かつてない繁忙さと身動き取れなさで、更新もできず、あらゆることに疎遠になっていますm(_ _)m
ひとつ前のエントリーで、東京都からの築地市場移転正当化の見解を簡単にまとめましたが、保存していた内容のうち、重要だと思うことをまずは情報としてアップします。
一部に最新状況（先週の都議会）の内容を踏まえた付記をしました。
～～～
先日、築地移転問題の歴史を詳しく調べた方の資料から、わたしが気になっていた部分を先日抜粋していました。
1980年代から2001年までの部分です。
ざっと眺めていただくと分かると思いますが、一時は、東京都が「現地も見ずにうかつに移転と言うな」といった趣旨で業界団体に批判をしていたくらいなのに、イシハラ都知事就任以降、ひどい汚染が発覚してもお構いなしに、東京ガス工場跡地への移転が既定路線であるかのようにして高圧的な態度が取られ、湯水のように工場跡地に血税がつぎ込まれました。
福祉は贅沢、として、社会保障までも切り捨てられている一方でのこの推移には、何度怒っても、怒りが枯渇することはありません。また、移転を正当化するために、築地の保守をことさらに、おそらくは意図的に手抜きしてきたこともイシハラ都政の怠慢、というよりは確信の上での作為です。
では、ここより、年表からの抜粋を、感謝をこめ紹介させていただきます。
ノートに書き留めたものなので、表現はだいぶ簡略化させていただいています。
★は、特に気に掛かる動きです。
1983.10.4 農水省、日本チェーンストア協会加盟大手との懇談
1985.7 再整備種地を汐留とする案
1986.7 国鉄と都、汐留借用困難
1990.4 場内冷蔵庫スペースについて冷蔵会社要望と都の供給の大きな隔たり
1993.1 赤木市場長、財源3種（国庫、地方債、神田市場跡地売却益）で現在地再整備
1993.7 水産冷蔵庫棟建設の都と冷蔵会社話し合い手付かず
1994～95 再整備建設
1995.11.30 ★都が突然、現在地再整備計画見直し
1995.12.26 ★臨海副都心5ヶ所の空き地が移転先案として都から提示
1996.1.8 番所市場長、現在地再整備ストップ
1996.1.22 青果からの豊洲移転案
1996.1.29 水産卸は現在地再整備案
1996.4.1 東京都番所市場長、現在地再整備の方針
1997.12.8 伊藤宏之氏「移転視野」発言
1997.12.19 水産卸、「豊洲地区案」とする移転計画案
1998.1.9 ★宮城市場長「移転を言いながら候補地も見ていない」と業界を批判（！）
1998.3.13 市場長「全業界一致すれば移転も調査」発言
1998.6.30 東京都回答（業界6団体へ）「全体の一致した見解を年内に」の指示
1998.7.6 東京都中央区長、「実質の抗議文」にあたるものを東京都へ
1998.10.12 伊藤宏之氏、豊洲移転を積極的に示唆
1998.12 各団体回答書 築地2：豊洲4で一致せず
1998.12 青果豊洲移転の方向
1999.2.1 業界6団体一致せず、そのため、都は表向きは現在地再整備
1999.3.18 中央区長「あたかも移転ができるかのように業界に幻想を与えた」と都の責任を追及
1999.4 東卸組合、伊藤新理事長体制へ
1999.6. 都に大矢市場長着任
1999.9.9. ★就任したイシハラ築地市場視察、「古い、汚い、そして危ない」暴言
1999.11.29 移転反対の10万人以上の署名
1999.12.15 「築地市場移転断固反対総決起大会」の開催（900人）
2000.1.13 ★市場長、東京ガスとの豊洲工場跡地に関する協議を明らかに
2000.3.15 ★イシハラ「地権者（東京ガス）に対し誠意ある対処を」として東京ガスとの協議を語る
2000.6.2 東京ガスから副知事「弊社豊洲用地への築地市場移転に関わる御都のお考えについて（質問）」
2000.12.7 イシハラ、「現在地の再整備はとても困難」
2000.12.22 都の基本法新案（中間報告）で「早急に移転について検討」
2001.1.25 ★東京ガス、豊洲の汚染を発表
2001.2.21 ★都・東京ガス、用地問題等の本格協議に入る覚書き
2001.2.21 ★（覚書きと同日）イシハラ、都議会「移転候補地は豊洲」と言明
2001.7.6 ★都・東京ガス、豊洲のまちづくりを協力して進める合意（イシハラ談話）
2001.7.12 浜渦副知事が中央区矢田区長訪問
この先もありますが、まず2001年までです！
◆関連エントリー
2008-08-11
『【内容確認と転載希望】 東京の都市計画と築地立ち退き関連年表（拡大版）・イシハラ氏の動きとともに』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10125747752.html
＝＝＝
だから、もう、汚染物質大量投棄のヘドロの埋立地で生鮮品市場操業なんて到底無理です。
＝＝＝
ひとつ前のエントリーで、東京都からの築地市場移転正当化の見解を簡単にまとめましたが、保存していた内容のうち、重要だと思うことをまずは情報としてアップします。
一部に最新状況（先週の都議会）の内容を踏まえた付記をしました。
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先日、築地移転問題の歴史を詳しく調べた方の資料から、わたしが気になっていた部分を先日抜粋していました。
1980年代から2001年までの部分です。
