※緊急につきメールで投稿しているので表示がおかしい点はご容赦ください。

今日、東京都は豊洲新市場予定地の汚染対策工事の入札を強行しようとしています。

しかし、これは本当に異常事態です。

まず農水省は、東日本震災の直前の3月8日、衆議院環境委員会で、川内博史議員の
質問に回答しており、その内容を裏切らないのだとすれば、現状のままでは国として、
現状のあり方での移転開設は容認できない「はず」です。
(なお、考える間でもなく、この委員会はイシハラ都知事再出馬以前です)

つまりは、イシハラ都政が無理やり開設を試み工事を進めても、
・土壌汚染対策法で汚染モニタリングしながら(つまり汚染地の看板を出して)
 着手することになる
・農水省は容認しない「はず」です。
 「最終的な判断といたしましては、開設をしたから直ちに認可ということ
 ではなくて(略)衛生上、また安全性というものを最終的にしっかりと判断する必要が
 あると考えています」とまで明言していますから。
 今後の政権によって、またTPPの状況などにより反故にされないよう覚えておきましょう。

なお、解せないのが農水省は卸売市場整備基本方針から「食の安全、安心」の「安心」の
部分を削除していたそう(なぜ!)ですが、ここも隠すということではない、との
回答が得られました。(なんだかツッコミたいところですが、時間がありません。。)

とにかく「汚染地」という看板を掲げたまま卸売市場を開設するか(ありえない)
全面的に調査・対策をするかです(日程的に合いません)、どうするつもりなのでしょう?

そのために液状化しても汚染のスポットは変わらない、液状化対策も同時に可能さ(!)
というのが都の言い分で、これは不可能、べらぼうな話です。
液状化の権威が技術会議にいたらしいですが(安田進教授)、ここに太鼓判を
おしちゃったんでしょうかね?

・・・話がそれました。

川内議員は、まず、自公政権下で若林農水相に質問しても、土壌汚染対策法では
汚染地域での食料品の安心や安全を担保しないと明言しているが、
今回(09年マニフェストにあったように)食の安心、安全を重要視しているはずの
民主党政権はどうか、と質問し、松本環境相も、それを是認しています。

