注射の痛み③ | ガーデンクリニック Dr.上妻のブログ

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ビフォーアフターの画像を中心に美容外科の施術内容を詳しく解説します。

今回は注射の痛みの注射液に関してです。


注射の痛みの大きな要因の一つは液が注入されることにあります。

注射液が組織内に入ると、膨らんで腫れます。この腫れることが痛い理由の一つです。


ヒアルロン酸、ボトックスなどの注射をあまり痛くないようにするコツは、「ゆっくり少量ずつ注入する」ことです。「ゆっくり少量ずつ注入する」と膨らむスピードが遅くなるため、「痛くなかった」と言われます。

 簡単にできそうなことですが、いろいろな意味でなかなか難しいことです。


ゆっくり少量ずつ注入する確実な方法としては小さい注射器を使うことです。1ccの注射器と10ccの注射器では同じ力で注入したとき、注入される量は1ccのほうがもちろん少ないです。大きい注射が痛いというのはイメージ通りですね(笑)


 もう一つ、腫れることに関して、場所によって腫れ方が違います。わかりにくい言葉でいえば、皮下の結合組織の多い場所に注入すると痛くなります。逆に皮下の結合組織が少ない場所は痛みが少ないです。

簡単に言うと、皮膚のしたに隙間がありそうな場所は注射が痛くありません。

 鼻を例に挙げると、皮膚をつまんで持ち上げることのできる鼻根部は痛みが少ない場所です。逆に皮膚をつまめない、皮下組織と一体化しているような鼻先に注射をするときは痛くなります。