男が自らを証明するものなど、免許証でもクレジットでもなく、金や地位でもなく、裸一貫自分である。
その自分を作り上げるものは、自分が来た道、そこにある轍である。
その一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ。バカヤロウ。1.2.3.ダァー。
とは、かの有名なアントンがトーナメントを勝ち抜き疲弊しきったドンフライをグランドコブラで絞め殺した後に呟いた有名な詩である。
まさに、男の生き方を表した素晴らしい詩である。
そこで、32歳から40歳までの男性の90%がその道程に刻み込んでいる作品がいくつかある。
格闘マンガなら北斗の拳、スポ根マンガなら柔道部物語、音楽ならボーイ、AV女優なら浅倉舞。
映画なら『コマンドー』である。
あの頃、あの時代、僕らが子供の頃は、『シュワちゃん派』と『スタローン派』に二分されていた。
もちろん私は『スタローン派』だった。
何故私がスタローン派だったかと言うと、スタローンはメソメソ泣くからである。
男の象徴、筋肉の塊、どんな敵でもブン殴って、首を折って、銃を手にすりゃ一騎当千の殺人兵器がメソメソ泣くのだ。
なんて人間らしいんだ!!
幼稚園の頃の私は母の不在で泣いていると、近所のおばちゃんに家に連れて行ってもらって、ランボーを観せてもらっては爆笑していたと言う。
言わば、ランボーは俺の乳母の様なものなのだ。
だがしかし、やはりオーソリティーはシュワちゃんだ。
そりゃそうです。
だってみんなシュワちゃん好きだもん。
もちろん私も。
金曜ロードショーだけで『コマンドー』を少なくとも20回は観たはずだ。
あの甲高いテンッテテンッという曲が聴こえたら思わず体が反応する。
それはアラフォー男子ならもうパブロフの犬状態といっても過言では無い。
そういうものなのです。
参加者は、家主早川、亀田さん、岡嵜さん、ぷぷり、私である。
私とて、コマンドー歴30年のベテランコマンダーである。
負けはせんてと遊びに行きましたが、、、負けました。
他のコマンダーの面々は、セリフを覚えているは当たり前。
岡嵜さんに至っては、撮影のミスなどもやたら豆知識を放り込み、若輩コマンダーの私など口を閉じてただのかかしになるしか無かった…
早速私もDVDを購入して、みんなに負けないコマンダーになろうと心に決めましたよ!!