シアン化合物が食品に付着するのに、科学的・客観的な暴露経路を考慮して
いない点も明らかです。

ということで繰り返しになりますが、何よりも、都が市場を移転しようと公金をつぎ込んで
工事着手することにどんな合理性もないはずです。

ここにある都の思惑とは、ぶっちぎり、やったもの勝ち、だけではないでしょうか。


では、会議録j(抜粋)からさらに後半を転記します。

~~~
築地市場の豊洲移転計画に関する直近の国会審議
(平成23年3月8日衆議院環境委員会会議録(抜粋)
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokusan/bukai_08/pdf/ref_data05.pdf


平成二十三年三月八日(火曜日)午前九時開議
出席委員
委員長 小沢 鋭仁君
理事 大谷 信盛君 理事 太田 和美君 理事 田島 一成君 理事 中野 譲君
理事 横光 克彦君 理事 田中 和徳君 理事 吉野 正芳君
石田 三示君 岡本 英子君 川内 博史君 川越 孝洋君
木村たけつか君 工藤 仁美君 櫛渕 万里君 近藤 和也君
近藤 昭一君 阪口 直人君 玉置 公良君 樋高 剛君
森岡洋一郎君 吉川 政重君 井上 信治君 近藤三津枝君
福井 照君 古川 禎久君
環境大臣 松本 龍君
環境副大臣 近藤 昭一君
農林水産大臣政務官 田名部匡代君
環境大臣政務官 樋高 剛君
政府参考人(農林水産省総合食料局次長)中村 英男君
政府参考人(環境省大臣官房長) 谷津龍太郎君
政府参考人(環境省大臣官房審議官) 関 荘一郎君
政府参考人(環境省総合環境政策局長) 白石 順一君
政府参考人(環境省地球環境局長) 鈴木 正規君
環境委員会専門員 高梨 金也君

(管理人注:上記文書前半省略)

○川内委員 食の安全だけではなく、食の安全、安心というのが民主党の〇九年のマニフェスト
に明確に記述をされておりまして、安全、安心という観点から見て、もう少し議論を深めなけれ
ばならないだろうというふうに思うところでございます。
ちょっと観点を変えて、築地市場の豊洲移転計画の状況について伺わせていただきたいという
ふうに思いますが、東京都の環境影響評価の現在の進捗について教えていただきたいと思います。

○白石政府参考人 豊洲新市場の移転工事につきましては、東京都の環境影響評価条例に基づい
て、現在、環境影響評価の手続が進められておりますが、私どもが承知していることで申し上げ
ますと、昨年の十一月二十九日から評価書案が縦覧されておりまして、それに対する都民意見の
提出という手続がございますが、それがされた後、本年になりまして二月の二十五日から三月十
六日までの間、評価書案に係る見解書の縦覧がなされている、こういう段階だと聞いております。

○川内委員 改正土壌汚染対策法によって、三千平米以上の土地の形質変更着手の三十日前まで
に届け出が必要なわけですが、東京都はいつ事業着手をする予定なのか教えていただきたいと思
います。

○関政府参考人 御説明申し上げます。
豊洲新市場の移転工事は、平成二十三年度に着手する予定と東京都から聞いております。

○川内委員 平成二十三年度ということは来年度ということですが、現在はまだ事業着手はして
いないということですけれども、これはどういう理由によるんでしょうか。

○関政府参考人 先ほど御説明させていただきましたけれども、東京都の条例に基づく環境影響
評価が実施中でございまして、引き続き、土壌汚染対策法の手続を経まして土壌汚染対策工事に
着手する、こういうふうになっているというふうに聞いているところでございます。

○川内委員 そうすると、事業着手をすることに平成二十三年度中になると。そうすると、区域
の指定については、第六条なのか第九条なのか、要措置区域なのか、形質変更時要届出区域なの
かについて教えていただきたいと思います。

○関政府参考人 御説明申し上げます。
土壌汚染対策法の第四条に基づきまして調査を行いました結果、土壌汚染があると判断された
以降の対応でございます。
当該土壌汚染状況調査の結果におきまして、土壌汚染が認められる区域のうち、人の立ち入り
があり汚染土壌を直接摂取する可能性がある土地または土壌汚染を原因として発生した汚染地下
水が飲用に供される可能性がある土地につきましては、土壌汚染による健康被害が生ずるおそれ
があるため、都道府県知事の指示する汚染の除去等の措置が必要な要措置区域として指定される
ことになります。
また、それ以外の土地につきましては、健康被害のおそれがないと認められ、土地の形質変更
時に届け出が必要な形質変更時要届出区域に指定されることとなります。
いずれにしましても、このどちらに指定するかにつきましては、土壌汚染対策法上、都道府県
知事が判断することとなっております。

○川内委員 農水省に確認をさせていただきたいんですけれども、要措置区域なのか形質変更時
要届出区域なのか、これから東京都が御判断をされるということでございますけれども、東京都
としては、土壌汚染対策を行って、二年間の地下水のモニタリングをし、その土壌の地下水に汚
染がないということが確認をされ、この区域の指定を解除した後、建築工事を行うという御方針
であるということでよろしいかということを確認させていただきたいと思います。

○田名部大臣政務官 東京都からいろいろと確認をさせていただいておりますけれども、土壌汚
