうサイコパス的思考も無かったと思う。あるのはただ単純に、テスト前に過去問を入手したり、ネットや先輩レポートからのコピペレポートを提出したりという、普通の大学生の社会で生き抜くための普通の術の延長では無いだろうか。

彼女も一般的な思考の理系女子で、今回は色々な要因が重なり合って、たまたまスケールが大きくなりすぎてしまっただけの話だ。

ちょっと自己愛が強い彼女を、悲劇のヒロインとして、アイドルから女優に仕立て上げたのは、マスコミと視聴者の皆さんだ。彼女は、なんとなく進んだ研究者じゃなくて、本当にやりたかった女優になれてきっと幸せだろう。