今日も橋が落ちたけど‥ | ロバ耳ブログ 

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もう先月になるのか、兵庫県の第2名神か何かで、橋が落ちて作業員が死傷しました。動画も上がっていて、百メートル以上の橋が落下。
あの下は176号線で、ずーっと登って来ると我が家の近くにやって来ます。
仕事でもプライベートでも良く使う馴染みの道です。
事故現場は遠いのですが、昔はドライブだツーリングだと良く走ってましたよ。そんな道で、しかもあんな事故。二重に驚いたものです。

が…。

本日、再び箕面の山道で、上に通る高速の橋が落下。全面通行止めになっています。

こんな事故って、日本でありました? あまり記憶にございせんよ。韓国や中国なら平常運転でしょうが、日本って、こんなに技術力が低くかったのか…。

いや、低くくなってしまったんですよ。


建築現場に行けば、年寄りばかりで、たまにいる若手も、あれ意外に外国人ですからね。もう現場管理が出来る者もいないんですよ。


恐らく大手ゼネコンには、僕の同世代はほとんど居ないと思いますね。友達がちょうど大手ゼネコンで監督をやっていたんですが、馬鹿馬鹿し過ぎて10年前に辞めてしまいました。そいつが言うには、同じ理由で同僚も大量に辞めたそうです。
そのツケが、手抜き工事とか欠陥工事とか、そういう形で目に見えるようになって来たんですよ、悲劇的な事故として。

運送会社もそうですが、人手不足で悲鳴を上げている。会社が悲鳴を上げているんじゃないですよ。現場の労働者が悲鳴を上げているんです。
経営者らスーツ組は平気ですよ。支持するだけです。
人手不足の深刻さを、現場が長時間サービス残業でカバーしているんです。


帰って寝るだけの労働者とか、ほとんど懲役刑ですよねえ。それで一財産が築けるほどの給料があれば良いけど、不況だ何だとそうでもない。それで体を壊して、貯まった僅かな現金も医者に消えていく。
日本人は全世界の四割ほどを消費しているんですってよ、全世界の薬販売量の…。


ほんと、生きる哲学とか、マジやばくね?ですよ。

思えば仕事の対義語が“プライベート”ってのも、日本語に仕事に対する言葉が無いんでしょうね。“仕事”の反対は“遊び”でしょ?
日本文化の、これは欠陥だと思いますよ。

早くに残業革命を成し遂げた欧州では、ちゃんとプライベートが定着している。日本も残業革命から百数十年。さすがにそろそろ気づいても良いのでは…