染対策工事を行うことにより、豊洲新市場の予定地のすべての地域において汚染土壌と汚染地下
水を環境基準以下にするということを聞いています。東京都によれば、その上で、二年間モニタ
リングと並行して、市場の施設建設に着手をしていくというふうに聞いております。

○川内委員 モニタリングをしながら、もう工事には着手をするということなんですか。

○田名部大臣政務官 モニタリングと並行して工事をしていくということになります。

○川内委員 私は、そこは大問題だと思うんですけれども、大事なところだと思うんですが、土
壌汚染対策を行って汚染除去をした後、二年間モニタリングを行って、土壌汚染区域の指定解除
を受けた後でなければ建設、建築に着手してはならないのではないかというふうに考えるんです。
というのは、着手しました、建物は建っていますよ、しかし、地下水の汚染というのはなかな
か消えないのではないかというふうに専門家の間では言われているわけでございます、さまざま
な問題がありますからね。そうすると、土壌汚染指定区域でありながら農水省として開設の許可
を与えるのかという重大な問題が生じるわけでございます。
そこで、ちょっとお尋ねをしたいんですけれども、卸売市場整備基本方針というものを農水大
臣が策定されるわけで、その卸売市場整備基本方針に基づいて卸売市場整備計画というものをお
つくりになられる。前回の卸売市場整備基本方針には、食の安全、安心という言葉があり、そし
て今回の卸売市場整備基本方針には、これは五年に一回つくられるんですけれども、食の安全、
安心という言葉から、安心という言葉が抜け落ちております。
なぜ安心という言葉を削除されたのか、だれが削除したのかということを教えていただきたい
と思います。

○田名部大臣政務官 だれが削除したのかということは、まさにこれは農水省でつくっている基
本方針でありますので、農林水産省がということになると思います。
ただ、川内先生御指摘のとおり、食の安全、安心というのは食料政策の基本中の基本だと私も
考えております。冒頭お話しになっておられましたように、築地の市場は日本の台所であって、
食というのはまさに命の源だ、その中で食の安全、安心というものはしっかりと確保していかな
ければならないという、その思いは共通のものではないかと考えております。

すし、その安全がしっかりと確保されることによって人々の安心というものが築かれていくんだ
ろう、そんなふうに考えておりますので、安心という言葉は使われていないわけですけれども、
これまでと同様に、安全、安心というものはしっかりと、先生の御指摘のように、今まで同様き
ちんと確立をしていきたいと考えています。

○川内委員 政務官、卸売市場整備基本方針を決定するに当たって、事務方から説明を受けまし
たか。

○田名部大臣政務官 受けておりません。

○川内委員 だから、今図らずも明らかになったように、食の安全、安心という言葉は、民主党
の〇九マニフェスト二十ページに「食の安全・安心を確保する」というふうに、私ども民主党政
権の大きな政策の柱として掲げられている言葉であります。その言葉が、総合食料分科会という
のかな、食料・農業・農村審議会の分科会で議論されるときにも、多分ほとんど、安心という言
葉を落としますよということについては議論されていないでしょう。事務方、どうですか。

○中村政府参考人 お答えいたします。
先生御指摘のとおり、この基本方針の策定に当たりましては、食料・農業・農村政策審議会の
総合食料部会において御審議をいただき、決定をしたものでございます。
内容につきましては、事務方の方から委員の皆様には十分御説明をさせていただきましたが、
殊さら、安心という言葉を今回は落としますというような御説明はしておりません。

○川内委員 こっそりと、これは非常に重要な言葉ですよね、食の安全、安心という、安心
特に、この問題に関しては、築地の豊洲移転に関しては、冒頭環境大臣から御発言があったよ
うに、直接暴露については考慮しているけれども、間接暴露については土壌汚染対策法は考慮し
ていないのだという御発言があり、ということは、では食の安全という言葉さえも、この築地の
豊洲移転に関しては、科学的評価は実はされていないんですよ、食料品に付着をするということ
について。
さらに言えば、外国の観光客の方々にどこに行きたいですかとアンケートをとると、秋葉原か
築地かということで、大変人気の高い築地だし、そういう日本の歴史や伝統や文化を体現した場
所としても大事にしなければならないというふうに思いますけれども、そういう観点を含めて、
この問題に対して農水省としてどのようにお取り組みになられるのかというのは、私は非常に重
大だというふうに思うんですね。
安心という言葉を事務局の方で、農水省の事務方の方で落とした、そしてそれを審議会の先生
方にもあえて説明はしなかった、当然議論はされていない。気づけば議論されるでしょうけれど
も、そういうことを細かく気づく人がいなかったということであろうというふうに思います。
それで、今後、基本方針に基づいて整備計画が三月末に策定をされるわけです。整備計画とい
うのは、例えば築地の豊洲移転について、そういう移転の計画を農水省としても、あるいは農水
大臣としても認めるよという計画にするのかしないのかというところが大変重大な問題になるわ