ざっと眺めていただくと分かると思いますが、一時は、東京都が「現地も見ずにうかつに移転と言うな」といった趣旨で業界団体に批判をしていたくらいなのに、イシハラ都知事就任以降、ひどい汚染が発覚してもお構いなしに、東京ガス工場跡地への移転が既定路線であるかのようにして高圧的な態度が取られ、湯水のように工場跡地に血税がつぎ込まれました。
福祉は贅沢、として、社会保障までも切り捨てられている一方でのこの推移には、何度怒っても、怒りが枯渇することはありません。また、移転を正当化するために、築地の保守をことさらに、おそらくは意図的に手抜きしてきたこともイシハラ都政の怠慢、というよりは確信の上での作為です。
では、ここより、年表からの抜粋を、感謝をこめ紹介させていただきます。
ノートに書き留めたものなので、表現はだいぶ簡略化させていただいています。
★は、特に気に掛かる動きです。
1983.10.4 農水省、日本チェーンストア協会加盟大手との懇談
1985.7 再整備種地を汐留とする案
1986.7 国鉄と都、汐留借用困難
1990.4 場内冷蔵庫スペースについて冷蔵会社要望と都の供給の大きな隔たり
1993.1 赤木市場長、財源3種（国庫、地方債、神田市場跡地売却益）で現在地再整備
1993.7 水産冷蔵庫棟建設の都と冷蔵会社話し合い手付かず
1994～95 再整備建設
1995.11.30 ★都が突然、現在地再整備計画見直し
1995.12.26 ★臨海副都心5ヶ所の空き地が移転先案として都から提示
1996.1.8 番所市場長、現在地再整備ストップ
1996.1.22 青果からの豊洲移転案
1996.1.29 水産卸は現在地再整備案
1996.4.1 東京都番所市場長、現在地再整備の方針
1997.12.8 伊藤宏之氏「移転視野」発言
1997.12.19 水産卸、「豊洲地区案」とする移転計画案
1998.1.9 ★宮城市場長「移転を言いながら候補地も見ていない」と業界を批判（！）
1998.3.13 市場長「全業界一致すれば移転も調査」発言
1998.6.30 東京都回答（業界6団体へ）「全体の一致した見解を年内に」の指示
1998.7.6 東京都中央区長、「実質の抗議文」にあたるものを東京都へ
1998.10.12 伊藤宏之氏、豊洲移転を積極的に示唆
1998.12 各団体回答書 築地2：豊洲4で一致せず
1998.12 青果豊洲移転の方向
1999.2.1 業界6団体一致せず、そのため、都は表向きは現在地再整備
1999.3.18 中央区長「あたかも移転ができるかのように業界に幻想を与えた」と都の責任を追及
1999.4 東卸組合、伊藤新理事長体制へ
1999.6. 都に大矢市場長着任
1999.9.9. ★就任したイシハラ築地市場視察、「古い、汚い、そして危ない」暴言
1999.11.29 移転反対の10万人以上の署名
1999.12.15 「築地市場移転断固反対総決起大会」の開催（900人）
2000.1.13 ★市場長、東京ガスとの豊洲工場跡地に関する協議を明らかに
2000.3.15 ★イシハラ「地権者（東京ガス）に対し誠意ある対処を」として東京ガスとの協議を語る
2000.6.2 東京ガスから副知事「弊社豊洲用地への築地市場移転に関わる御都のお考えについて（質問）」
2000.12.7 イシハラ、「現在地の再整備はとても困難」
2000.12.22 都の基本法新案（中間報告）で「早急に移転について検討」
2001.1.25 ★東京ガス、豊洲の汚染を発表
2001.2.21 ★都・東京ガス、用地問題等の本格協議に入る覚書き
2001.2.21 ★（覚書きと同日）イシハラ、都議会「移転候補地は豊洲」と言明
2001.7.6 ★都・東京ガス、豊洲のまちづくりを協力して進める合意（イシハラ談話）
2001.7.12 浜渦副知事が中央区矢田区長訪問
この先もありますが、まず2001年までです！
◆関連エントリー
2008-08-11
『【内容確認と転載希望】 東京の都市計画と築地立ち退き関連年表（拡大版）・イシハラ氏の動きとともに』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10125747752.html
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だから、もう、汚染物質大量投棄のヘドロの埋立地で生鮮品市場操業なんて到底無理です。
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柏崎刈羽原発の運転再開は危険です。（こちらも署名続行中）
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築地移転問題の全体を記した、英文のB4版チラシです。
表（クリックで拡大）
裏（クリックで拡大）
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掘っただけで液状化する豊洲新市場予定地土壌（ここにたっぷり汚染）。
スライム（いわゆるヘドロ）をなぜか土壌サンプルケースに素手で詰める様子。
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英文解説へのリンク↓です。
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