けでございますけれども、安全、安心という観点は、事務局が抜かしても、まことに聡明なる田
名部政務官は、安全、安心という言葉はないが非常に大事だ、そこに書いてあるのと同じなんだ
ということでよろしいですよね。もう一回確認します。

○田名部大臣政務官 済みません。先ほど、川内先生の基本方針について聞いていますかという
こと、ちょっと私、とらえ方を間違えまして、基本方針については役所の方からきちんと説明を- 6 -
受けております。
今、農林水産省でも幾つか新たな農業政策に取り組んでいる中で、その重要な施策の一つが食
の安全、安心というものであります。先生が御指摘されるように、安全をしっかりと確保すると
いうことはまさに大事でありまして、安全を確保することによって人々の安心をつくり上げてい
きたいという、その思いは一緒でありますし、この築地の市場に関しても、経済性だけではなく
て、私たちの立場からすると安全性というものが非常に重要だと思っております。そのことはし
っかりと見きわめながら、判断をしていきたいと考えています。

○川内委員 この整備計画を決定するに当たって、豊洲に、東京ガス工場跡地に築地が移転した
ら、先ほど環境省にも御確認をいただいたとおり、微量ではあるが青酸カリが付着した魚が売ら
れる、ごくごく微量ではあるが売られるということは、これはもう事実なんですね。確定してい
るんです。
そういうところに日本の台所を置くことについてどう考えるかということを、食料・農業・農
村審議会の総合食料部会の先生方に、こういう状況なんですわということをきちっと説明した上
で御議論をいただくということをお約束いただけますか。これは事務方から説明するんだから、
事務方に答えてもらいます。

○中村政府参考人 お答えいたします。
整備計画の件につきましては、前の先生の御質問の際にも事務方から何度か御答弁させていた
だいておりますけれども、東京都の方で平成十三年に整備計画で位置づけている、それから、土
壌汚染対策を講ずるという説明もありましたので、現在、第八次の整備計画の方に位置づけてお
ります。
今後、第九次の整備計画における記述ということになりますけれども、東京都の方で引き続き
そういった計画を有している、それから、先ほど来御説明がありますが、土壌汚染対策につきま
しても今後万全を期するということでございますので、第九次の整備計画における記述につきま
しては、積極的に今回除外する理由、根拠がないのではないかというふうに事務方としては考え
ておりますが、そういった点も含めまして、審議会におきまして、この整備計画も審議会での審
議事項でございますので、御議論いただきたいというふうに考えております。

○川内委員 いや、私が申し上げたのは、審議会の先生方に、ごくごく微量ではあるが青酸カリ
が付着するんだということを東京都は言っていますということをきちんと伝えた上で議論しても
らってくださいねということを申し上げているわけです。いいですか、もう一回。

○中村政府参考人 お答えいたします。
先ほど申し上げましたような事情、それから、最近の豊洲市場をめぐる情勢についてはしっか
りと御説明をいたしたいと思います。
なお、申しわけありません、先ほど審議会の部会の名前、食品産業部会でございますので、訂
正させていただきます。よろしくお願いいたします。

○川内委員 いや、情勢を伝えられるのはいいので、私がこれを伝えてくださいねと言ったこと
を伝えますかと。伝えてくださいねと言っているんですから、それを伝えるかどうかをちゃんと
答えてください。

○田名部大臣政務官 川内先生の御指摘、本当に大事なことだと思っています。今知り得る限り
の情報というものはしっかりとお示しをしながら議論していただく必要があると思っていますの
で、何かの情報を隠すということではなくて、しっかりとそのことを踏まえて、そして、最終的- 7 -
な判断といたしましては、開設をしたから直ちに認可ということではなくて、農林水産省の立場
としては、衛生上、また安全性というものを最終的にしっかりと判断する必要があると考えてい
ますので、先生の御指摘を踏まえてこれからも取り組んでいきたいと思っています。

○川内委員 この整備計画は、卸売市場法第五条三項によって、「農林水産大臣は、」整備計画の
策定に当たって、中略しますが、「関係地方公共団体に協議しなければならない。」と。
協議するわけで、先ほど農水省の事務方の方からは、東京都から聞いていますとか、東京都か
ら報告を受けていますとか、東京都がこう言っていますとか、そういう御発言があったわけです
けれども、協議ですから、聞いているというだけでは不十分で、農水省として、農水大臣として、
食の安全、安心に責任を持つ役所として、やはりきちんと議論すべきところは議論をすべきであ
るというふうに思います。
田名部政務官から、川内の指摘を踏まえてちゃんとやるからねということで御発言がございま
したので、もう時間も終わりましたから、これにさせていただきますが、整備計画についてはす
べての国民が注目をしているということで御議論をいただきたいということを最後に申し上げ
て、終わらせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。

~~~ここまで
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